『SDM』 VOL.27
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22ついに日本公開!! ヨーロッパ最高峰のパフォーマーが総出演!ストリートダンスを題材とした、新たなダンス映画がイギリスからやってきた! ヨーロッパ屈指のダンサーたちが出演しているこの映画はUKの最新ダンス事情も網羅する、最強の青春ダンス・ムービー☆ そこで「SDM」では日本公開に先駆けて、本作の注目ポイントをご紹介します!取材・文=青柳有厘 text by Yuri AoyagiUKストリートダンス選手権の決勝進出を決めた主人公カーリーたち。しかし、リーダーの離脱や稽古場のスタジオを失うなどトラブルが続出し、チームは分裂寸前。そんな時、バレエ学校のスタジオを練習場として提供してもらえるチャンスが! しかし、それには〝学校の生徒であるバレエダンサーたちをチームに入れる〟という条件が……。果たして衝突し合うメンバーを率いて、カーリーはチームを優勝に導けるのか!? ―ダイバーシティ― ―ジョージ・サンプソン― ―ステフ・グウェン―ステフはなんと、日本のコンテストにも出場していた!09年に英TV番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」※で、スーザン・ボイルを破り優勝したダイバーシティが、元UKチャンピオンという役で登場! 国民的人気を博するこのチームは、ストリートダンスチームで初めて英首相官邸前でパフォーマンスを披露するほどの実力チーム!UKのトップを目指す主人公カーリーたちのチームに属する最強B-GIRLとして登場するのは、才能あふれるフィメールダンサー、ステフ・グウェン。世界最大級のダンスコンテスト『JUSTE DEBOUT』でヒップホップサイド優勝経験を持つ実力者! そのパフォーマンスシーンは必見。日本のダンサーとの交流も豊かなステフは、『JAPAN DANCE DELIGHT VOL.15』にパリ代表チーム“Dedson&Stephanie”として出場! 日本にはない芸術的なショーケースを披露し3位という好成績をおさめている! 「ブリテンズ・ゴット・タレント」※で、審査員全員のスタンディングオベーションと視聴者の熱烈な支持を得て決勝に進出した、イギリス有数の振付家マーロン“スウッシュ”ウォーレン率いるフローレス。世界的な活躍をみせる彼らは、主人公カーリーたちのライバルチームを演じる!主人公カーリーらダンサーたちの弟分を演じるのは、「ブリテンズ・ゴット・タレント」※で優勝し、弱冠15才でスターダムにのし上がったジョージ・サンプソン。6才からストリートで踊っていた彼は、映画初出演ながらハイスキルなパフォーマンスと演技力で抜群の存在感をみせている!※イギリスで視聴者数1,500万人を誇る大人気の公開オーディション番組。ポール・ポッツやスーザン・ボイルを世に送り出したことでも有名。主人公がコレオグラファーとして活躍! 今までのダンス映画と言えば、主人公が驚愕のパフォーマンスを見せるもの、いちプレーヤーとしてのし上がっていくストーリーのものが多く見られました。しかし、この映画では、主人公のカーリーがチームで踊るショーケースを作るために構成や演出を考えて頭を悩ますシーンが度々出てくるのです! カーリー自身もダンサーとして踊るのはもちろん、チームの〝コレオグラファー〟として活躍する部分が強くフィーチャーされています。このことから、LAのダンスシーンでは主流だった、〝振付け作品〟で競うというスタイルは、ヨーロッパのダンスシーンでも近年主流になってきたということがわかりますね!映画からわかる!海外ストリートダンス・シーンの最新ムーブメント!物語中、主人公のカーリーがショーケースのフォーメーションをノートにメモをするシーンが度々登場する。フォーメーションを考えるシーンでは、お菓子(チョコボール?)を使って 位置を確認するのが印象的だ。あの『アバター』を上回る全英414館で封切られ、興行収入初登場1位を樹立! ―フローレス―映画

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