『SDM』 VOL.54
59/68

ムダな色は入れない、スタイリッシュなロッキン・スタイル! フリが音にピッタリ合い、気持ちの良いリズムに、オーディエンスも自然とノリノリに!粘りと艶めかしさで表現した、ジャズナンバー。それぞれのソロは個性が光り、醸し出される挑発的なオーラは圧巻であった。さまざまに楽曲をミックスして展開した、オシャレかつテクニカルなスタイル系ヒップホップ。TOYOTAKA直伝による、キレ味バツグンのフリを披露!『fallin’』 振付師:ERILandin’Special Showcase『Quick&Tight』振付師:TOYOTAKAYUKI×FRESH SEIJI×すずきゆうすけ×HICKYによる、1日限りのスペシャル・ショーケース! 超絶パフォーマンスに大歓声が贈られた!『UNITE...!』 振付師:KU-GE.フォーメーションの美しさバツグン! コミカルに贈る11人編成の合唱団ストーリー! 小道具のマイクもうまく使用し、珠玉のハーモニーを魅せた!『The pieces for choir』 振付師:IYO-P『have some fun!』振付師:すずきゆうすけキッズから大人までが一体となって繰り広げた圧巻のパフォーマンス。キラキラ光る衣装やペイントメイクも効果的にステージを盛りあげていた!こんな作品が登場しました! 新しいメンバーも加わりましたが、前回の発表会とほぼ同じメンバーで、私のフリには慣れてきているので、今回は、出演ダンサーそれぞれの根底にある、〝ダンス力の底上げ!〞をテーマに掲げて頑張ってもらいました! ですので、あえてターンを増やしたり、身体の内部をもっと意識して踊らないと、止まれなかったり、間に合わなかったりする振付けにして、ダンス力の向上を図る作品に仕上げています。作品に込めた思いをお聞かせください! とにかく発表会としては、かなりハードルが高かったと思います。難しすぎて、リハーサルではなかなか踊れず、結局、最後の2回ぐらいまでぜんぜん揃わなくて、「やばいな、ちょっとやりすぎたのかな……。」と実は少し後悔していました。でも、リハーサルの最後にはしっかりみんなが、踊りきれるようになっていて! その姿に本番は舞台袖で観ていて、心から感動しましたね。出演ダンサーに伝えたいことは!? Landin’ではヒップホップやオールドスクールが多く、私が教えるジャズのショー・スタイルは少数派なので、いろんなダンスを知る要素として観てもらいたいというこだわりを持って取り組んでいます! また、このスタイルは、中途半端な気持ちや、伴わない技術力でただ踊ってしまうと嘘っぽくなりがちなので、そうならないよう、徹底して、〝ショーというものは何か〞をしっかり伝えるようにしています。Landin’発表会ならではのこだわりを教えてください!コレオグラファーに直撃!編集者が選んだベストナンバー!!築き上げた20年の軌跡と未来へ向かって!西東京ダンス・シーンを牽引する、Landin’発表会!〝多摩地区に良質のダンスを届ける〟をモットーに、地域密着型、多くの生徒たちと歩んできたスタジオランディンを運営するネームレスプロダクション創業20周年を記念する発表会が開催! 華やかな実績を持つ有名振付師から、旬の人気振付師までが集結し、各ナンバーの冒頭にて、渾身のソロパフォーマンスを披露。それに続き登場したキッズから大人までの、たくさんの出演者が贈るエネルギッシュなステージに、超満員となった会場からは、いつまでも惜しみない拍手が贈られていた!取材・文=飯塚徳子text by Tokuko Iizuka写真=中島恵photography by Kei Nakashima 2016.5.1(sun)/立川たましん RISURUホールmore info → Studio Landin’http://www.namelessproduction.com/東京Studio Landin’発表会凛とした美しさと、女性ならではの強さ・色気を、存分に表現したシアター・ジャズナンバー。ごまかしの利かない身体のラインに沿った、黒一色の衣装は、シンプルだからこそ技術力の高さが必要とされるであろう。そんな高次元なスキルを持ったダンサーたちが繰り広げる世界観はアダルトでムーディ。長めにスポットが当たる、個々のソロも雌豹のようなオーラを放ち、オーディエンスの視線はステージに釘付けに。耳に残る楽曲のフレーズも効果的に、アンニュイさをかもし出していた!『NEXT』 振付師:suzuyakaショー・ジャズの魅力を、最大限に表現したスタイリッシュでアダルトな異空間ステージ!suzuyaka多くの若手女性ダンサーが目標とする人気ダンサー。幼少期より13年間、クラシックバレエを学びジャズ、ヒップホップを経て現在のスタイルへ。青山テルマなど有名アーティストのPV、CMなどの振付・バックダンサーを務めるほか、近年では数々の公演演出も手がけ、さらなる活躍の場を広げている。人の心を動かす作品づくりとは!?57

元のページ  ../index.html#59

このブックを見る