『SDM』 VOL.25
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2nd DVD、「WREXX; PLAYER’S BOUNCE」ドロップ!第2弾ツアーは、なんとダンス界初のアジアツアーを敢行! 国内は10都市に絞り、その分、大ホールにて豪華ゲストを交えて行なわれた。史上初のアジアツアー! 『WRECK IN THE FLOOR 07’』。世界最大級のB-BOYバトルイベント、そのゲスト・ショーケースのトリに出演! 1万人規模の観衆をみごと沸かせた!ドイツ『BATTLE OF THE YEAR 2007』にゲスト出演!5周年記念ツアー! 『WRECK IN THE FLOOR 08’』開催!大型の舞台セット、そして東西の実力派ダンサーにより、旗揚げ公演『ID』を壮大なスケールで復活。まさに最強のダンス・エンターテインメントをみせた!史上最強のダンス・エンターテインメント、復活版『ID』!香港のワールドトレードセンターで行なわれたカウントダウンに出演!公の海外フェスティバルに、日本のダンスクルーが出演するのは初!史上初! 香港のカウントダウン・フェスティバルに出演!『M.O.A.L.I.V.E』をスケール新たに東京・大阪で開催! 巨大LEDをセットに入れるなど、より大型のライブ・ステージをみせた。東京、大阪の2大都市にて『M.O.A.L.I.V.E』最新版を開催!2007年2008年彼らが実現してきた数々の〝前人未踏〟。ドープなヒップホップ・スタイルを得意とし、独特のダイナミックな表現には、オーバーグラウンドだけでなく、アンダーグランドからの支持も強い。全身から発せられる重く深いヴァイブスは、W.C.Oにとっても無くてはならないアクセントとなっている。WRECKING CREW ORCHES-TRAのリーダーであり、ストリートダンスシーンの生んだ百年に1人の天才。移り変わりの早いヒップホップ・スタイルにおいて、YOKOIの創り出すダンスは不変であり、世界中のダンサーが神の業と賞賛する。強靭な肉体と、類い稀なるバランス感覚で繰り出す、緻密なステップワークを得意とするハウスダンサー。ステップに加え、打点の高いジャンプ、豪快なフロアムーヴなど、空間を最大限に活かした縦横無尽なスタイルを得意としている。その長身から繰り出すファンキーかつセクシーなダンスは、唯一無二の超絶なグルーヴ感を放つ。ロッキンをベースとしてがら、ソウルやワック、ポッピンやブレイキン、ビバップなど、様々なスタイルをオールマイティかつパーフェクトに踊りこなす。独特のフロート感で流れるような柔らかいヒップホップ・スタイルを得意とする、玄人好みのいぶし銀ダンサー。世界最高峰のダンスコンテスト『JAPAN DANCE DELIGHT』を2度に渡り制した、ELECTRIC TROUBLEのリーダーでもある。長い手足を活かした高い表現力で、音楽のもつ世界観を心を打つダンスとして紡ぎ出す。SHOHEIならではの雑味のないクリアなヒップホップ・スタイルは、日本国内にとどまらず、アジア各国での支持も非常に厚い。キレのあるロッキンを中心に、ヒップホップやブレイキンなど、アクロバティックなダンスを得意とする。どんなにタイトなソロやルーティンにおいても、ウィットに富んだ切り口で見る者を独自の世界に引きこむ。ポッピンを取りれたパワフルなヒップホップ・スタイルを得意とし、ストイックに鍛え上げられた身体で国境を超えて活躍。毎年、ヨーロッパで開催される『FUNKIN' STYLEZ』のソロバトル、チームバトルで世界一の称号を手にした、数少ない日本人である。―そういえば、FILAの公式HPには、最近まで行なわれていた47都道府県ツアー『JAPA WREC』の動画も随時アップされていましたよね!?BON:あれも楽しかったですよ!今回は、メンバーそれぞれのソロツアーだったので、各自で自分の行った先の映像を撮って編集しているんですよ。だから、向こうで仲良くなった人の顔ができるだけ映るようにしようとか、みんな想いを込めて編集しましたね。TAKE:その土地その土地によって特色が全く違うのも面白いですよね! その違いに触れることができたのが、僕としてもスゴい勉強になりました。DOMINIQUE:やっぱり、実際にその現場に行って、俺らのダンスを観てもらって、その人たちと喋ったり、お酒を飲んだり、DJタイムで踊ったりという交流は本当にデカいですよ!―けど、今までも『WRECK IN THE FLOOR』という全国ツアーをやっていましたよね。今回ソロツアーにしたのは、なぜですか!?DOMINIQUE:確かに今までツアーは行なっていましたが、それでも依然、俺らのダンスを映像でしか観たことが無いって人は多いと思うんですよ。YOKOI:俺らは8人という大所帯なので、どうしても金銭的に呼べないっていう地域の方が多い。だから、1人ひとりのソロにして、より呼びやすくしようというのが今回のツアーの目的なんです。当然、お客さんは少なくなるかもしれない。けど、初めて俺たちのダンスを見せる場が増えることに一番意味があるかなと。だから今回、都心だけじゃなく、地方の離れた所など、今まで行ったことがない地域にもたくさん行きました。SAWADA:僕は行った先の会場が、ちょうど自分の通っていた小学校の横だった(笑)。スゴく複雑な親近感が沸きました。SHOHEI:僕は、今回のツアーの中で、東京のスタジオ発表会にナンバーを出させて頂いたんです。出演ダンサーも結構、集まってくれたんですが、実は東京出身者がほとんどいなかった。一同:(笑)。SHOHEI:でも、意外とみんな東京に出てダンスを頑張っているんだっていうことが改めて分かったし、大阪で僕が培ってきたものを、東京でも伝えられて非常に良かったですね!U.U:トラブルもいろいろありましたよね〜。僕は1月に北陸に行った時、ちょうど25年ぶりという大雪に見舞われて電車が全面通行止め! もちろん、大阪には帰れなくなりましたよ……。―そういえば、震災が起きたのも今回のツアー時期の真っ最中でしたよね!? やはり結構、影響を受けたんですか!?YOKOI:確かに影響は受けました。震災の影響でかなりの開催地が中止になってしまいました。HANAI:震災後の数週間は、当然、全国的に自粛中止のラッシュだったし、延期となってもスケジュール的に不可能で中止になった箇所も結構あります。DOMINIQUE:けど、もともと俺らが、いろんな地域に元気や刺激を与えようと思った『JAPA WREC』なのに、逆に俺らが元気をもらったことの方がたくさんありましたね。HANAI:僕が印象に残ったのは札幌。札幌は昔からスタジオ同士の繋がりが、あまり無かったんだけど、今回、昔から頑張っている後輩が、初めて札幌のスタジオ同士を一致団結させた大きいイベントを開催したんですよ! あれは感動しました。YOKOI:地域によっては、「よく、こんな大変な状況で、みんなダンス頑張ってるな!」って驚くこともたくさんありましたね。もうクラブがない。スタジオがない。情報もない、ダンスを踊れる環境もない。雪国だったら、それこそ冬の間は外で練習できない。大阪では考えられないようないろんな弊害があるんだけど、でも、みんなダンスを頑張って、しかも俺らを呼んでイベントを一生懸命盛りあげようとしてくれている! そこが、今回、一番の大切な思い出だし、そういった人たちのために、また何かできないかなって純粋に思えるようになりましたね!。全国ダンスシーンとの触れ合い。史上初の47都道府県ツアーを終えて。17

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