『SDM』 VOL.22
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EVENT SHOOTING!!DABDAB 10th AnniversaryTOKYOのリアルを映し出すイベントがついに開催10周年!!2010.11.30(tue) @ 渋谷/club axxcis写真=有馬里沙 photography by Risa Arima取材・文=青柳有厘text by Yuri Aoyagiつねに斬新な試みで、東京のリアルなアンダーグラウンドシーンを映し出している『DABDAB』がついに開催10周年! その記念すべき開催を祝うかのように、東京のダンスシーンの一線で活躍する気鋭のダンサーたちが個性あふれるパフォーマンスを見せつけてくれた。こころ躍らせるパフォーマンスに、旧友との再会。会場に集まった人々の笑顔からは、10年経っても変わらない『DABDAB』という空間の心地よさが感じられた。その表現はまさに独創的かつ前衛的! それぞれのスキルの高さを活かした、男女ユニットならではの絡みあるパフォーマンスに、「仮面をかぶる」というファクターを加え、異質な世界観を表現してみせた!その洗練されたステップワークが感じさせるのは〝大人の男〟。時に優雅に、時に荒々しくくり出されるステップの数々は、そのスキルの高さはもちろん、2人の人間性が漂うような色気あるものであった!当日のパフォーマーの手形をつけた1枚の布を、イベント内に1着のジャケットへと変化させるという、KETZならではのアートで10周年をお祝い!単なるダンスパフォーマンスではなく、出演者がセリフを発するという意欲作! 言葉とダンスが絡み合い、男女のかけ合いによって進んでいくストーリーは、まるで短編小説のようにせつない心情を表現した。往年の名曲「Come On-A My House」にのせてソロパフォーマンス。KETZのセンスが光る、キュートで小粋な演出がおしゃれ!今ノリにノっているロッキンチームSWING TOP STARS☆。 観るものに息つくヒマを与えないタイトなルーティンに加え、ドラムセットを模した遊び心満載のファンキーなショーで会場を大いに盛りあげた!DABDAB10周年を記念し、ダンスチーム〝CARNIVAL〟のメンバーがそれぞれ自分のダンスの師匠と共演する師弟ショーケースが実現! 息の合った師弟愛が感じられるパフォーマンスに、会場からは鳴り止まない拍手が送られた!バツグンの黒いノリでかますヒップホップ・パフォーマンスに、インド舞踊(?)のような動きを取り入れるという斬新なショーケース!1人ひとりのキャラが立っている、パワフルなショーであった!MIKEY、KAZUE、OGURIという、全くスタイルの異なる異色のコラボレーションが実現! 闇から現れた死神に取りつかれる少女。繊細な動きとホラーの雰囲気が共存する、この3人ならではの世界に観客は釘づけ!ストリートダンサーたちを心躍らせるイベントが満載だったゴールデンウィーク。その中でも特に話題となったイベントをトピック形式でレポート!!Yuffy/Show-heyKETZTWINNERMIKEY(東京☆KIDS)/KAZUE(MaKuRo)/OGURI (s**t kingz)SWING TOP STARS☆CARNIVAL 10TH SHOWCASE 飯塚浩一郎(DAZZLE)SHUN&WaDoo from Modernistic JazzmanTOPIC4TOPIC3TOPIC1異質なラブ・ストーリーを仮面の男女が魅せる!TOPIC2大人の色気をただよわせる、洗練されたステップ・ショー!ダンス&芝居で魅せる、恋愛小説パフォーマンス!TOPIC6コミカルかつスキのないパフォーマンスで、会場もロック!?TOPIC7キャラの強いTWINNERが魅せるのは、ヒップホップの新たなる表現!TOPIC8ファンタジーかつホラーな世界観を異色のコラボで表現!TOPIC5DABDABと言えばこの人!KETZならではの妖艶な演出で会場を魅了!10周年を盛りあげる、ピースフルな師弟パフォーマンス!34

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