『SDM』 VOL.26
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結成15周年ショーケースが開催!DAZZLE 15周年記念ショーケースRe:birth詳細はDAZZLEオフィシャルHPへ!http://www.dazzle-net.jp/2011年、第5回公演「Re:d」や、シビウ国際演劇祭、『Legend Tokyo』優勝を経たDAZZLE。その集大成を飾るDAZZLE主催イベント『Re:birth』が開催!2011年12月11日(日)1st Stage 14:00~/2nd Stage 17:00~ ※開場は開演30分前会場:スパイラルホール(スパイラル3F)南青山チケット:前売り:¥3500/当日券¥4,000(全席自由)先崎 康弘波多野 浩二南雲 篤史先崎 康弘波多野 浩二南雲 篤史記念すべき第1回目のDAZZLE単独公演。初の開催ながら、映像や照明の使用方法など、既に現在のスタイルに通ずる方法が多く見られる。大惨事から生き延びた記憶喪失の男が、忌まわしい記憶と取り戻していくミステリアスな物語。移動式の1枚のドアが巧みな効果を演出した。『Legend Tokyo』出展作品の大もとであり、国内外で高い評価を受けた作品。移動式の4枚の障子が巧みな舞台効果を生み出している正体不明の伝染病に冒され、封鎖された1つの街が物語の舞台。ミステリアスなストーリーに加え、コミカルな演出が初めて登場した。記憶を無くした男が記憶を取り戻す過程を描く、温かくも悲しい物語。『Legend Tokyo』で披露された赤布のトリックはこの公演から。2007年2月ienai iitai2008年2月モウイイヨ2009年2月花ト囮2010年5月0NE2011年5月R:ed―今回の『Legend Tokyo』参加にあたっては、皆さんどのような想いがあったのですか?荒井:僕はもう絶対に優勝するつもりでしたね。今までそれだけのことをしてきた自信もあったし、舞台演出や構成、振付けのことで達也さんほど突きつめて考えて実行してきた人はいないと思ってますから。波多野:僕は審査員が今までにない方々だったので不安はありましたが……、でも、〝いつもやっていることをやれば評価してもらえる〞という想いはありました。先崎:でも大会の審査基準がダンスのスキルだけではなく、演出や構成も含めた作品の総合力が問われると聞いたので、これは絶対に優勝を狙えると思いましたね!南雲:段々とレジェンドの大会の内容が明かされるにつれて、「これは僕たちのためにある大会だ!」という気持ちが強くなっていきましたよ。金田:やはり名目上、日本一の振付師を決める大会だから、達也さんと僕らはそれに近い存在だということは思っていたので、それなりの結果が出せなきゃダメだなというプレッシャーもありました。 僕もコンセプトを聞いた時点で、これはDAZZLEが勝たなくてはならないという使命感が生まれました。審査員がほぼダンサーじゃないというのも、いつも僕らはダンスを知らない層に評価されるために活動しているので、ここで勝てなかったら今までやってきた活動の意味がないですからね!―みなさん自信があったんですね! でも実際に大会を迎えて、見てみて自信が揺らいだりした作品はありませんでした?長谷川:それは、ありますよ!自分が作る作品は必ず自分が一番観たいものです。そのイメージに限りなく近づけることができた今作品に、大いに自信はありました。ただ、それを他人が評価するかというと別問題になるじゃないですか!? コンテストで勝つ難しさはそれなりに経験してきてはいると思うので、最後の瞬間までは、やはりわからない。荒井:いくら緻密に計算して作っても、一瞬のエネルギーに負けることもあります。長谷川:そう。それに、今大会は僕たちと同様に「和」をモチーフにした作品もかなり多くありましたよね。その中で自分たちの作品は選ばれるのだろうか……とか。波多野:そしてあの表彰式。1人1賞だとばかり思っていたら、ダブル受賞、トリプル受賞とあって、あの時の審査発表は不安と混乱が混ざった変な気持ちになりました。長谷川:ロビーで待っているメンバーには表彰式の前に「壇上に上がる準備をしておきなさい」って格好つけて言っちゃったんで、不安過ぎて、もう顔面蒼白の状態でしたね(笑)。最後に名前が呼ばれて優勝が決まった瞬間は、とにかくホッとしました。―なるほど! ではレジェンドに優勝して、次なるステージの構想はありますか?先崎:僕がDAZZLEに加入してからはコンテストなどで結果が出なくなっていたんです。でも今回のレジェンド優勝でその悪いジンクスが敗れて良かったです。このコトをバネに、もっと多くの人にDAZZLEを知ってもらって好きになってもらいたいですね!南雲:作品を観てもらえれば絶対に心を動かす自信はあるので、まず観てもらう機会をもっと増やしていきたいですね。僕らの作品を観た人たちの人生を、少しでも豊かにできたら嬉しいです。波多野:僕は年齢からするとDAZZLEの中でも下から2番目なので、色んな面でもっとDAZZLEに貢献していきるよう頑張りたいです。飯塚:劇場を作りたいとか、シルク・ドゥ・ソレイユみたいに世界的に活躍するカンパニーにまで成長したいという気持ちもあります。やっぱり、もっと人がやっていないことをやりたいですね。今までにないエンターテインメントを創って、そこにお客さんがいっぱい入るようになる状態を目指していきたいと思っています。荒井:僕は「職業DAZZLE」と言えるぐらいに多くの人に知られるようになりたい。〝DAZZLE〞と言えば、その芸術性やエンターテインメント性が誰にも通じるような、そんな存在を目指してます。金田:以前、将来の展望を5年ぐらい前にみんなで夢を語り合った時がありました。その時に8人が喋ったことを全部実現していきたいと思います。ちなみに僕の夢は、オリンピックの開幕式の振付けをすることです!宮川:今はダンスが注目されだしたとは言え、まだまだ一般の人にとっては未開の業界だと思うので、もっとダンスを知られるようにして、ダンサーがしっかり食べていける時代を作っていけたら、と思っています。長谷川:何をもって成功とするかは人それぞれですけど、僕はこんなにもダンスに魅了された人間だから、みんなも絶対好きになるはずだと思ってるんですね! だから今の世の中で認知されている程度のダンスではまだ納得ができないと思っているんですよ。ダンスにはもっと可能性があることをこれからも提示していきたい。そして、その先に僕たちが望んでいた成功を手にできる日が必ずが訪れると信じています!この大会はDAZZLEが勝たなければならない!自信と責任を持って臨んだ『Legend Tokyo』。InformationHISTORY OF DAZZLE STAGE WORKS17

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