『SDM』 VOL.35
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主人公たちのライバル、世界一のチームを圧倒的なスキルと構成力で表現! 関東地方の37大学49サークルからなる日本最大級の学生団体、関東大学学生ダンス連盟Σによるダンス公演が今年も開催! 学生自らが全てを運営するこのシグマの公演は、今年も学生たちの情熱であふれていた! 何と言っても今年一番の注目は、例年とは大きく様変わりしたステージ環境だろう。ステージ後方に設営された大がかりなセット、そしてオーケストラピットをせり上げて拡大された広大ステージは、〝学生によるダンス公演〟とは思えない程の衝撃を来場者に与えていた。 公演のストーリーは、ダンサーを目指す若者が様々な葛藤やすれ違い、苦難を乗り越えて世界一を目指すというもの。等身大の青年達の姿が、まるで1つの青春映画のように映像とダンスで表現されていく展開は秀逸! トップレベルの学生ダンサーやOBOGのプロダンサーが手がける各ナンバーも、多彩な構成展開で観る者を楽しませてくれた。 出演者である学生たちにとっては、まさに〝今しか作ることの出来ない〟この公演。限られた期間だからこそ発揮できるその熱量に、多くの来場者は圧倒され、感動の言葉をもらしていた。日本最大級の規模で創りあげる、学生ダンサー、等身大の青春群像劇!I AM関東大学学生ダンス連盟Σ 第22回公演2013.3.22(fri)-24(sun) 戸田市文化会館取材・文=長濱佳孝text by Yoshitaka Nagahama写真=飯野高拓、岡嶋秀介photography byTakahiro Iino、Shusuke Okajimaakihic☆彡振付けによるナンバーは物語のラスト、世界一を目指す主人公達のショーケース!梅棒による怒濤のオープニングナンバー!公演の幕開けを大いに盛りあげてみせた!その名の通り〝フラッシュモブ〟のシーンを、華やかなパンキングで表現関東屈指の若手ジャズダンサーと称されるYOUによるスペシャルナンバー!クラブで偶然遭遇したライバルチームとの激しいバトルシーンを表わしたのは、男性だけのスペシャルナンバー!大人数で魅せる迫力のポップナンバーは、BOOCOLORSの2人による振付け。主人公たちの悲しいすれ違いを、繊細かつ情感豊かなジャズで描き出す。ヒロイン役の健気な姿を映し出すスペシャルナンバーは、Ruuによる振付け!偶然盛り場で再会した主人公たちのシーンを、華やかなロッキンで彩る!アップテンポなハウスで、主人公たちの学校の下校シーンを爽やかに表現!『I AM』『ash mob』『卒業』OpeningPUNKINGHIP HOPHOUSEJAZZROCKJAZZSPECIALLADY'SSPECIALPOP『諦めた夢』『ROUND OMEGA』『あいつどうしたんだろう…』『あーっ!』『一緒に帰ろうぜ!』『私は負けない』STAGEREPORT『DRACONIS –我が道をゆく-』HIP HOPSPCIAL25

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