『SDM』 VOL.42
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ジャパニーズ・クランパー、Twiggzが伝えるダンス道。~ロサンゼルス滞在記特別編~KING OF BUCK」の戦い!!3代目レジェンド、Twiggzによる連載も終盤の第5弾。この春、ロサンゼルスで開催された世界最高峰のストリートダンスの振付け作品コンペティション『World Of Dance LA 2014(略称以下、WODLA)』――その大舞台に参戦し、みごと第3位に輝いたTwiggz率いる「KING OF BUCK」!! 今回は特別に、LAでの彼らの挑戦の様子を4ページで大々的にレポート!取材・文=安江雄彦text by Takepico Yasue写真=塩崎亨photography by Toru Shiozaki写真提供=一般社団法人 KOBphotography by KOB ent―LAは何度も訪れているTwiggzさんですが、今回は大変だったみたいですね。そうなんですよ。普段は、自分一人もしくは数人で行くことが多いのですが、今回は30人。移動するだけでも大騒ぎでした(笑)。なんせアメリカは広いですし、全部車を運転しての移動ですからね。いつも使っているレンタカー屋さんで、6台車を借りて空港からメンバーを乗せて、いざホテルに向かおうとしたら渋滞にはまってしまって……。メンバーの大半が、初めての海外だったので、バラバラになってしまって、ホテルに着いたら他に誰もいない(笑)。電話してみたら「警察に捕まりました。」とか「まったく違う方向で迷ってます。」とか。向こうのネット環境も使いこなせていなかったから、連絡は取りづらいし、地図もうまく使いこなせないし、大変でしたよ。結局、予定ズレズレになってしまって。誰が悪いってわけじゃないし、日本の快適な環境のありがたさを痛感しましたよ。―そんな環境で準備は十分にできたんですか?リハーサルはバッチリでした! LAを拠点に活動しているWE ARE HEROESのHEROと以前から知り合いで、彼女に仲介してもらってハリウッドのスタジオを借りることができたんです。直前まで何度も何度も調整を繰り返していましたが、いいスタジオで集中して質の高いリハーサルができました。ちょうどTight EyezらSTREET KINGDOMのメンバーも近くでリハーサルをしていて、忙しい中で私たちのリハーサルを観に来てくれたんです!世界最高峰のクランパーたちに観てツイッグスproleSTREET KINGDOM JAPAN、Twiggz Famのリーダーとしてクランプの普及や発展のために海外との懸け橋を担いながらシーンの最前線で活躍する日本のトップ・クランパー。ツイッグス新しく構成を練り直した部分は、重点的に確認を繰り返す。精神的な不安要素を取り除く、作業でもある。STREET KINGDOMのメンバーも応援に駆けつけてくれた! Tight Eyezも作品の完成度に驚いていたようだ!会場はちょうど幕張メッセのような、LA最大の大型コンベンション・センター! 世界中からお客さんが集まっている。出演交渉の仲介から現地のスタジオ手配まで、今回の挑戦をサポートしてくれたHERO(WE ARE HEROES)と。前日のリハーサルを終えた時点で、メンバーのモチベーションは『Legend Tokyo Chapter.3』当時と同等、それ以上に高まっていた!レジェンド優勝メンバーの持つ爆発力は健在! リハーサルの様子からも、日本一の自信と強い絆が伺える。遂に敵地に乗り込む「KING OF BUCK」。当日会場入り前日リハ42

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