『SDM』 VOL.54

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オープニング・アクトは、satomi監修による〝ぷるめりあ〟。キュートでコミカルなドタバタ劇をみせてくれた！堂々のゲスト作品は、『Legend Tokyo Chapter.5』にて、ぴあ審査員賞を受賞したZoo-Zoo振付けによる「ズニクロ」！人間誰しもが持っている陰と陽を、分かりやすく対比する色で表現！　小道具のドアもうまく使い、観ているだけで内容が伝わる。構成演出力の高さが光る作品であった！優勝をいただき感無量です。これからもみんなで荒波を突き進んでいきたいと思います！　東日本ダンス・シーンを新たな文化融合の新潮流として発展させるべく、ぴあ主催で開催されている『TOKYO DANCE STREAM 』！　昨年、斬新なブロック選出システムを取入れたことでも大きな注目を集めた本大会だが、今年も多様なジャンルから振付師が集結したことはもちろん、リベンジを果たすべく、2年連続、作品出展をする振付師たちがいたのも印象深い。この大会に賭ける想いや、並々ならぬ強い意気込みが感じ取られた。　コンテスト本編では、強いパッションで〝踊り〞そのものを魅せる作品や、さまざまな小道具を巧みに使った表現作品、アクロバットやハイスキルな技術を披露して挑む作品など、創意工夫を凝らした、さまざまな作品が展開。作品が終わるたびに、オーディエンスからは歓声や大きな拍手が沸き起こっていた！　そんなハイレベルな戦いの頂点に立ったのは、扉を使い、はっきりとしたコントラストで内容を伝えたER'S RYOJI！　準優勝には、個性的な振付と表現が際立ったデュオYUKO& SAYAKA。大会特別賞は、戦争の哀しさを独自の世界観で描いたSHOJINが獲得した。エッジの効いた振付師たちが揃う、この大会にて、東日本ダンス・シーン代表となった3作品!! 夏の本戦では、さらなる進化を遂げた作品を魅せることに期待したい！東京、エンタメ・カルチャーの未来を魅せるのは誰だ!東京ダンス・シーン、新潮流の戦い激戦を制した3作品が新たなる伝説を生み出す！取材・文=飯塚徳子text by Tokuko Iizuka写真=井上治photography by Osamu Inoue優勝〝森の声〟を独自の世界観で創造した意欲作。残像が残るトリッキーな動きと摩訶不思議なフォーメーションにオーディエンスの視線は釘付けとなっていた。まさか、自分の名前が呼ばれるなんて……、言葉になりません。本当にびっくりしました。うれしいです。仲間のおかげです。本当にありがとうございます！振付師：YUKO&SAYAKA作品名：「森の声」振付師：SHOJIN作品名：「失」合唱曲に乗せて、戦争のおろかさや悲惨さを、ノスタルジックな世界観で表現した作品。軸となる登場人物による、想いがあふれ出る悲しく切ないストーリーが観る者の胸を打つ。準優勝優秀作品賞（Bブロック選出）大会特別賞優秀作品賞（Cブロック選出）振付師：ER'S RYOJI作品名：「Dark＆Light」作品を創作して1年、辛いこともありましたが諦めずに挑戦して本当によかったです。関わってくれたみんなにお礼を言いたいです。本戦はさらに頑張ります！Seishiro審査員賞2016年3月26日（土） ＠ 江戸川区総合文化センターTOKYO DANCESTREAM VOL.242東日本提携大会REPORT5大都市提携大会特集