『SDM』 VOL.41
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優秀作品賞に選ばれたチームというのは、自分のスタイル・見せたいことを観ている側に、ダイレクトに伝え、ぐっと惹きつける力があったからこその結果だと思います。今後、まだまだ進化できるはず! 本戦では、さらに突き詰められる部分を消化して、大空間で観客の心をぐっと捕まえられるような作品にしてほしいですね。期待しています!昨年はじめて本戦を観て、まずダンスのおもしろさに驚きました。僕はダンスに関しては素人。ですので、ほかの審査員より視点が単純で「おもしろいか・おもしろくないか」で判断します。そのなかで一番よかったと思うのは、$eishiro作品ですね。コントラストが良くて視覚的に伝わりやすかったです。これで本格的な照明、小道具などが加わり、さらに作品が演出されたらどうなるのでしょう!! 期待しています!職業柄、ダンサーの技術力の高さよりも、純粋に「感動した、面白かった」という事にまず意識がいきます。ストーリー性のある作品も多かったのですが、盛り込みすぎて理解しづらく、うまく伝わらなくて、残念ながら減点されてしまう作品もありました。選ばれた作品は、前述のことがうまく融合され、自身の世界にぐっと引っ張られるような作品だったのでしょう。まずは高校ダンス部のレベルが抜群に上がっていることに驚きました。そのうえで、大人、もっと頑張れ!!と感じたチームも、正直いましたね。どのチームもテーマはあるんですが、それがいまいち伝わってこない。アドバイスするなら、ステージに立つとき、「自分が何を伝えたいか」をはっきり明確にする必要があると思っています。わかりやすさではなく、伝えたいもの! そういうことが明確に見えるようなナンバーを作っていってほしいです。全体的に、バラエティーに富んだアプローチをしてきている印象を受けました。作品的には良い広がりが見えてきたのですが、肝心のダンスの見せ方が足りないように思います。構成やフォーメーションに気を使うあまり、ダンス自体の練習練習時間が足りないようなチームも見受けられ、ダンス的な問題が気になりました。もう一度、根幹になるダンス自体をしっかりやって、作品の足腰を作る事を考えることが大事なように思います。全体的にはストーリーやテーマ性を持った作品が多かったので、飽きずに見ていられましたが、それが作品に必ずしも必要な要素なのかを見極める必要があるように思いましたね。それを踏まえて、$eishiro作品が、構成・振付・テーマ・選曲・衣装、すべてにおいて隙がなく圧勝でした。本戦では公募大人数のダンサーたちをいかに意思統一を持って指導していけるかが鍵になっていくと思います!ホリプロ・グループ株式会社ステラキャスティング イベント事業部中尾 修治共同企画開催 ぴあ株式会社『Legend Tokyo』ゼネラルプロデューサー石垣 朗梅棒伊藤 今人コレオグラファ―/一般社団法人KOB代表Twiggz株式会社ディスクガレージ 取締役蓮沼 健株式会社ヴァンズエンターテイメントプロデュ―サー黒須 チヒロ華やかでゴージャスなバーレスクスタイル!女性ならではの熱いエナジーと圧倒的なパワー、そしてきらびやかな衣装にも自信とオーラを感じさせた!若さあふれるエネルギッシュなダンスナンバー。ブレがなく、ピタリと揃えられたユニゾンからは、練習量の多さや重ねてきた努力が伺えた。スキルの高いジャズナンバー。対比する感情の入れ違いを赤い布で目を覆うことにより効果的に表現。内容を絞り込んだことによってより伝わる作品となった!仮面を使って、ダークな世界観を独自の感性で表現。斬新で計算されつくした構成、一糸乱れぬユニゾンで来場者の目を奪い、強烈な印象を会場に与えた!審査員は大会をこう見た!『Legend EAST』審査員陣Anri(BLENDA)Choreographer群馬県立安中総合学園高校ダンス部ChoreographerCenChoreographer優秀作品賞優秀作品賞teensゲスト作品出展権最優秀作品賞$eishiro(I’m Queen)ChoreographerLegend Tokyo Chapter.4 オフィシャルサイトhttp://legend-tokyo.com/Informationいよいよ7月、舞浜アンフィシアターで決戦の火ぶたが切って落とされる!日本一のコレオグラファーの座に輝くのは誰か!? 観戦チケットの申し込みは下記公式サイトから!31

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