『SDM』 VOL.43
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大和ハウス工業の開発事業地域である埼玉県の吉川美南を、〝街まるごと子育てを応援する街〟としてプロデュース。街をプロデュース2011年より開催され、総合プロデュース兼実行委員長を務める。また、厚生労働省イクメンプロジェクト推進メンバーも務めている。イクメンオブザイヤーをプロデュース経済産業省開催が開催する、海外で稼ぐ志を持つ企業や団体の業種横断的ビジネスマッチングを目指すイベントをプロデュース。クールジャパンイベントをプロデュース天才・たけしの元気が出るテレビ!!/とんねるずの生でダラダラいかせて!!/進め!電波少年/学校へ行こう!/ガチンコ!/内村プロデュース/仕立屋工場/グータン/ウッチャンナンチャンのウリナリ!/桑田佳祐の音楽寅さん~MUSICTIGER~ …… ほかテレビ番組の企画・構成 サイボウズ株式会社/株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション/西川産業株式社/タビオ株式会社/株式会社ジェイグループホールディングス/株式会社ジーフット/イオンタウン株式会社 …… ほか企業ブランディングプロデュース ――2年前に審査員として参加して頂き、改めて当時を振り返ってご感想いかがでしょうか?  実際に大会を観るまでは「専門的な知識がない僕が審査して大丈夫?」と思っていました。でも、実際参加してみると全然そうじゃない。純粋に作品を観て感動できたし、審査基準も「その作品に感動したかどうか?」なので直感的に楽しめました! また、僕自身プロデューサーとして、すごいイベントだと感じました。挑戦されているコレオグラファーの方々はプロだと思いますが、出演ダンサーのほとんどがそうじゃないんですよね!? 出演者が全員プロダンサーでないのに、ブロードウェイ・ミュージカルのように内容が非常にハイレベルで充分にチケットを払って観に行く価値がある! 振付師の才能に着目して、それを成立させたのが画期的だと思いました!――では、何かビジネスとして可能性は感じましたか? 音楽の場合、それこそ鼻歌なんかで世の中に拡散しやすい。けど、ダンスはそういった事ができないから、やはり難しいですよね。 ただ、強みとしてはダンスは言葉がいらない。そして今ではネットで動画が一瞬にして世界中に拡散できる! だからむしろ国内ではなく世界に向けてドンドン発信していった方が市場は広がるだろうし、その可能性も感じました。――確かに近年では、ダンスはかなりグローバル化してきましたよね! あとはやはり、ダンサーってアスリート的な側面を持つじゃないですか? だからこそ挑戦される方は、50才になった時を考えて、今回の挑戦を上手く〝財産〞にしていった方がいいと思います。長い自分の人生を1度、俯瞰(ふかん)の視点で考えてみる! その中でこの大会を捉えるだけで2倍も3倍も有益になると思います。 とは言え、「後のことを考えないで燃え尽きる!」という刹那的な考え方が一瞬の輝きを放つこともあるし、それも非常に面白い! 俯瞰と長い人生で〝レジェンド〞という大会を捉える。集中、両方の考え方やモノの見方で臨んで欲しいですね!――2度目の審査員参加として、大会には何を期待しますか? 僕のようなダンスの素人から見ても、あきらかに解るような〝進化〞が見たいですね。 僕が高校生の時、ムーンウォークを観て「ダンスってすごい!」って体感したんですけど、「ダンスってそれから進歩しているのかな?」って思うんですよ。 もちろん、実際には進化していると思いますよ、細かい所や技術で。でもそんなことじゃない。ほんの2秒でもいいから、大衆、誰もが観てゾクゾクする革新的な何かが見たいです!――なるほど。瞬間的でもいいから、誰もが解るイノベーションですね! ただ1番やってはいけないのは、手段と目的が入れ替わってしまうこと。つまり、賞を取りに行くダンスを創り始めることです。よく僕、言うんですけど、自分たちの〝旗〞に数字を書いたらダメなんです! 旗には〝理念〞を書くべきであって、〝1位〞とか書いちゃうと、絶対、上手くいかない。さっきも言ったとおり結果的に〝一瞬の輝き〞で終わっちゃうんです。時代を追いかけてはダメ。時代ってバイオリズムがあるから、逆に時代を無視して自分を貫き続ける人は絶対、いつか時代の方が寄ってきます! 2年前大会の梅棒なんて今でも覚えてますよ! それこそJ-POPダンスなんて、まったく流行ってたわけじゃない。ムーンウォークが出た時も、後ろ向いて歩く人なんて流行ってなかったですよね!? そこには時代に捕らわれない、信念が貫かれていたからこそ、多くの人の心を掴めたのだと思います!――大切なのは、自分の信念を強く貫くということなんですね! すごく大変で難しいことだと思います。けど、やっぱりやりたいことやって、その結果、僕らが「参ったな!」と思う方がカッコいい。それに、絶対、その方が未来につながると思います!ダンスをやらない人でもわかる、イノベーションを!総合プロデューサーの視点。イベントや商品のプロモーション、映像作品や番組企画の制作など、ビジネスとしての成功の責任を負う責任者、〝プロデューサー〟。そのプロデュース業において多くの大企業、国の各省庁から多大な信頼を獲得しているのが、おちまさと氏だ。 2年ぶりに再び審査員として臨む『Legend Tokyo』、そして現在のダンスシーンの姿は彼の目にどう映っているのか!?株式会社おちまさと事務所代表取締役社長プロデューサーおちまさとさまざまな企業ブランディングを手がけるトップ・プロデューサー!プロデューサーとしてテレビ番組の企画や演出を手がけ、数多くの人気番組を世に輩出。テレビやラジオ番組のMC出演するほか、数多くの企業ブランディングやコラボ企画、広告やイベントの企画・演出・制作のプロデュースを手がける。また、「相手に9割しゃべらせる質問術」など書籍の執筆や講演活動を展開、あらゆる分野に通じたプロデューサーとして活躍している。自分たちの旗には〝目標〞ではなく〝理念〞を描け!自己の表現に対する信念。そしてイノベーション・スピリッツ!24

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