『SDM』 VOL.54
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舞台上の9面LEDパネルを使用した映像表現をはじめ、多彩な演出技法が披露された本公演。その中から特徴的なシーンをピックアップして紹介しよう。「名作」を進化させる多彩なる演出効果Fly Six B作品「The Haunted House」の舞踏会の場面では、ダンススポーツ強化選手によるペアダンスとコラボ!あらゆる光を演出するゲストパフォーマー「かぐづち」、実にさまざまな機器や演出で〝光〟をアートに見せる!suzuyaka作品「CHICAGO」では4組のダンススポーツ強化選手がセルブロックタンゴを艶やかに舞う!オープニングでは複数台特殊配置された送風機によって、空中に漂い続ける布が不可思議な空間を演出していた。ステージ上に配置された9面のLEDパネルにより、公演作品の世界観はさらに強く表現される。(写真はSeishiro作品)NORI作品の冒頭。全身白衣装のダンサーに映像を投影する、斬新なプロジェクション・マッピングの演出が披露された。公演の後半では来場者も一体となって楽しめる、バルーンを客席に投げ入れる演出も。(写真はZoo-Zoo作品)「雅屋」伊右衛門はavecoo作品に、実際の歌舞伎演目の役柄〝助六〟としてコラボ出演、より花魁の世界観を深めていた。古代エジプトを表現したWREIKO作品では、世界的ラテンダンサーペアが情熱のダンスを披露!関西公演ではシュールかつキャッチーに会場を沸かせたakane作品がバルーンを使った演出で来場者を楽しませる。「かぐづち」によるグラフィック・ポイは、まさに空間に光で絵を描くような表現演出をみせた。ストーリーテラーを務めるChigusaの衣装は、世界的デザイナーが担当。2部の衣装は蓮の花をイメージして制作された。19

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