『SDM』 VOL.54
32/68

 Be Bop Crewメンバーで日本を代表するダンサーでもあるSETOが主宰する『SNAZZY DOGS』が、昨年11月の東京公演、4月の福岡公演を経て、再び東京で上演! メンバーは、SETOをはじめ、TATSUO、PInO、RON×Ⅱ、MADOKA、Yu-mahというストリートダンス界・エンタメ界の選りすぐりのダンサーたち! そして重要な役割を果たす「生音」を奏でるのは、雅勝(津軽三味線)、千代園剛(和太鼓&鼓)、→BAN→(DRUMS&PERCUSSION)という凄腕ミュージシャンたちとヒューマンビートボクサーのHIRONAだ。〝一流×一流〞の豪華セッションという贅沢な素材を、座長SETOがオリジナルの演出で珠玉のステージに仕上げた。 舞台で展開するのは、生音での演奏に乗せて繰り出される高次元なハウス、ロッキン、ポッピン、タップのパフォーマンス! また、細かいリズムを刻むボイスパーカッションとダンスのセッションに会場は酔いしれる! さらに、ダンサーが楽器演奏を、ミュージシャンがダンスに挑戦する〝チャレンジタイム〞では、それまでのスタイリッシュなパフォーマンスから一転、客席からも思わず笑いがこぼれるコミカルなシーンも……。 最高の臨場感を生み出し、エンタメの新機軸を提示するこの生音LIVE! 「世界に発信できる舞台として、今後もさらに発展を目指す」という座長SETOの意気込み通り、『SNAZZY DOGS』のあくなき挑戦は今後も続く!踊る生音、奏でる肉体、五感を揺さぶる珠玉のステージ!取材・文=飯塚徳子text by Tokuko Iizuka写真提供=(株)踊心photo-cooperate by ODORIGOKORO主催=(株)踊心2016.4.26(火)- 27(水) @ Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREブレイクタイムは客席を左右半分に分けて、観客参加型のリズム対決! 違うリズムにつられない様に手拍子するのは、意外に難しい!?RON×Ⅱ指導のもと、ドラマーである↑BAN↑が軽やかにタップを踏む。予想を超えるクオリティのコラボに、会場からは歓声が!今回は東京公演のみ参加となったヒューマンビートボクサーHIRONA。畳みかけるように加速する見事なパフォーマンスに、観客は酔いしれた!まさかのふんどし姿で堂々と登場し、その肉体美を披露したTATSUO。和太鼓奏者・千代園剛とのコミカルなリズム対決に笑いがこぼれる!LIVE感を醸し出しつつも「どう見せたいか」にこだわり、音楽とストリートダンスのカッコイイ有り方の体現に挑むステージの数々!大太鼓が放つ壮大なビートと、TATSUOとPInOが繰り出すクールなハウスステップによる、ダイナミックなセッション!まるで身体全体が楽器! ダンサー全員で奏でるボディーパーカッションは、会場全体を惹き込む空気感を放っていた。ドラム&パーカッションのリズムで奏でられる、高次元でスタイリッシュなロッキン! オーディエンスも、思わず身体が動き出すほどの臨場感だ!STAGE REPORTsupported by DANCEWORKS30

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る