『SDM』 VOL.24
38/60

今年の『DANCE@LIVE FINAL』の開催は、例年とは違った様相を呈していた。3月に起こった東日本大震災の影響により、ダンスシーン全体に過度の自粛ムードが広まる中での開催。もちろん、ただ単純に開催を強行したわけではない。 「Dance for Action」と銘打ち、「今、ダンスで出来ること」という考えのもと、チャリティグッズの販売や募金活動が行なわれ、また、大規模余震が起きた際のイベントの設備の耐震対策や避難誘導など、徹底した対策が講じられていた。また、イベントのオープニングには主催さまざまな想いがめぐる震災後、初の大型ダンスイベント。メインステージのオープニングでは、主催者であるカリスマカンタロー氏から、今回の開催に至る経緯が説明された。2011.4.17[sun]@両国国技館者であるカリスマカンタロー氏がスーツ姿で登場し、今回の開催に際しての経緯や対策、そしてその苦悩を明かし、開催に対しての理解を促していた。 そんな想いに応えるかのように、出場者はもちろん、来場者も一丸となって会場を盛りあげる! メインとなるバトル以外にもエントランスステージで行なわれていた3on3バトルや、地下ステージでの実力派チームによるショーケース。また、豊富なメニューが用意されたフードコートなど、会場全体で楽しめるフェスティバルとなっていた! 次のページからは、そのメインコンテンツであるバトルの様子をレポートしよう!(※キッズバトルのレポートのみ「SDM teens vol・7」に掲載)エントランスエリアでは震災復興のための募金活動が行なわれ、多くの来場者が協力していた。DANCE@LIVEFINAL 2011国内最強のソロバトラー、ついに決定!国内最高峰のソロダンスバトル『DANCE@LIVE』、1年をかけて行なわれてきた予選の総決算である決勝大会が今年も開催!!3月の震災によってその開催自体も危ぶまれる中、会場は震災後の自粛ムードを吹き飛ばすように、終止アツい歓声に包まれた! 大きな盛りあがりを見せた各バトルのようすをレポート!取材・文=萱沼萌、鈴木智大 text by Moe Kayanuma、Tomohiro Suzuki写真=井上治、有馬里沙、飯野高拓、YOUthK photography by Osamu Inoue、Risa Arima、Takahiro Iino、YOUthK36

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る