『SDM』 VOL.42
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発表会をレポート!!の女性ならではの動きを活かしたナンバーも多い中、クールさを感じさせる振付けとダンサーたちの乱れぬユニゾンで観客の視線を釘付けに! そして、男性顔負けのパワフルさ、耳に残る曲調も相まって、来場者に鮮烈な印象を残していたナンバーだ。そのパフォーマンスのクオリティの高さを証明するかのように、来場者からの歓声と熱気が上昇し続け、終始クライマックスと言うべき盛りあがりを巻き起こしていた!作品に込めた想いとは!?NATSUスタジオ創立10周年記念!コレオグラファーの個性が光る、珠玉の作品群!こんな作品が登場しました!女性ダンサー人気カリスマチーム「CRiB」のメンバー。Double、ZEEBRA、AIなどのビックアーティストの振付けやツアーダンサーとして活躍。世界でも活躍するDJ KAORIのダンサーとしても活動中。 今、90年代がファッションやアーティストでも盛りあがってきているので、初心に戻り、昔ながらの良さを活かした作品づくりを目指しました。観覧者にも伝わるように、自分の好きなスタイルの中で、セクシーな部分と女性の力強さも一緒に表現できるように考えましたね。難しいことをするよりもシンプルなフリで楽しく踊れるように、ミディアムテンポからスロー、最後はノリノリで踊りきる感じにしました!この作品に込めた想いを聞かせてください! 前回の作品は人数も多く、構成も細かくて、さらに早替えもあったのですが、今回はそれとは真逆にしてみました! 出演者がほぼ出ずっぱりでお客さんにとって見やすくなるように心がけました。大きいフリでもきちんと揃うようにして、誰が観てもわかりやすくて見た目も良い、なるべくキャッチーな作品になるようにしたのがポイントです! 「作品として残す」というよりも、生徒たちが満足できることを心掛けました。だから、「難しいフリを無理して踊る」よりも、楽しんで踊って欲しかったので、敢えて昔のスタイルを意識し、シンプルにしたんです。そういう〝昔の良さ〞を感じて欲しかったし、お客さんもお母さん世代の方が多いので、耳になじんだノリのいい曲で、出演者自身が楽しみつつ、観る人も楽しませることが出来たのは嬉しいですね!出演者にどういう想いで指導をされましたか!?振付師:NATSU/GirlsHIPHOP全身を大きく使ったしなやかな動きの中に、女性ならではの強さや妖艶さを表現。その一体感からは出演者たちの意識の高さが伺えた!振付師:SUZUYAKA/JAZZSpecial ShowcaseACHI×NABE×BE-YAN振付師:ERI/JazzHIPHOPソロダンスでそれぞれの得意ジャンルを披露! その存在感とダイナミックなフリで、ステージが小さく見える程のパフォーマンスを見せてくれた!振付師:すずきゆうすけ/LOCKIN’誘導棒やイスなど、様々な小道具を駆使した振付けと展開が印象的。趣向を凝らした巧みなステージングで観る者を楽しませてくれた。スローテンポからアップテンポな曲調へ変化し、作品の前半と後半で雰囲気がガラリと変わる! 巧みな振付けセンスの成せるワザと言えるだろう。振付師:ASAMI/GirlsHIPHOPダンサー1人1人ダイナミックな動きで会場をロック!フォーメーションの変化も多くメリハリのある動きが印象的!振付師:MOTOI/HIPHOP確かなスキルを見せつつも、楽しませることを忘れない!まるでパレードを見ているような楽しさを伝えてくれたロッキンナンバー。SDM編集者が選ぶベストナンバー!コレオグラファーに直撃!小さなクラブでのレッスンから歴史が始まったスタジオランディン、その創立10周年を記念した発表会が開催! 豪華コレオグラファーによるプロデュースナンバーや、今やLandin′発表会の名物となった各ナンバー作品前のコレオグラファーソロパフォーマンスは健在! また、当日までシークレットとなっていたスペシャルショーケースも会場を盛りあげ、スタジオの10周年を祝福するのにふさわしい豪華な内容で来場者を楽しませてくれた!取材・文=佐藤真由text by Mayu Sato写真=上石了一photography by Ryoichi Ageishi2014 4.27(sat)/立川たましんRISURUホールmore info → studio Landin’http://www.namelessproduction.com/東京StudioLandin′発表会女性ならではのセクシーさに加え、カッコよさも前面に押し出したナンバー!作品を創る上での工夫やポイントはどんなところ!?54

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