『SDM』 VOL.32
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開催地 : スイス/ビール 優勝 : Omar(Jive Turkeys)[アメリカ]開催地 : ドイツ/ベルリン 優勝 : Lilou(Pockémon)[フランス]開催地 : ブラジル/サンパウロ 優勝 : Hong 10(Drifters)[韓国]開催地 : 南アフリカ/ヨハネスブルグ優勝 : Ronnie(Super Cr3w)[アメリカ]開催地 : フランス/パリ 優勝 : Wing(Jinjo)[韓国]開催地 : アメリカ/ニューヨーク 優勝 : Lilou(Pockémon)[フランス]開催地 : 日本/東京 優勝 : Neguin(Tsunami All-Stars)[ブラジル]開催地 : ロシア/モスクワ 優勝 : Roxrite(Renegades)[アメリカ]事前に行なわれた沖縄、福岡予選を勝ち抜いたB-BOYを交えて行なわれた東京Cypher。結果、ベテランB-BOYのTOMOが優勝!「Cypher」とは!?本来の意味である〝0〟から転じてバトルサークルを指す。ダンサーたちによって自発的に形成されたサークルの中、競うように次から次へと中心に飛び出し、ムーブを披露するバトルスタイル。大阪ならではの強豪B-BOYに加え、事前に青森県、高知県で行なわれた勝者を交えてトーナメントが展開。みごとBabylonが勝利を掴んだ。特集!Red Bull BC One Tokyo Cypher 6月24日Red Bull BC One Osaka Cypher5月26日 先出のLes Twinsをはじめ、近年、ストリートダンスに対する一般企業の関わり方が大きく変わりつつある。 イベント1つとっても、今までは「協賛」という〝応援〟が通例であった。しかし、今は一般企業自らが先頭にたって自社名を冠した大会を開催し、新たなるダンスシーンを創るという動きが増えてきている。そして、その先駆け的存在が全世界165ヶ国以上に展開する〝世界企業〟Red Bullだ。 同社は2004年よりB-BOYバトルの世界大会『RedBull BCOne』を開催! 今や世界中のB-BOYたちがリスペクトするB-BOYバトルの大会の1つとして大きな成功をおさめている。 では、はたしてエナジードリンクの企業であるRed Bullが、なぜB-BOYの世界大会を始めたのか? そして、今やここまで多くのB-BOYたちに支持されている理由は!? この9月に行なわれたアジア予選の取材をとおして、その真実に迫る!『Red Bull BC One』とは、毎年、世界各国から選抜された16名のツワモノB-BOYたちが集い、その頂点を競う世界最高峰の1on1バトルだ。オリンピックのように毎年、世界中で開催都市を変えて行なわれ、近年では2010年にTOKYOで行なわれた大会が記憶に新しい! また、昨年からは「Cypher」と名付けられた〝各国の地方予選〟、そして「Qualifier」と呼ばれる〝世界地域予選〟を経てファイナルに挑めるという、よりビッグスケールの大会を実現。今まで以上に多くの地域のB-BOYたちにチャンスが開けたかたちで行なわれている。 今年は日本全国の6都市で「Cypher」が行なわれ、大阪のBabylon(Mighty Zulu Kingz)、そして東京のTOMO(ALL AREA)の2人が日本代表として選出された。 アジア・オセアニア圏では「Cypher」が11ヶ国の各地域で行なわれ、結果、選びぬかれた16名のB-BOYたちが、ファイナルの切符をかけてアジア予選「Asia Pacific Qualifier」に挑むことができる!世界企業Red Bullは、なぜB-BOYの世界大会を先駆けたのか!?世界中のB-BOYに翼を授ける、『Red Bull BC One』!取材・文=工藤光昭 text by Mitsuaki Kudo写真提供=Red Bull Content Poolphoto by Red Bull Content Poolダンスシーンに翼を授ける!そして2012年は……18

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