『SDM』 VOL.46
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◉東京公演 2014.11.20(木)-23(日) @世田谷パブリックシアター◉大阪公演 2014.12.12(金)-14(日) @ナレッジキャピタル ナレッジシアター◉福岡公演 2015.01.10(土)-11(日) @電気ビルみらいホールてやれ!!過去2回の公演が大成功を収めた梅棒が、第3回目となる公演を開催! 今度は東京、大阪、福岡で開催するという、3都市公演に規模を拡大しての開催となった! 各地で感動と笑いの渦を巻き起こした公演の内容をレポートしよう!写真=和知明、赤坂久美photography by Akira Wachi、Kumi Akasaka取材・文=長濱佳孝edit by Yoshitaka Nagahama作品、待望の舞台化! の3都市で盛大に開催!主人公たちの子供時代を演じたキッズ(ティーンズ)ダンサーたち。ダンスの腕前はもちろんだが、演出意図を理解した〝演技〟もさすが!レジェンド受賞作を90分作品として再構築!一切の事前情報を必要とせず、深く考えずにただわかりやすく、かつ笑えて感動できるストーリー展開は今作でももちろん健在!誰もが楽しめるストーリー展開!劇中で重要な役割を担うアイドル〝ぷらちな娘〟。演じるのはもちろん(?)全員男であるが、研究し尽くされたそのアイドルっぷりはさすが!〝アイドル〟へのこだわり!毎回、確かな客演陣も魅力の1つ。世界的ハウスダンサーTATSUOがオタクの格好をして跳び跳ねる姿を見られるのはこの公演だけだろう!各分野からの客演陣!オタクに暴走族、アイドルといったキャラクターは1人残らず相当濃い! 悪役である暴走族もどこか愛嬌があり憎めないのも魅力的。個性豊かなキャラクター!子役ダンサーもすごい! 第3回目となる彼らの公演のタイトルは『男なら、やってやれ!!』。そう、2012年の『Legend Tokyo Chapter.2』において梅棒が最優秀作品賞〝レジェンド〞の座に輝いた作品名だ。 今回の公演ではコンテスト用として作られた5分作品である原作の一部設定を変更し、よりキャラクターの人物像や世界観が深く掘り下げられ、〝90分の舞台作品〞として再構築! また、毎回プロダンサーや演劇シーン、キッズダンサーといった層から確かな実力を持った客演陣が登場するのも梅棒公演の魅力の1つ。今回の注目はなんと言っても、日本が世界に誇るハウスダンサーTATSUO、そして奇抜かつ強烈なキャラクターでシーンを席巻する東京ゲゲゲイのBOWだろう。 梅棒公演では初顔となるこの2人はもちろん、梅棒メンバーを始めとする出演陣はどのような配役で公演を彩るのか? 来場者たちの膨らむ期待に応えるかのように、公演の幕が上がっていった。『男ならやってやれ!!』のここがポイント!36

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