『SDM』 VOL.22

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―ジョンテさんといえば、有名アーティストのコレオグラファーとして有名ですよね!? いつ頃からそういった仕事を始められたんですか!?2007年にビヨンセの振付けをやったのが最初の仕事。それから、かなり多くの振付けをやったね。多い時には1週間で5本もこなした時がある。あの時は、ヤバいほど忙しかった〜!―1週間で5本! スゴいですね。なんで、そんなに多くの仕事が来るようになったと思いますか?いろんなアーティストさんが僕の作品を観て衝撃を受けてくれ、それでオファーが増えたんだ。あと僕は、誰とでも同じように接するようにしている。だから、どの現場でも必ずいい人間関係が築けていると思うよ!―実際に数多くの振付をやってみて、どう感じられましたか?まず、僕は本当に特別なアーティストさんしか振付けをしない。ちゃんと見て調べて、しっかりとフィーリングが合う方とだけお仕事をするようにしているんだ。自分にとって常にベストな仕事をしたいからね! 特にジャネットはスゴかった。彼女はメッチャ、カッコいいね。とってもエナジーあふれる人で素晴らしい仕事ができたよ!―ジョンテさんは、ダンス自体はいつ頃から始めたんですか!?子供の頃はカポエィラを習っていたんだ。だからダンスに触れたのは12才からだよ。当時、ジャズダンスのクラスが始まってね。それを観ているうちに、やってみたくなったんだ。そしたら、先生が「才能がある。もっと練習したらもっとスゴくなる!」って褒めてくれた。それで、もっと一生懸命練習して今度はバレエも受けるようになったんだ。どんどん興味をもって、13才には、もうほとんどのジャンルのダンスを習っていたよ!―始めてプロダンサーとして仕事を始めたのは!?16才の時だね。その頃にはアフリカン・ダンスカンパニーに所属して、世界中を飛び回っていたよ。―16才!? 12才でダンスを始めて、16才にはもうプロとして活躍していたんですね! それに、ジョンテさんのダンスってスゴく個性的ですよね!? そのインスピレーションって、いったいどこから沸くんですか!?女優をやっていた母親の影響が1番大きいと思う! 母親は僕みたいなアーティスト活動をしていて、本当に毎日がミュージカルみたいな人だったよ。幼少の頃は、よく彼女のリハーサルについていったんだけど、当時の情景は今でもよく覚えている。その時に観たアクティング(※演技)や歌の魅力が、僕にスゴく大きな影響を与えてくれたんだ!―ジョンテさんは、ファッショニスタとしても世界的に有名ですよね!?僕は基本的に、ダンスもファッションもすべてトライするようにしているんだ! そして、僕にとって服を着るとはアクティングと同じこと。その服にあわせてアクティングをする感じかな。―ダンスのショーケース衣装などはどうやって決めているんですか?音楽、ダンス、衣装の順番だね。まず音楽を聴いてミュージック・ビデオのような1つのストーリーをもった世界観を固める。それからダンスをつくり、ファッションをチェック! まさに、音楽が僕にダンスとファッションのイマジネーションを吹き込んでくれる感じなんだ。―今日の「DANCE LB-03」はどうでしたか?キース・へリング調の模様が好き。ヤバ〜い。これ新作でしょ。この新しいシリーズが広がっていくことが本当に楽しみ♪Q.JONTE'に影響を与えた主なアーティストは!? 1933- 2003。個性的な歌声で知られる黒人女性ジャズ・ヴォーカリスト。フォーク、アフリカン・ミュージックなど多様な音楽をジャズに取り入れ、独特の弾き語りスタイルで人気を集めた。A-1.A-3.1906‒1975。アメリカ出身のジャズ歌手、ダンサー、女優。センセーショナルなショーをパリで繰り広げ、一躍、フランスの人気者になる。ファッションも奇抜で、いつもチーターをペットに連れていた。ニーナ・シモンNina SimoneジョセフィンベーカーJosephine BakerA-2.1948-。トップモデル、女優、シンガーとして数々の名声を手にした80年代を象徴する1人。両性具有の独特なスタイルは、今なおLADY GAGAをはじめ多くのアーティストに影響を与えている。グレイスジョーンズGrace JonesA-4.1948-。アメリカのロックバンド「エアロスミス」のヴォーカリスト。「僕が普段聴く音楽はクラシック、ジャズ、R&B、ロックが主流。I LOVE ALL MUSICだからね!」と語るジョンテ。スティーヴンタイラーSteven Tylerてのアートがダンスにつながる★12