『SDM』 VOL.37
51/68

入場規制がかかるほど、若手から大御所まで多くのダンサーが会場に集まった! 来場者はeggman歴代2位の450名、なんと振舞われたシャンパンボトルはざっと60本!バーカウンターのお酒は空っぽに。著名アーティストも遊びに来ていた模様!eggmanは超満員! ダンサー全員集合!?若手映像クリエイターSHOWMOVがトレーラー映像を作成しYouTubeで公開。また、『Legend Tokyo』メインデザイナーにポスター制作を依頼し、SDMにも掲載! クラブイベントとは思えない程、宣伝に手間とお金を掛けている!今までにないプロモーション展開!?ジャパニーズ・ヒップホップ魂をみせつけたSHOW-GUN。力強いグルーヴが観る者の心を打った。活動拠点を福岡に移したRYOがわざわざこのイベントのために帰京! 魂震えるソロ・ショーケースでラスト・パーティに花を添えた!若手フィメールダンサー2人によるスペシャルユニットが登場! 2人が放つ空気感とキレあるダンスは圧巻!次世代ハウスシーンを牽引するチーム、TOKYO FOOTWORKZ。高いスキルをクールに魅せるショーケースを披露!グルーヴィーなステップが生み出す独特なオーラ!ヒップホップとブレイキンを見事に融合したパフォーマンスはさすが! パワフルなステージに会場は熱狂!イベントのトリを飾ったのは、最高にアツい彼ら。ステージ上でずば抜けたエネルギーを放ち、会場をひとつにした!6月30日。深夜のダンスイベントの会場として、ダンサーを応援し続けてきた渋谷のクラブeggmanが深夜営業最終日を迎えることとなった。ダンサーからの信頼も厚く、多くのダンサーの行きつけの場所であったクラブの、ラストナイトという大切な夜のイベントを任されたのは、大御所ベテランダンサーではなく、ここで定期的にイベントを開催してきた若手ダンサー2人であった。それは、『FULL OUT!!!』のLIL’B(BACCANO!)と『なんくるNIGHT!!!』のYU-TA(Rt$tS)。 そしてメモリアルなイベントに参加しようと、入場規制がかかるほど多くのお客さんが詰めかけ、身動きが取れない程の状況のフロアは異様な熱気で包まれていた。この日のステージでは、ここで幾度となくショーを披露し、ここで育ってきた大勢のダンサーたちが、特別な想いを込めた渾身のパフォーマンスで、パーティに華を添える。みな、踊り慣れたステージの感触とそこから見える景色を噛みしめるように踊っていた。ミラーボールの下、わずかに限られた時間を惜しみながらも、音楽、お酒、会話を心の底から楽しみ、その熱は夜が明けてからも一向に収まる様子はない。今回、オーガナイザーの2人は、お世話になったクラブに最高の恩返しをしようとSDMへの広告掲載、PVの制作などのプロモーションを徹底して行った。集客という面では何の問題もなかったが、それは一人でも多くの人に知ってもらい、巻き込み、その人たちの心にeggmanというクラブがあったことを刻み付け、これからのシーン発展につなげたいという感謝と使命の念が現れた行動であった。様々な人の協力もあり、その想いは最高の形で成功を収めた。寂しいという感情や涙よりも、ここでダンスを介してつながった人々の感謝の想いと笑顔に溢れる、この上なくピースフルな空間がそこにはあった。これは〝おわり〟ではない。新時代の〝はじまり〟だ。49

元のページ  ../index.html#51

このブックを見る