『SDM』 VOL.32
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舞台公演に挑戦する理由とは!?主催者に聞くJUNの飽くなきチャレンジが生み出す、新感覚ステージパフォーマンス!―Blue Printとはどういった団体なのですか?いろんなチームや劇団で活躍している僕の後輩が、ストリートダンスのこれからのために何かしたいって集まったんですよ。芝居もみんな初めてで、ダンス以上にシビアな間とか立ち位置に本当に苦戦しましたね。だけど、伝えるための武器のひとつだから挑戦してみようと、年のはじめからワークショップをしてきました。全然うまくできなくてカッコ悪いけど、必死になっている姿をみせれたら何か伝わると信じてトライしています!―そこまで苦労して、新しい舞台に挑戦する理由とは!?ストリートダンス・シーンは他のジャンルと比べると、活躍するステージがまだ少ないと思います。今はコンテストやバトルが盛り上がっているけれど、俺は他人と同じことをするのが苦手なんですよ。だから、違った視点から攻めていってダンサーが出て行く場を広げられるんじゃないかと。舞台なら普段クラブに行かない人でもダンスを楽しめるでしょ? でも、続けないと意味がないから次回も頑張ります!エンタメ界の大御所コレオグラファーであるJUNをリーダーに、様々なフィールドで活動するメンバーが集まったBlue Print。彼らによる第1回目の舞台公演がついに開催された!物語の舞台は近未来。とあるバーに偶然集まったメンバーが、世界を支配する凶悪異星人のリーダーを倒す使命を与えられ、様々な出来事に巻き込まれていくというストーリーだ。SFアクションかとおもいきや、前半は緻密に計算された笑いが随所に散りばめられ、コメディをベースに物語が展開していく。それが終盤になると個性豊かな登場人物の内面が垣間見え、シリアスな人間模様が観客の心を打った。ダンスシーンによる表現を効果的に織り交ぜた本公演は、誰が観ても楽しめるステージだといえるだろう! それを証明するかのように、ダンスシーンで活躍するトップダンサーや芸能界で活躍する有名アーティストでさえも、満足気な表情で会場を後にしていった・・・。メンバーの多くが初挑戦だという芝居を中心に、クオリティの高いダンスパフォーマンスを取り入れた『アグレソの石』。彼らが熱い想いを持って新しい舞台を模索し、未来を見据えて描き続ける“青写真”は、これからのダンス・シーンを導いてくれる可能性を感じさせるものであった。取材・文=安江雄彦text by Takehiko Yasue写真=飯野高拓photography by Takahiro Iino2012.6.14 thu-17 sun@新宿 SPACE107Blue Print Vol.1アグレソの石STAGE REPORTエンタメ界の第一線を走り続ける、振付師JUNを中心に結成されたBlue Print。彼らが披露する舞台、その記念すべき第1回公演、『アグレソの石』をレポート!80年代、ヒップホップ創世記から活躍し、コレオグラファーとして有名アーティストのPVやライブ、TV番組で振付けを担当するなど、第一線を走り続けるストリートダンス界の重鎮。『Legend Tokyo Chapter.2』では作品を出展し、審査員賞を獲得!JUN | Profile |(Blue Print、GYPSY、CAPOEIRA JAPON)個性豊かなキャラクターがストーリーを彩る。スリリングな敵キャラクターとのバトルをダンスで表現!随所に仕込まれたネタが笑いを誘った。物語のクライマックスには、熱い気持ちと高いダンススキルが作り出した迫力満点のダンスシーンを披露! 誰もが息を飲んだ。エンディングではメンバーがソロダンスを披露!仕掛けが沢山つまったステージセットも見所。JUN振付けのオープニングダンス。『Legend Tokyo Chapter.2』出展作品にもよく似た世界観で、一体感のあるパフォーマンスに観客も熱狂!暗闇でのハプニングをコミカルに表現!Blue Print Vol.2『死神パレード』【日程】 2012年12月12日(水)~12月16日(日)【会場】 アドリブ小劇場 【料金】 前売3800円 当日4000円 (日時指定自由席)【一般発売日】 10月27日(土) 【キャスト】JUN/KUNI/ATSUSHI/BOB/MAEDA/大竹浩一(劇団SET)/大関真(劇団SET)【お問合せ】03-3420-2897(平日11:00~18:00)次回公演が決定!!★ 最新情報、詳細はHPをチェック!Blue Print ブログ:http://ameblo.jp/yoko6310274/33

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