『SDM』 VOL.46
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 今回の舞台は、チームとして12年目を迎えた僕らがネクストステージに行くために「もっと多くの人たちに観てもらえる環境を作りたい」という想いが強く込められています。 ダンスシーンで僕らがやってきたものを、より一般層とも共有できるエンタメとして見せていく、その勝負の時期が今だと思っているんです。観客動員も1万人規模のものになりますし、僕らにとっても史上最大のプロジェクトになっていますね。 だからと言って、ただ舞台セットを大きく派手にして、ただお金をかけてテクノロジーを使えばいいというわけではない。それをどういう風に自分たちのダンスとうまく融合させて、新しい表現方法として拡張していくか? ダンサーじゃないお客さんでも体感できて楽しめるエンターテインメントができる、それが今度の『DOOODLIN’』なんです! また、今回の舞台は本当に超一流のクリエイター陣が支えてくれるので、今までないものが出来ると確信しています。「一緒になってお客さんを楽しませよう。むしろイタズラをしかけよう」という感覚です(笑)。 ステージに立つ人、音楽を創る人、映像を創る人……色んな人たちが同じ立場で、同じ感覚で1つのものに向かっていく。そういう時に、新しいエンターテインメントが生まれると思うんです。 一流のダンサーとクリエイターが本気で遊ぶイタズラにぜひひっかかりに来て欲しいです(笑)。本気で楽しませるエンターテインメント空間を準備して待っています!W.C.OリーダーYOKOIに聞く最新公演DOOODLIN’の見所は!?常に前人未踏の偉業を成し遂げ続けている、日本の誇るトップ・ダンスクルーであるWRECKING CREW ORCHESTRA(以下略:W.C.O)。世界トップクラスのダンススキルを持ちながら最新テクノロジーを巧みに取り入れ、ダンスをさらなる高次元の表現として昇華させているのだ。そしてこの春、彼らが仕掛ける次なる舞台表現が世に放たれる。W.C.Oが仕掛ける、究極のダンス・エンターテインメント、その真実にせまる!取材・文=長濱佳孝text by Yoshitaka Nagahama17

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