『SDM』 VOL.22

35/76

実力のあるベテランダンサーやチームが、ディレクターとしてオーディションで選ばれた若手ダンサーの可能性を引き出して共に作品を作り上げるDirected Showcase。ダンサーたちの想いのままの世界観があふれ出す!ベテランチームが導く、若手ダンサーの才能とシンパシーつねにダンサーのクリエイティビティを刺激する斬新な試みを提供し続け、10周年を迎えた『WORLD WIDE』。そのこれからの展望を、オーガナイザーであるAKIKOに語ってもらった。 『WORLD WIDE』というイベントは、ダンスショーケースをメインに展開してきたイベントなので、その時代のダンスシーンの傾向にも影響されます。 そうやってシーンの中で生み出していったのがユニットというスタンスやDirected Showcase、アーティストと共演する作品なんですね。そういったことを具現化していって、その仕組みにニーズがあった事はやってきて良かったなと思えるし、これからもいろいろと実験し続けていきたいですね。 そしてこれからは、もっと新しい環境でダンスを広めて活かしていきたいと考えています。現在も取り組んでいますが、例えば2008年に始めたダンス×男子新体操の作品を企画したことにより「BLUE TOKYO」が誕生しました。 男子新体操の選手がアーテイストのツアーやライブで活躍するという、新体操を活かしたプロの仕事を現実にできたんです。 その一方で、高校の芸術観賞会から出演依頼を受け、DAZZLEさんの公演をブッキングできました。今回の「BLUE TOKYO」のショーの振付けもDAZZLEの長谷川達也くんにお願いしていたので、作品的にもリンクする事ができたのが良かったですね。 そうやってダンスを軸に世界に通用するエンターテイメントを作り上げていくことや、教育と文化、食育や農業、ファッションやアートなどのシーンとつながる事を、少しづつやっていきたいと思っています。個性的なメンバーの紹介映像から始まり、『情熱大陸』のテーマ曲を使ったパッションあふれるパフォーマンス!男性ダンサーはスーツ、女性ダンサーはドレスに身をまとい情熱的な作品に仕上がっていた。オーディションで選ばれたメンバーを率いて、マイケルの楽曲に合わせてYuko Sumida JacksonとPINOの迫力満点なステージが繰り広げられた!精密に工夫された構成や振付けは、まさに世界の最前線で活躍するTAKAHIROならでは! 作品にはTAKAHIRO本人も登場し、会場を盛りあげていた!これまでにもさまざまな道具を用い、圧倒的な世界観を魅せてきたDAZZLEが、今回は椅子を利用した振付けでさらに繊細な表現を披露。男女共に紫の衣装で統一し、一貫したミステリアスな印象の作品となっていた。曲、映像、振付け、全てにおいてパワーとセンスとユーモアがあふれる盛り沢山な内容で『WORLD WIDE』のラストを盛大に飾った!大人数のダンサーが揃えるユニゾンは大迫力! さらにSTEZO、KENTO、Chaも加わり、ダイナミックかつ繊細なムーブで会場を湧かせた!日本のハウスシーンを代表するトップダンサーであり、マイケルをこよなく愛するPINO。そして、マイケルと共演した唯一の日本人であるYuko Sumida Jacksonが手を組んだ。PINOSpecial Guest Yuko Sumida Jackson関東のクラブシーンを中心に日本各地のクラブシーンで活躍する。また、アーティストのPVやライブにもダンサーとして出演するなど、幅広く活躍中。MANAVIN & RYO-TA from THE TEAMシーンで唯一無二のジャンル〝エンターテインメント・ビバップ〟を掲げ、さまざまなイベントやコンテストで活躍中。新たなエンターテインメントを提案し続けるダンサー&DJパフォーマンス集団である。Repoll:FX比類なき世界観と独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。自主公演が演劇賞を受賞するなど、その舞台表現には定評がある。2010年には韓国にて招聘公演を行ない、国外へと活動の場を広げている。DAZZLE東京のヒップホップダンスシーンにおいて抜群の存在感を解き放つベテランチーム。それぞれのメンバーも、ソロとして輝かしい経歴を誇っている。S.T.ONYアポロシアターTV版コンテストにおいて歴代最高記録の9大会連続優勝を達成。NYを拠点に世界的に活躍するトップパフォーマーである。TAKAHIRO新しい環境にダンスを広め、活かしていきたいWORLD WIDEのこれから情熱あふれるエンターテインメント・ビバップ!!計算し尽くされた表現と世界観。DAZZLEワールドが会場を包み込む!マイケルを愛する2人の手による、オマージュ・パフォーマンス!これぞストリート!ヒップホップの黒さが光る!TAKAHIROの手腕が冴える、最前線のパフォーマンス!パンチの効いたステージに観客も大盛りあがり!33