『SDM』 VOL.21
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生徒にインタビュー!インナーマッスルで踊れてる?44ダンサーにケガはつきもの! 足や腰、首など、つねに身体のどこかが不調だという人も多いでしょう。ここでは、プロダンサーとして活躍しながら、身体のケアにも詳しい小暮絹誉さんに直撃! 現在は日本芸術専門学校で授業を教えられているとのことで、学校までお邪魔しちゃいました!ダンサーにケガはつきもの! 足や腰、首など、つねに身体のどこかが不調だという人も多いでしょう。ここでは、プロダンサーとして活躍しながら、身体のケアにも詳しい小暮絹誉さんに直撃! 現在は日本芸術専門学校で授業を教えられているとのことで、学校までお邪魔しちゃいました!取材・文=長濱佳孝text by Yoshitaka Nagahama写真=有馬里沙photography by Risa Arimaストレッチには正しい順番がある!?身体の下の方からほぐしていった方が効率がいいんですね。つまり足先から! ヨガのプログラムで、足首回しを最初にやるのも同じ理由です。ダンサーのための身体づくりQ&Aさっそく小暮先生に、知ってるようで知らなかった、踊るための身体の知識について、色々と聞いてみました!さっそく小暮先生に、知ってるようで知らなかった、踊るための身体の知識について、色々と聞いてみました!プロダンサーになるための身体づくりが学べるのは、この学校!学校法人日本芸術専門学校 小岩校東京都江戸川区西小岩5-3-20TEL:03-3650-8523MAIL:nichigei@tea.ocn.ne.jpPC:http://www.nichigei.ac.jp/ケータイサイトはコチラ!↓私はまだ小暮先生の授業は受けていないんですけど、学校全体で〝踊るための身体づくり〟が徹底されていると思います!今まであまり気にしていなかったことをストイックに毎日考えていて、自分の中でも大きな変化がありました!小暮先生に聞くインナーマッスルを使って踊るのはまだ勉強中です! 踊る前のストレッチではできるんですけど、いざ踊るとなると結局使い慣れている筋肉で踊ってしまったりして……。でも徐々に出来ている感じはするので、頑張っていきたいです!筋肉の使い方にはコツがある!?身体の内側にある〝インナーマッスル〟と呼ばれる筋肉を、意識的に使えるようになることがとても重要です。この筋肉を使って踊れるようになると、疲れにくく、ケガもしにくく、身体の動作もなめらかになります。輔田 晃さんワールドダンス学科2年生徒にインタビュー!ワークショップはどうだった!?インナーマッスルとは!?明確な定義はなく、身体の中心側にある筋肉の総称。多くの人は、訓練なしでは意識的に使うことができない。姿勢を調整する、間接や内臓の位置を正しい位置に保つなどの働きがある。ダンサーはどうして腰を痛めやすいの!?お腹の周りって骨に守られてないから、激しい運動をすると背骨に負荷が集中しやすくなってしまうんです。その負荷を軽減するためにも、骨の近くのインナーマッスルを鍛えることが重要となります。腹筋と背筋を鍛えるだけでは足りません。↑骨格標本人形を見てもわかるとおり、身体の中心にもかかわらず、腰には大きな骨が背骨しかない。肩がこりやすいのは何かが悪い!?多くの人が考えている「手は肩からの延長」という意識で動かすと、肩こりの原因になります。筋肉の構造上、手は〝お腹と背中で動かす〟ことを意識すれば、動作の見栄えも疲労度も全然違ってきますね!確かな指導者による目視の確認でのみ、「インナーマッスルが使えているかどうか」が判別できるので、1人で始めてすぐにどうにかなるようなトレーニングではありません。しかし、〝身体の内側から筋肉を動かしている〟というイメージを持つことが一番の基本です。小暮 絹誉先生日本芸術専門学校では「シアターダンス」の授業を担当。自らダンサーとして、国内外を問わずさまざまな活動を行なうかたわら、身体のメンテナンスの重要性を実感。独学で人体のケアについて学び、現在ではさまざまな資格を有している。インナーマッスルってどうやってきたえるの!?1.「身体という四角い殻があって、そこから四肢が生えている」というのは間違い2.「身体の中心に四肢を動かす軸がある」というイメージが大事。身体づくりは赤ちゃんの時が大事!?実は赤ちゃんの〝はいはい〟は、全身のインナーマッスルがきたえられ、非常に重要です。だから、赤ちゃんが立っても誉めたい気持ちを抑えて、はいはいをさせて下さい(笑)。花田 千紘さんワールドダンス学科1年Presented by

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