『SDM』 VOL.33
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私が死んでも、この作品には生き続けて欲しい。――Junko☆――Junko☆私が死んでも、この作品には生き続けて欲しい。続いて登場するのは、Junko☆、MASAMI、MIWAの3人からなるUn bijou。この3人が『Legend NEXT』を通して目指している事とは? 自らのスタイルの確立、作品の継承……、それぞれの思惑について語ってもらった。作品自体が独り立ちして、有名になれるようにしたい!いい作品を作るには、自分の想いをちゃんと伝える!―今回、『Legend Tokyo』で一定の評価を獲得した作品に『Legend NEXT』参加をお声がけしたのですが、みなさんがこのプロジェクトに参加を決めたのはどういった想いがあったのですか?MASAMI‥私はこの「CARNIVAL」という作品をもっと沢山の場所や人に広めたいという想いがありました。〝私の作品が〞というよりも、この「CARNIVAL」という作品自体が独り立ちして、有名になって欲しいと思っていたんですよ!MIWA‥実は私もずっと、「LOVE IS BUBBLE」という作品を再演したいと思っていました。でも今まで出来なかったのが、ダンサーが1人も欠けては成り立たない構成になっていたので、出演者のスケジュール調整が合わなかったり……。色んな理由で断念していたんですけど、今回の〝新たにキャストを募集して披露する〞というシステムが、まさに願ってもないチャンスだったんです!―なるほど、もともと再演を考えていたんですね! Junko☆さんはいかがですか?Junko☆‥私は逆に、あの作品を創るのは本当につらかったから、出来ればやりたくないと思ってました(笑)。心や魂が削られて、本当に大変なんですよ! でも、そうやって苦しんまでの何ヶ月間で私は出演メンバーを心から鍛えたいと思っているし、あの作品で舞台に立つ人には、私と同じくらいの情熱を持って欲しいと思っています。コンテストじゃないからと言って、手を抜きません!MASAMI‥私もコンテストじゃないからと言って余裕があるとは思っていません! レジェンドの時は他の作品にはない強みを研究したり、勝つための戦略を考えたりしましたが、今回〝再演〞という事になって、もう1回作品と向き合えるいい機会だと思っています。同じ作品なんだけど、今回は〝勝つために〞ではなくて、1人1人の出演者が思い切って楽しく踊れだ先に作品が出来た時の喜び、お客さんに伝わった時の喜びも知っているんです。私の作品をもう一度見たいと言ってくれている人、YouTubeで見て感動して生で見たいと言ってくれた人、そういう人たちのためにも、また魂削ってやろうじゃないかって思いました!―でも『Legend Tokyo』の時はコンテストだから〝優勝する!〞という目的がありましたよね? 今回はコンテストではないので、作品づくりに対するモチベーションが変わってきませんか?Junko☆‥特に変わりません。だって、人を育てるという事には変わりないですよね? 本番るようにしたいと考えていますよ!MIWA‥私は……いつも通りやる感じですかね。―「いつも通り」というのは、コンテストの時と変わらない姿勢で、という事ですか?MIWA‥いえ、私の場合、コンテストが普通じゃないんです(笑)。人と競い合うのが精神的に向いていないので、今回はいつも自分が作品を作っている時の姿勢で臨めると思います。楽しい感じもあり、でもちゃんとシメる時は厳しく、といった感じですね。SAMIprofile既存の考え方に捉らわれない斬新な発想で、新境地を創造し続けるパンキング界の鬼才クリエイター。宇宙的な新感覚スタイルで人気のチーム〝GALAXXXXY★〟のリーダーとして活躍するほか、オーバーグラウンドではアニメ主題歌振付けなど、多彩なシーンで新風を巻き起こし続けている。 パンキングの新境地を切り開く、フィメール・コレオグラフの鬼才。 パンキングの新境地を切り開く、フィメール・コレオグラフの鬼才。確立し、広めるためには。確立し、広めるためには。16

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