『SDM』 VOL.26
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当初開催が予定されていた3月31日からこの日まで、震災による延期の約4ヶ月もの間、来場者たちは『Legendo Tokyo』を待ちわびていた。その想いをぶつけるかのように、オープニングで次々とソロダンスを披露する25名のコレオグラファーたちに割れんばかりの大歓声が巻き起こっていた。 続いて、この1日を先導するMC CHIGUSAとTAKAHIROが登場し、日本ダンス・エンターテインメント界のレジェンドを決めるべく集結した10人の審査員を紹介! そして、いよいよ戦いの火ぶたは切って落とされた。 ストリートダンスのフレーバー漂わせるエネルギッシュなヒップホップや、感情に訴えかけるようなエモーショナルなジャズ。さらにストーリー仕立ての作品やアーティスティックな作品など、各コレオグラファーによる、実にさまざまな趣向が凝らされた作品郡は終始、来場者を飽きさせることなく連続する! すべての作品が披露された後に登場したゲストは、米国エンタメ・ビジネス界の第一線で活躍しているコレオグラファー、JONTE’★Moaning! 日本初公開となる楽曲のパフォーマンスを、オーディションを勝ち抜いたダンサーたちとともに披露し、会場を盛りあげた。 そして、迎えた結果発表。10名の審査員による個人賞が次々と発表される中、「ぜひうちの仕事で踊って欲しい!」とその場でオファーをする審査員や、ダブル受賞、トリプル受賞を果たすコレオグラファーも現れるなど、会場は普通のコンテストとはひと味違った驚きと興奮に包まれる! 大きな盛りあがりを見せる中、いよいよ最優秀作品賞〝1st Legend〞の名前が審査員長のSAMから告げられる。その名は、長谷川達也! つねに一般層に向けたダンスエンターテインメントを模索してきた彼が、記念すべき1st Legendの栄光を掴んだ。 「次も見たい!」、「今度は振付師として参加したい!」、「次回の開催にぜひ協力させて欲しい!」……。終演後、来場者に出演者、そして審査員までもが口にした、『Legend Tokyo』の可能性。日本のストリートダンスにはまだまだ未来がたくさんある。この日、会場の誰もが、そう確信したに違いない。 最優秀作品賞 “1st Legend”長谷川達也作品「花ト囮」●ストリートダンスとしての視点 審査員長特別賞●パフォーミング・アーツとしての視点 審査員賞●世界的なクリエイティブの視点 審査員賞●ミュージカル界の視点 審査員賞●世界最高峰のコンテストの視点 審査員賞●エンタメ文化を広げてきた視点 審査員賞●音楽アーティスト業界の視点 審査員賞●ダンス公演事業としての視点 審査員賞●広告・映画界の視点 審査員賞●アジアに広げるための視点 審査員賞Junko☆作品「神鳴」KAORI作品「レクイエム」Ruu作品「Fabulous」HASE作品「This is Entertainment Be-Bop ~情熱のダンスアンサンブル~ 」カミジョウタケル作品「NEW~LEGEND~OZ☆」梅棒作品「駅、人、愛、無限大」HIDETOMO作品「新井風味」受賞結果Legend TokyoChapter.1 DANCE ENTERTAINMENT NEO GENESISRESULTゲスト・コレオグラファー、JONTE’★Moaningは、新曲「HIGH KICK POW」を使って日本初となる大人数ステージ作品を披露してくれた!コレオグラファーたちに、さまざま新しい可能性を提示した表彰式。最優秀作品賞〝1st Legend〟は長谷川達也の手に!25名のコレオグラファーによるエンターテインメント作品は、どれも非常に創り込まれたものばかりであった。05

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