『SDM』 VOL.45
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22JADE 未来のシーンを切り拓く!Cross Talk大学ダンスサークルバーもいれば、サークルとして仲良く楽しくというメンバーもいて、まとめるのが難しい……。石川:サークルとして、活動方針みたいなものはありますか?たくや:WISHは様々な活動がある中で、毎年12月に行う公演に向けて活動していきます。引っ張っていく立場の上級生はいい公演を作ろうと、モチベーションが高くまとまるのですが、下級生は特に意識のバラつきが大きく、上級生と比べて活躍できる場面も少ないので、どう上手く引っ張っていこうか悩みどころですね。ハニカミ:実は僕も、1、2年生の頃はサークルの活動に熱心に参加しないタイプで、サークルの外に出て活動することも多かったんです。けれど、サークルに戻ってこなくなる人もいて、寂しい思いもしました。そんな状況を少しでもどうにかしたいと上級生になって仲間でまとまって活動するようになりましたね。日本のダンスシーンこれまでシューズのみならず、広くストリートダンサーをサポートしてきたJADEが、今後ますます大きくなる可能性を秘める日本のダンスシーンについて考える!! 今回、熱い意見を交わしたのは、シーンの先頭に立っていくであろう、若き大学生ダンサーたち。彼らの声から見えてきた未来を切り拓く鍵とは……!?取材・文=安江雄彦edit by Takepico Yasue写真=塩崎亨photography by Toru Shiozaki未来の鍵は大学生ダンサー!!石川:多くのプロダンサーを輩出し、次世代を担っていくであろう大学ダンスサークルのシーンですが、実際はダンスのレベルや、他のサークルと比べての人気などはいかがですか?ゆらしゅん:慶應義塾大学には、僕の所属するJADEを含め、Dance Unit W+I&S、Dance crew es、Revolveと4つのサークルがあり、慶應生だけで構成されているにも関わらず、それぞれ200名前後のメンバーが所属しているので、他のサークルと比べてもダンスは人気が高いです。レベルの変化というのはわかりませんが、大学においてもダンス人口は増加傾向にあると思います。Yuta:人数が多い分、部長としてはサークル内の温度差というのを感じることが多いですね。文化祭などに向けて練習していても、熱を入れて練習するメンシューズに対する高い知識を持ち、現在はJADE原宿店の店長として、ブランドのファン作りの先頭に立つ。日本にヒップホップが入ってきた頃より音楽・ストリート文化に触れ、ダンスシーンにも精通している。JADE原宿店 店長石川さん多くの仲間とダンスを楽しむ特別対談サークルの魅力とジレンマ。慶応JADE東大WISH青学ADL法政GROOVY

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