『SDM』 VOL.37
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強さと絆をコンセプトに創りあげた、軍隊を彷彿させる世界観を徹底。今回のステージで最大の課題である〝移動〟も、行進や戦闘シーンとして魅せる逆転の発想で重要な演出方法に転換!苛烈極まる大激戦となったChapter.3において、オーディエンス賞、審査員賞、そして〝Legend〟に輝いたTwiggz。なぜ彼の作品は多くの来場者、審査員の心を掴んだのか?その熱きステージに隠された戦略にせまる!魂を奮い立たせ、これぞ、ジャパニWINNER’S PIECE REVIEWLegend Tokyo Chapter.3作品の魅力を徹底解剖!飽きさせない〝シーン展開〟ストンプ、男性、女性、子供の各パート、ソロダンス、ユニゾン、ラストの画など、それぞれを際立つ適切な順序で印象付ける。観る者の心を奮い立たせるシーン展開はTwiggz作品の大きな持ち味のひとつである。勝利をイメージさせる金のタオルや世界各国のフラッグなど、アイテムを有効に使い視覚にも訴えた。特にクランプ特有のキャップを使ったトリックは、ソロダンスに注目させる有効な手段にもなっていた!キャッチ―な〝アイテム使い〟なぜ多くの人の心をつかんだのか?Point.1徹底した〝コンセプト〟クランプ最大の魅力、それはなんといっても個々が発するエナジー。更にフリ以上に、レジェンドに懸ける想いを揃えたことで、180度の広範囲に向けて踊っても、衰えることのない爆発的なエナジーが観客に伝わった!ジャンル特有の〝エナジー〟作品のラストでは、日の丸を中心に並んだ9つの〝クランプ主要国〟の国旗を背に、タワーの頂でTwiggzが勝利のポーズを決めた!冒頭の約1分、一糸乱れぬストンプから始まったこの作品は、インパクトあるシーンを次々に展開し、観客の心を鷲掴みにしていった!Point.2Point.3Point.421

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