『SDM』 VOL.41
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スポーツのクラブチームをモデルにした組織づくり!!だから!スポーツとしてのダンス、ダンスの新たな切り口―。Presented byココが新しい!Pointこの一座では、ダンスをスポーツとして捉え、他の競技スポーツにおけるクラブチームの組織体制をモデルにしている。コレオグラファーであるMASAMIは単なる振付師ではなく、カンパニー主宰者として、一座のメンバーをリード! それを米国のアメフトやラクロスにみられるバッカーズ(バックアップするメンバー)に似たものを演者の保護者や地域の応援者で組織し、演者の活動をサポートする! 彼らはお手伝いスタッフではなく、一座の重要なメンバーとして、強い意識をもって参加しているのだ。毎回メンバーを入れ替えながらも、日本トップレベルの出演人数で完成されたステージを披露し続けられる!〝ダンス義務教育化〟によって社会的に注目を集めるダンスだが、今までダンスとの接点がなかった人々の中には、「気になるけど、どう関わったらいいのかわからない……」なんて方も多いのが現状だ。そんな中、昨今盛りあがりをみせる〝大人数振付けダンス作品〟のシーンにおいて、問題解決のヒントとなる新たな動きが――その実態に迫る!コレオグラファーMASAMIは『Legend Tokyo Chapter.2』、『WORLD WIDE』、『FINAL LEGEND』、『日本ダンス大会』すべてにおいて、30人を超える大人数作品を披露し好評を博している。アメフト日本チャンピンオンチームのGM経験を活かし、一座の組織運営(主に事務的な部分全般)を管理する重要な存在。Legend NEXTプログラムでは「制作アシスタント※」としても活躍する。毎回メンバーを入れ替えているため、すでに「CARNIVAL」を踊った経験のあるダンサーは100人以上。これはダンス作品のシーンにおいて、実に希なケースだ!演者はお揃いの一座オリジナルのTシャツとスウェットで、一体感アップ!地域の人々を巻き込み、ダンスで社会貢献!?はじめは自分の子どもを応援するのが目的だったのが、保護者や祖父母、地域の応援者自身が「踊らないけどダンスが好き」、「みんなでつくるのが楽しい」、「地域活動にやりがいを感じる」など、自らの目的として参加意識を持つように!また、既存の〝踊る〟〝観る〟という関係性に加え、各々の得意分野を活かし〝支える〟ことでダンスに参加する人たちが増えることは、ダンス普及と地域活性化の両立を実現させるという可能性を秘めている。サポートメンバーもモチベーションが高いので、彼らの自主的な行動が物理的にも精神的にも演者に良い影響を与えている!※制作アシスタント:『Legend Tokyo』から生まれた名作を通してエンターテイナーを養成するLegend NEXTプログラムにおいて本年度から導入されたシステム。作品関係者がメンバーの管理、リハーサルの管理、主催との連絡などを専門に担当し、作品制作をスムーズに進めるための重要な役割を果たす。GM(ゼネラルマネージャー)/山川 岳メンバーを牽引する一座のリーダー。振付けなどのダンス面はもちろん、精神的支柱にもなる。座長(コレオグラファー)/MASAMI演者のダンススキルのアップを担当する、コレオグラファーの右腕的存在。Satomixyume写真提供=日本ダンス技能向上委員会photo-cooperate by Japan Dance Skill Advance Committee取材・文=安江雄彦edit by Takepico Yasueココが新しい!PointGMをサポートし、各班を統括し、サポート体制を管理する。事務局(井上 美智子)アシスタントコレオ万全のサポート体制の中でリハーサルに集中し、パフォーマンスのレベルアップに努める。メンバーユニフォーム演者(出演ダンサー)だから!49

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