『SDM』 VOL.31
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1-11 MOTONORI 1-10作品データ23人ティーンズ → 8人20代 → 14人30代 → 1人 出演ダンサー構成出演ダンサー数22人キッズ → 2人ティーンズ → 18人20代 → 2人 出演ダンサー構成出演ダンサー数作品データ予選大会で見せた作品を、本戦のためにブラッシュアップさせてきたMOTO。ストーリーを見せる部分、ダンスを魅せる部分の曲調を巧妙に使い分け、展開を明快にする手法は、音を捉えることを得意とする彼ならでは。日常を非日常に引き込んだ物語を、ペア、トリオ、ユニゾンと、様々な構成展開でアプローチすることで、ヒップホップの表現領域に対する可能性を感じさせてくれた!ひと際異彩を放つ作風で、観る者の心に〝今の世の中に対する怒り〟という心情を訴えかけたNORI。余分な装飾をそぎ落とした衣装、怒りを具現化したジャンルレスな振付け……、その怒りを伝える迫力ある展開が観る者に息つく暇を与えない! まさに〝目が離せない〟5分間を演出してみせたNORI。ストーリー性がありつつも抽象的に描かれたこの作品に、彼女の鬼才ぶりが伺えた。出演メンバーそれぞれが所属するチームの名前が入ったキャップを着用。白いグローブとラインで、フリがステージ映えするように工夫。「影」を意味する黒を基調とし、普段は交わることのない光と影の世界が、あることをきっかけに交わる様子をイメージ。手作りのガスマスクは吸い口を大きくして呼吸しやすいように工夫。人間VS虫というテーマにおける象徴的な衣装。AYAクモが人間に殺されて吸い込まれていく様子。虫と人間が同化していく気持ち悪さが巧妙に表現されている。ガスマスクをした人間を表現。無機質かつ無表情な人間達が環境破壊を繰り返す様子をイメージ。IKUMAなるべくシンプルな色構成を意識し、現実世界を表す「光」をイメージした白を基調としている。MerlaちびぽにょMOTOKIYONARIパラレルワールド(交わる2つ)作品タイトルMOTO(Rt$tS)コレオグラファーFURIOUS作品タイトルNORI(NASTY)コレオグラファーsupported by STUDIO A-shsupported by ETCダンススクール斬新かつアブストラクトな表現で、内なる怒りが〝今〟という時代を斬る!交錯する2つの世界、交錯する2つの世界、追求したヒップホップの可能性!追求したヒップホップの可能性!怒り心頭Parallel world (cross pieces)35

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