『SDM』 VOL.30

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発表会をレポート!!のひとりのダンサーのクローンが徐々に増えていき、自我を持ち始めるというショートストーリーが光る本作品。注目すべきは、こだわりぬかれた可愛い衣装と、それを着たダンサーが、映像マッピングで、ものすごい数に増殖して魅せるユニゾン! それは本発表会の中で、最もビジュアル的にインパクトがあり、今回の目玉である映像マッピングを巧みに使いこなしたワンシーンであった。また、独特の無機的なルーティンが、一段と女の子の可愛らしさも増殖させていた!人の心を動かす作品づくりとは!?RINA体感型エンターテインメント・ショー!ダンスの融合による、驚異の360度映像マッピングとこんな作品が登場しました!クローンに見えるように機械的なフリというのを意識して振付けしたところですね! そういう振付けは初挑戦だったのですが、揃って見える手振りなどを研究して、表現したいことがお客さんに伝わるように工夫しました。また、毎年ZEALの発表会は豪華で素敵な舞台セットなので、それに負けないように衣装を凝ったり、照明もいつも以上にこだわったりしましたね。この作品で特に工夫した部分はどこですか!? 私がいつも作品づくりで意識しているのは「インパクト」、「わかりやすさ」、「飽きない楽しさ」です。衣装から作品づくりに入ることが多いんですが、照明が入ったときに映える素材やインパクトある色味をチョイスしますね。伝わりやすくストーリー性を持たせたり、観る人の心や視線の動きを考えて演出をしたりと、数時間の公演でダンサーでない人でも楽しめる作品づくりに常に挑戦しています!作品づくりに際して気をつけていることは!?映像マッピングが今回の発表会の目玉なので、ぜひ映像を生かした作品を創りたいと考えて、映像スタッフの方に何がどこまでできるのか相談しました。それから人が増えたら面白いんじゃないかと考えて、1人のダンサーがクローンのように増殖していくというイメージが出来上がったんです。無機質な雰囲気と女の子らしいテイストをマッチさせて、印象に残る作品を目指しました!作品のアイディアはどのように生まれましたか!?講師3人による振付けのKIDSナンバーはBAD BOYS&GIRLSが大暴れ! 大人顔負けのスキルとパワーを見せ付けた!余裕を感じさせるグルーヴィな雰囲気から一転、ビートに乗ったソウルフルなステップで会場を沸かせた!『Bust Broke』振付師:TSUBASA/HOUSE力強いステップとクールなシルエットが印象的なTSUBASAの作品。クリエイティビィ溢れるステージはさすが。『日本チャチャチャ』振付師:MICCHAN/HIPHOP『初恋』振付師:LISA/JAZZFUNK『FIREBIRD』振付師:YO-SIN/HIPHOP『Restricted Area』振付師:TAiCHi/HIPHOPSDM編集者が選ぶベストナンバー!!コレオグラファーに直撃!今回の発表会タイトルになっている『MYSTERiO』はMYSTERY(不思議)とBOX(箱)を掛け合わせた造語。現実世界と箱の中の夢の世界で展開する、ある男性の物語。そんなファンタジックなストーリーを豪華講師陣が手がける! さらにZEAL 発表会ならではの醍醐味とも言える、業界最高峰のセットと照明、そして今回初めて導入された映像マッピングを駆使した渾身の25ナンバーが会場を興奮の渦に飲み込んでいた。取材・文=安江雄彦text by Takehiko Yasue写真提供=ZEAL STUDIOSphotocooperate by ZEAL STUDIOS2012.05.05(sat)-05.06(sun)@文京シビック 大ホールmore info → ZEAL STUDIOS▶http://zeal-studios.com/東京ZEALSTUDIOS発表会脳裏に焼きついて離れないインパクト!映像を巧みに利用したHIPHOP JAZZ!!幼少よりバレエ、ダンスに携わり、専門学校を経て、クールかつセクシーなスタイルを確立。現在はDoll Houseのメンバーとして活躍中。また、その高いスキルで有名アーティストの振付けやバックダンサーもこなす、今注目の若手実力派。ふわふわとした世界観で、夢見る少女の心情を豊かに描いたナンバー。雰囲気とは裏腹のキレのあるダンスを披露。MICCHANによる作品は、一糸乱れぬユニゾンが見どころだ。スタリッシュな振付けでクールジャパンをレペゼン!ポッピンばりのアイソレーションで音ハメHIPHOPナンバーを作ったTAiCHi。黒いノリが観客の心をシビレさせた!『増殖♥』 振付師:RINA /HIPHOP JAZZ『200X』振付師:GOTO&KO-SKE&KAORI /KIDS56