『SDM』 VOL.38
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演、最年少の座長公演と地元で評価され、テレビやラジオなどで取材して頂いたのは、今でも誇りに思っています!―そもそもスクール設立のきっかけが、〝公演〞だったわけなんですね! ですから今も〝発表会〞というより、〝公演〞という意識でやっているんですよ。公演全体の演出、予算やスケジュールなどの制作なども自分でやって、ステージの規模によっては出来ない事もあるので、妥協点を探ったり、演出を変更したり……。試行錯誤をしながら、〝魅せ方〞を進化させ続けていますよ!―演出と出演、さらに制作もやるのは大変ではないですか? いえ、意外とこういう裏方的な部分が好きなんですよ。それぞれのセクションのスタッフの愛を感じられるから、僕らも舞台で表現できるんです。僕らの仕事は人に魅せて初めて価値が生まれるけど、それを表現するには信頼できるパートナーやスタッフがいないと成立しない。裏方を支えてくれるスタッフとの愛が繋がって初めてエンターテインメントの公演が成立するし、スクールが成長できてるのはスタッフとの関係が強くなっているからだと思います。―今後はどのような活動を視野に入れていますか? やはり自分の根本は舞台で魅せることなので演出に関する事、公演の雰囲気やストーリーなどのイメージに楽曲の制作ができるようになりたいので、今は勉強中です。 あと、作品に出るメンバーに関して、ダンスをベースに様々な事に挑戦して披露できるようになって欲しいと思っています。常に研究、努力、スキルアップを怠らないことで自分自身が向上していくと思うし、パフォーマーはそうあるべきだと思うんですよ。 僕個人としても先日、韓国のダンスコンテストに出場し、演出部門で3位に入賞することができました。今後は海外も視野に入れ、国内外でオンリーワンな存在を目指します!―ダンス公演にこだわるのは、スクールとしての方針なのでしょうか? そういうわけでもなくて、ただ単純に僕の生き甲斐なんですよ。「現状に満足するのではなく、常に努力して自分自身が進化する」、ステージを創ることでそういった〝自分が生きた証〞を刻むことができるし、それが僕自身の生きる力の源なんです。 今までの公演はのべ41回、スクール開講からこの11年で来場して頂いたお客さんは約1万5千人になります。長い間活動してきた実感とともに、本当にお客さんには感謝の念に堪えません。を変えるはずだ」と思って出した結論が、〝人に楽しんでもらえる環境を創りたい〞ということだったんです。―そこからスクール設立への道が始まったわけですね! いえ、目標が定まっても、その実現のために何をどうすればいいかわかりませんでした。最初は駅前で路上パフォーマンスをやったり、学園祭でゲリラパフォーマンスをしに行っては追い返されたりという状況でしたね(笑)。 振り返ってみれば、一緒にゲリラパフォーマンスをして、僕がフリを教えたりしていた子たちが、スクール〝M.Dream〞としての最初の生徒ということになりますね。ステージは、自分が生きた証を刻むことができる場所M.Dreamに通う生徒による選抜女子高生ダンスチーム〝Deja-vu〟をプロデュース!M.Dream発表会の真骨頂とも言える長編作品。本格的な殺陣や階段落ち等のアクションが満載!発表会で神谷氏が自ら振付けするナンバー。ヒップホップジャズのスタイリッシュな振付けだ!ダンススクール・オーナー新時代の流儀FMラジオ放送局、スマイルFMにて、なんとレギュラー番組を持つ! トーク力に定評あり!なんと自らの歌声を披露する場面も! これも芸能シーンで実力を培った神谷氏ならでは!ダンススクールの一大イベントとも言える発表会や公演において、さまざまなエンタメで来場者を楽しませているM.Dream DANCE GROUP。今年で創立11年目を迎える同スクールのダンス公演は、オーナーの神谷氏自らが制作と演出、プロデュース、そしてプレイヤーとしての出演を担っている。スクール・オーナーとしての新たなスタイルを切り開く氏に、ステージにかける想い、そして現在に至るまでの軌跡を語ってもらった!Introduced byM.Dream DANCE GROUP(エム・ドリーム ダンス グループ)〒206-0002 東京都多摩市一ノ宮1-25-2 クレグラン聖蹟桜ヶ丘203TEL&FAX 042-201-6538 HP http://mdream.gozaru.jp/School http://mdream.biz/TBSドラマ「L×I×V×E」にて役者デビュー後、モデル、アイドルなど経て19歳でM.Dreamを立ち上げる。その後、年に2回の主催公演を行い、現在では韓国やイギリスなど海外にも進出。最近では映画「ウルヴァリン:SAMURAI」ジャパンプレミア、オープニングアクト出演など、活躍は多岐に渡る。レギュラー番組:スマイルFM 神谷美我希の「えむスタ!!」/毎週金曜22:00~22:30神谷 美我希代表カミヤ ミワキ責任ある重荷を背負うことで、それまでの自分を変えることができる―なるほど! では、そもそもスクールを始めたのはどのような経緯があったのでしょうか? スクール設立の11年前は19歳でしたが、本当にゼロからのスタートでしたね……。18歳の時にそれまで所属していた芸能事務所をやめて、クラブのショーケースイベントで踊ってばかりの時期がありました。 そんな状態だったので、当時はよく父親と衝突していましたね。そしてある時とうとう、父親に「20歳までに責任ある事を成し遂げられなかったらダンスから一切手を引き、普通の会社に就職する」と約束したんです。 そこで改めて自分自身を見つめ直してみて、「責任ある重荷を背負うことでそれまでの自分 そういった活動の中で、「20歳までに座長公演を行なう」という具体的な目的が決まりましたが、そのためにはまとまった資金が必要でした。だから当時は、バイトを9つ掛け持ちして何とかお金を貯めたんです。―バイトを掛け持ちするのは大変だったんじゃないですか? 半年間ぐらい睡眠時間が2時間だったので、たまに「何のタメにこんなことやっているんだろう」って自問する時もありましたね。でもそういう苦境もあり、何とか実現できた旗揚げ公スタッフとの愛がつながってはじめて、エンターテインメントは成立するM.Dream DANCE GROUP代表神谷氏の華麗なる活躍を紹介!オーナーとして立場や仕事に加え、自らの経歴を活かし、エンタメの一線で活躍する神谷氏。その活躍の一部をご紹介しよう!54

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