『SDM』 VOL.49
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開演までの時間は弦楽四重奏による生演奏で来場者をもてなす。ステージのすぐそばでは、コレオグラファーたちが作品を見守る。一流舞台デザイナーによるセットと張出しステージが今回の特徴だ。レジェンドではおなじみのTAKAHIROがオープニングアクトとして登場!TAKAHIRO、伊藤今人、そしてモデルの浦浜アリサがMCとして公演を進行する。伊藤今人と浦浜アリサも、まさかのデュエットダンスも?世界的太鼓奏者、ヒダノ修一氏の生演奏が会場に鳴り響く!世界一の一輪車パフォーマー下山和大氏も2作品とコラボ!日本語ラップを得意とする若手トップDJ、CHARIも登場! 数々の絢爛な仕掛けが演出された、〝ダンス・アワード受賞式〞! 〝名作の再演〞をテーマに掲げ、早3年目の開催となった『FINAL LEGENDⅢ』。今年は単なる作品の再演にとどまらず、ダンス分野以外からの世界的パフォーマーやアーティストを迎え、〝名作の進化〞に挑戦! 『Legend Tokyo』大会時の〝コンテスト・ルール〞から解き放たれ、舞台公演の作品として新たな姿を見せてくれた。 そして、この公演の特筆すべき特徴はそれだけではない。公演全体の演出テーマを「アワード受賞式」とし、芸術監督に4代目レジェンドMemorable MomentよりKAORIaliveを迎え、演出には過去公演舞台スタッフで構成された演出チーム、舞台セットは一流のステージデザイナーが担当するなど、豪華布陣で公演が創りあげられた! 来場者たちをまず驚かせたのは、オーケストラプレゼンター東京によるウェルカム演奏。一般的な〝客入れBGM〞を生演奏として披露し、華やかで絢爛なイメージであるアワード受賞式を演出する。 また、来場者たちに違和感を抱かせたのが、ステージから大きく張り出した特設ステージと、そのサイドに設けられたテーブルセットだ。 来場者用の特設VIP席ともとれるこのステージ際の席、その用途は公演のそれぞれの作品のコレオグラファーが座るためのもの。つまり、それぞれのコレオグラファーたちを〝アワードの受賞者〞とし、アカデミー賞やトニー賞のように、「ノミネートされた人物たちがステージを囲むように座している」という風景を演出するためのものなのだ。 そして、〝受賞式〞をテーマである以上MCも存在する。〝レジェンド〞ではおなじみとなったTAKAHIRO、2代目レジェンド梅棒より伊藤今人、そしてモデルの浦浜アリサという華やかな3人で、受賞式を進行していく。 単なる作品紹介ではなく、「次の作品はここが素晴らしい!」という具体的な説明により、来場者からは「作品の素晴らしさがわかり、見やすかった!」との声が上がっていた。数々の豪華演出要素を加えて開催されたこの公演、それぞれの作品の模様を次ページからレポートしていこう!FINAL LEGENDⅢFINAL LEGENDⅢGeneralReport◆ ◆ ◆◆ ◆ ◆44

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