『SDM』 VOL.41
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――ある意味、憧れていたものになる事が出来たワケですね!田中‥前回のRei発表会がちょうど10周年記念でしたので、次はまたこれからの10年を歩む1年目、新しいReiのイメージをつけたかった。SHIZUKAは、見た目のハデさや斬新さだけではなく、愛に包まれた空間を創ってくれるような気がするんですよね。SHIZUKA‥いやもう、お話いただいた時はめっちゃテンション上がりましたけど、反面、「来てしまった!」という感じでしたね。自分の中で、ここからが本当に変わるスタートだって気持ちになりましたし、振り返った時にこれが大きな転機になると思いました!踊心・室谷‥私たち制作する側の人間は、発表会の準備や進行が終盤にさしかかると、次年度の事も考え始めるんです。前回の発表会の時に、SHIZUKAちゃんの優しさや物事の取り組み方を見て、是非やってもらいたいと思ったんです!SHIZUKA‥ありごとうございます! PGさんの発表会って、やりたいことをすごく自由に表現させてくれますよね。私が見た発表会のDVDでは、全出演者が同じ衣装と髪型にして、客席まで使って同じユニゾンをガッチリ揃えていたり、もう発表会ってレベルではなくて、「そこまでやる!?」って衝撃を受けたんですよ!ぺら‥それはあるね。大人数をまとめあげて、〝みんなで1つの発表会〞という考え方に毎回持っていけてるのがすごい!――PGさんはなぜ、そこまで発表会にこだわっているのですか?田中‥発表会こそ、日本という独特の文化であり、日本のダンスシーンが生み出した最高傑作だと思います。我々にとって〝発表会〞というものはたくさんの気持ちと時間を込めるもので、安易に軽くできるものではありません。プロではない生徒たちが、学校や仕事に通いながら練習を重ね、その時の青春をぶつけて成長していく。そしてその思い出を糧に、またそれからの人生を進んでいく。様々な想いが集まるのが、ダンススタジオの発表会なんです。――様々な方が関わる場だからこそ、1回1回を大事にされているんですね!踊心・浦野‥実は私、PGに入社する前に生徒として、1回目の発表会から数回出演しているんです。当時は会社の規模も小さくて、田中社長が何から何までやっていましたが、その時から発表会は楽しかったし、愛にあふれていました。私がPGに入社したのも、舞台を好きになったのも、発表会のおかげなんです!田中‥「入社したい」って言ってきた時も、イベントをやりたいって言ってたよね。浦野‥発表会を通して、人との接し方や〝0〞を〝1〞にしていくことを学びました。そうやってきた結果が、シアターができたり、系列スタジオの発表会制作を4つ同時進行できている今につながっているのかなと思います。ただ、もっともっと向上していきたいですけどね!ぺら‥創る側の立場としてもそう思いますよ。いい作品を創れば、必ずそれがより良く披露できる環境をスタッフさんが作ってくれていますよね。SHIZUKA‥こっちからアイディアを出すと、それを上手いこと動かしてくれますよね! そうやって親身になって一緒に考えてくれるのがとっても心強いです。室谷‥やっぱり創る側の方がやりたいと思ったことをやって欲しいので、私たちの経験や知識を総動員して、全力でサポートしていきます。急に信頼関係を築くことはできないので、日頃からコミュニケーションを大切にしていますね。田中‥「やりたい事をやってもらう」のは、誰でもできる。そうではなく、創る側の頭の中にあるものを120%にして夢を実現する。それこそがスタッフの役目だと思いますね。発表会こそ、日本がつくった独特の文化。かつての出演者が、今は会社の中心メンバーに。(2014年度Rei Dance Collection 発表会 総合演出)関西を中心にチーム〝CRAZY BOMB〟として様々なコンテストで優勝し、2011年に活動拠点を関東に移す。そのパフォーマンスはもちろん、ファッションも含めた彼女のスタイルは多くの女性ダンサーからの支持を集めるほか、アパレルブランドも手がけるなど、多方面に活動している。Reiのコンセプト「女性をキレイにするダンススタジオ」をテーマに、sumireさん、IGさんが素敵に演出してくれました。1部は外見の華やかさ、2部は内面の美しさを表現。女性は外見だけではなく、内面も磨いてこそキレイになるのだ!という想い込めて制作、最高の10周年発表会になりました!(室谷)2013年10月19日・20日@人見記念講堂Rei Dance Collection発表会『Rei Beauty Salon』テーマは『夢の遊園地に行こう!』。皆さんが行ってみたいと思うような夢のRei LANDを、YU-KIさん(PRIME TIME)、RENKAさんに演出してもらいました。お客様にもワクワクして頂きたかったので、フィナーレで巨大風船をサプライズ演出として使ったり、風船の被り物でお客様をお迎えしました。(室谷)2012年10月20日、21日@人見記念講堂Rei Dance Collection発表会『Wow! Exciting!!』2009年に続き2回目の演出をしてくれたAKOさん(OH GIRL!)。前向きに歩いていく女性の力強い姿、生き様を女性限定スタジオならではの演出で皆様を素敵な世界に誘います。AKOさん演出の一番の醍醐味である、全出演者で表現するエンディングナンバーの「CLONE」。お客様を大いに沸かせました!(室谷)2011年10月9日・10日@人見記念講堂Rei Dance Collection発表会『Lady Walk』総合演出にSHUNさんを迎えて、〝思い出〟をテーマに据えた、心温まる発表会です。SHUNさんが魂を込めて、様々な角度から〝思い出〟というものを考えさせる内容を盛り込んでみせました。参加者全員が1つなって創れた発表会だと思います!(沼尾)2013年7月21日@人見記念講堂DANCE WORKS発表会『Memories』〝DANCE WORKS〟としては初めての発表会。スタジオ名変更とともに気持ちも新たに生まれ変わるという意味を込め、「Re:Birth」というテーマを設定しました。演出にはSHINNOSUKEさん、SETOさん、MASAKIさんJuNGLEさんという豪華な4名にお願いし、セットやLED映像など、様々な仕掛けを詰めこみました!(沼尾)2010年7月17日、18日@人見記念講堂DANCE WORKS発表会『Re:Birth』総合演出にKYOKOさん、U★Gさんを迎えて、不思議の国のアリスをテーマとした発表会です。各所でアリスに扮するKYOKOさんとうさぎに扮したU★Gさんが登場するストーリー仕立てで、お客様を巻き込んだ演出などもあり、会場全体がハッピーな空間になりました!(沼尾)2009年7月19日、20日@人見記念講堂DANCE WORKS発表会『Amazing』演出という経験は、プレイヤーとしての動きにも磨きをかけるものになる。―― CRAZY SHIZUKA13

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