『SDM』 VOL.23
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INFORMATIONSAMがプロデュースするダンスイベントが4月29日に開催!ツイッターでもさまざまな情報を発信中。ぜひフォローしよう!■ 日程:2011年4月29日(金・祝) OPEN:15:30/CLOSE:21:00■ 会場:田町・Studio Cube326 http://www.studiocube326.com/■ 出演:SAM(TRF)、CHIHARU(TRF)、ETSU(TRF)ほか■ チケット:前売り¥3,000(1ドリンク付)、当日¥4,000(1ドリンク付)■ お問合せ先:SOUL AND MOTIN DANCE STUDIOtel→03-3453-5880 hp→http://www.soulandmotion.com●スタジオツイッター・アカウント : SOUL_AND_MOTION●SAMツイッター・アカウント : SAM0113―やはり色んなジャンルを踊れるということは大切なんですね! あとは、イヤなことを進んでやるようにしましたね! ブレイキンとかヒップホップはもともと好きでやっていたから、普通に練習できるんですよ。ただ、「好きなことだけやってたら、絶対に将来、食っていけないんだろうな」って思って。苦労やイヤなこともしなきゃいけない! じゃあ、イヤなことって何だろうって考えた時に苦手なジャズダンスを習うことだったんです。―実際、つらかったですか? もうメチャクチャつらかったですよ(笑)。まったく慣れない動きだし、当時は、スタジオ行ったら珍しい目で見られるし……。ただ、それも「絶対上手くなってやる!」って、その先に有名になるって想いがあったからこそ、やってこれたと思います! 今、20代の自分を振り返ると、「よくそんな考え方してたな……」って思うぐらいストイックでしたね(笑)! 結局、ジャズも突きつめて、最後にはクラシックバレエまで習っていましたよ! いずれプレイヤーとして 踊れなくなったときに。―今では、SAMさんは振付けやコンサートの演出など、かなりマルチな活躍をされていますよね!?なぜ、そんなに多才に動けるのでしょうか!? やはり、TRFの活動で、コンサート会場などで得たものが大きいですね。ダンサーの3人、僕とETSUとCHIHARUはコンサートの最初の打ち合わせから、スタッフの方々と話し合うんですよ。「照明をこうしたい」、「こういうセットはできますか?」とか小室さんや周りのスタッフの方々にアドバイスをもらったりして学ばせてもらいました。しかもTRFという自分のグループなので迷惑もかけることが少ないから、色々チャレンジすることもできました。そういう意味ではいい環境にいて実践できたと思っています。―では、コンサートの演出家さんと一緒に考えていった、ということですか? いやいや、〝コンサートの演出家〞なんて人は当時そもそもいなかったんですよ。みんなで話し合って作るものだったみたいで。だから、「こういうコンサートやライブの演出が出来るようになったら、将来、それも仕事になるだろう」って当時から思っていました。いずれプレイヤーとして踊れなくなった時に、演出家として動けるようになっておいた方がいいなって。―やはり、ダンサーとして年令や身体のことは意識されていますか!?今でもSAMさんはすごい引き締まった身体をされている印象がありますが。そうですね。やはり身体づくりはダンサーの基本だと思うので気を付けています。筋トレも柔軟も20代の時からガッツリ続けていますね! ニューヨークにいた時は、周りがスゴい身体した外人ばっかりだったからコンプレックスがあったんです。もう、毎日ジムにいっていましたね。―では、身体づくりのための筋トレもそんなに苦ではなかった!? いや、もう大嫌いです(笑)!できればやりたくない。だけど、イヤだからやる。避けたくないんですよ、イヤなことを!―そのイヤなことを避けないというのは、SAMさんの中で結構大きな考えなんですね! そうですね! そこにあえてぶつかっていく気持ちは大事だと考えていますよ。 長所は自然に伸びる。短所 は意識しないと消せない!―ダンスのお仕事以外にも、今回、着られている“en4th”のプロデュースをされているとお聞きしましたが!? “en4th”は、ダンサーとしての実体験から、「自分たちが欲しかったものを作ろう!」という想いから、関わらせて頂きました。僕は、主にシルエット・デザイン面でのプロデュースしましたね。レッスン着でも、お気に入りのもので練習しているとテンション上がるじゃないですか? だからシルエットに関してはスゴくこだわりましたよ!―では最後に、プロダンサーを目指す人へアドバイスをお願いします! 一時期、ダンスで仕事するには「あの人とつながっていた方がいい」という考えで、コネづくりに一生懸命になる連中が増えた時期がありました。でも、そんなやつはどんなコネがあろうと、プロにはなれないと思います。 じゃあ、何が必要かと言われたら、やっぱり上手さですよ。上手いやつは何もしなくても自然と目にとまります。仕事を回す側の目も節穴ではないので。逆に、気になるダンサーがいたらこっちから声をかけますよ。だから、あせらなくてもいいと思います! あと、具体的に言えば、〝自分の長所を伸ばすよりは欠点を潰していくこと〞も重要だと思いますね。長所は自然に伸びる、でも短所は自分で意識しないと消えない。自分の欠点と向き合うのは大変ですよ。無意識に反発しちゃうんですからね。けど、本当の意味で、欠点を直していく行動って、みんな〝しているようでしてない〞と思えるんです。 そういうイヤなことにぶつかっていく考え方が大切。プロになる、ならないに関係なく、結局それが上手くなるための近道だと思いますね! 人は夢を実現できる!STYLING≫“en4th”サンタフェ柄スリムT-シャツ ¥7,245VOL.23COVER DANCERSpecial Interview11

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