『SDM』 VOL.41
59/68

『A Millie』振付:庄司あさひ(STEPS 2年生)人の心を動かす作品づくりとは!?こんな作品が登場しました!櫻田:〝女性の強さ〞というテーマで、自分の得意とするジャンルの振付けを使って、エネルギッシュな女性を表現しました。見た目もファッショナブルでカッコよく輝く女性を意識しましたね! はっきりとしたヴィジョンを共有できたので、山村さんの得意な要素と上手く融合して、イメージ通りの作品に仕上がりました。彼女と、そして一緒についてきてくれたメンバーにも感謝です!今回の作品はどのように創ったのですか?山村:〝リーダーとしてみんなと意思疎通をはかり、まとめていくのは大変でしたが、沢山の仲間が支えてくれたので、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の公演に込めたメッセージはまさにその部分で、自分たち自身が公演づくりを通して強く実感し、大きく成長できたのだと思います。これで上級生は卒業し、春からそれぞれの道に進みますが、ここで経験したものを忘れずに、卒業後も自分を磨いていきたいです!山村さんは委員長としても活躍されたのですよね!櫻田:この学校は様々な夢や目標を持った人がいて、自分のスキルアップはもちろんですが、年2回の公演に向けて、個性的な仲間と〝みんなで創りあげる〞という貴重な経験ができます。こんな素敵なステージに挑戦できる環境はなかなかあるものではありません。でも、気をつけて欲しいのは入ったから成長ができるのではないということ。恵まれた環境を用意してもらっても、成長できるかは自分の意思次第です!未来の後輩たちにメッセージをお願いします!衣装のドレスを効果的に見せながら、バトンやアクロバットなどもステージを派手に演出。テーマパークスタイルで魅せ切った!今もっとも注目度の高いスタイルのヒップホップを、見事に作品に仕上げた!緩急を巧みに操り、気持ちを乗せたダンスは圧巻。女性らしいシルエットを上手に使い、完成度の高いセクシーなJAZZナンバーを披露! 女性の心情を歌詞にのせた振付けが印象的。爽やかでアクティブな楽しさが印象的なナンバー。様々なジャンルを織り交ぜ、ある時は自由に、またある時は一体となって会場を盛りあげた!JAZZ HIPHOPをベースにして、エモーショナルな振付けで観る者の心を動かした作品。誰もが共感できる葛藤を見事に表現!ストンプを取り入れ、まるでパーカッションとセッションをしているかのような作品。魂を震わせるような振付けはさすが!コレオグラファーに直撃!『Princess party』振付:綿貫みづき(STEPS 2年生)2つの感性が融合した、感情高ぶる大迫力のステージ!ファッション誌「VOGUE」の世界観をイメージして、女性の強さを全面に押し出し、輝いている自分を表現した作品。JAZZ FUNKを振付けのベースとしながらも、JAZZやHIPHOPなど多彩な要素を用いて、異なるジャンルを得意とする2人だからこそ創りあげることのできたナンバーとなった。美しく揃えられたキレあるダンスに客席からは、割れんばかりの歓声が! 空間の魅せ方を意識し、釣り物を自分たちで考案するなど、学生がプロデュースしたとは思えないほどの完成度だった。編集者が選んだベストナンバー!!『Queen of pride』振付:山村沙葵&櫻田薫(STEPS 2年生)『Rhythm of life』振付:SETO講師『DANCE to the MUSIC!!』振付:寺部達也&麻生涼太(STEPS 2年生)『MENOSAKI』振付:強矢莉沙(STEPS 2年生)『Clazy』振付:矢内愛美&藤丸じゅり(STEPS 2年生)東京ステップスアーツ、東京芸能学園高等部の発表会は、学生が自らプロデュースしたステージが魅力! 個性的なダンスナンバーはもちろん、ヴォーカルやアクティングも取り入れた構成で、学校生活の中で彼らが経験した喜びや葛藤、熱い想いをストーリーに込めながら踊る、全身全霊をそそいだダンスは観る者の心を動かした! プロを目指すからこそ、誰でも楽しめる舞台を目標に日々努力した証がにじみ出ているエンターテインメント公演であった。2014.3.4(tue)/品川きゅりあん 大ホールプロを目指す若き魂が創りあげる、ストーリー仕立ての現代ファンタジック公演!東京東京ステップスアーツ東京芸能学園高等部発表会~もう1つの「シンデレラ」~取材・文=安江雄彦text by Takepiko Yasue写真=井上治photography by O-sam Inouemore info → 東京ステップスアーツhttp://www.t-steps.com/東京芸能学園高等部http://www.togei-h.com/東京ステップスアーツ2年生。学校に通いながらも、有名アーティストの振付けやバックダンサー、PVやCM出演などで活躍する。また、芸能を幅広く学び、シンガーやモデルとしても活動している。今回はJAZZ FUNKをベースとした、見事な作品を披露してみせた。櫻田薫東京ステップスアーツ2年生。テーマパークダンサーを志し、東京ステップスアーツに入学。今回は振付師、ダンサーとしてステージに立つだけではなく、生徒全体をまとめあげ、演出面でも全体の調整役となるなどを担う委員長として公演全体を仕切った。山村沙葵57

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る