『SDM』 VOL.58

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『Legend Tokyo Chapter.3』において審査員賞ダブル受賞に輝いたMIWA珠玉の名作！　「七夕伝説」をモチーフに〝互いを想う心〟を伝え、流れるようなストーリー展開が特徴的な本作品。ドラマティックなKOKIAの楽曲を活かし、登場人物の心情にあわせて展開される圧巻のフォーメーションは彼女の真骨頂と言えるだろう。初演より4年が経ち、大貫勇輔を迎えた8回の再演となる今回でさらなる進化を果たす！　　　　　　作品出演者、追加オーディション開催決定！緊急告知！詳細は下記公式サイトにて！「天の川のひとしずく」3月4日（土）「SDM」特集記念企画!――大貫さんは「天の川のひとしずく」の原作映像をご覧になって、どんな印象でしたか？大貫‥あまり僕も多くのダンス作品を観ているわけではないんですけど、最近ストーリー性のあるものって増えていますよね？　そういった中でも特に「キレイな作品だな」と思ったのが第一印象です。それと、七夕の伝承をモチーフにしてあるから日本人にとってなじみ深い、だから感情移入もしやすい。そういった印象を受けました！MIWA‥ありがとうございます！　私も、切ない感情の中にあるどこか温かい感じと、〝美しさ〞をテーマにおいていたので、その点を感じ取っていただけて嬉しいです！――逆にMIWAさんは、大貫さんに対してどのような印象を持っていましたか？MIWA‥本当にかっこよくてオーラのある方だなと思っていて！　最近の公演はどれも拝見していて、梅棒公演の時はシルエットが印象的でした。あと、『ロミオ&ジュリエット』の〝死〞の役は、役名のイメージから冷酷で淡々とした表現なのかなって思っていたんですけど、どこか愛情というか温もりを感じました。大貫‥そうなんですね。僕としては自分の中で〝つながり〞を大事にしていて。あの作品の〝死〞の時は〝ロミオの陰〞というテーマだったんですけど、死はロミオ自身でもあり、導く存在でもあり、死神のようでもある。そういう表現に温かさを感じていただけたんですね！――大貫さんはお芝居はどれくらいやられているんですか？大貫‥去年1年はお芝居だけやっていた感じです。ただ正直に言うと、最初はミュージカルとか芝居があまり好きではなくて、「ダンスだけ好き！」みたいな感じだったんですよ。それが4年前の『ロミオ&ジュリエット』の初演で〝死〞を演じたのがきっかけで歌や芝居も面白い、別の感動が得られると思って、そこから本格的にレッスンやワークショップに通うようになりました。MIWA‥歌とかお芝居って、ダンスにも影響しますよね！大貫‥めちゃくちゃしますね！昔は踊る時って「どう見えるか」という〝外側〞ばかり意識してしまっていて。でも芝居では、何を表現したくて動くのか、その瞬間に何を思っているのかというのがすごく大事なんです。ダンスでもそれをするようになってからは、自分の踊りに対する向き合い方が精神的にも肉体的にも変わりました！MIWA‥すごく共感です！　そういうことを振付師として30〜40人のダンサーに伝えるのがまた難しいんです！　でも、回数を重ねるごとに少しずつ伝えられてるんじゃないかなとも思っています！大貫‥ダンサーって基本的に目立ちたがり屋が多いと思うんですけど、芝居だと「自分が、自分が」って姿勢だとできなくて。「この作品の中で自分はどうあるべきか？」ということを色んな方から教わって、そこでどう光るかが大事なんだと思っています！――では、今回MIWAさんが作品の中で大貫さんに期待したいことは何でしょう？MIWA‥そうですね……、大貫さんには彦星役で出演してもらいますが、演じる方によって全然違う作品になると思っているので、ありのままの大貫さんの彦星をやって欲しいです！大貫‥1つお聞きしたいんですけど、あの作品で周りのダンサーの方々は〝星〞という設定ですか？MIWA‥水の精、そして天の川の星座の星の一粒、という意味合いも込めています。時に空に浮かぶ星であり、時に彦星に寄り添う水の精だったり、両方の意味を込めてダンサーのみんなにはやって欲しいと伝えています。――最後に、今回のコラボに対する意気込みをお願いします！MIWA‥周りに「本当にすごい人と一緒にやるんだね」と楽しみにしてくれる方がたくさんいるので、期待にこたえられるようにがんばりたいです！　作品としては、日本古来の風習って今では結構忘れてしまっている人も多いので、今年の7月7日に大貫さんの演じた彦星が脳裏によみがえるくらい、観ていただいた方の心に残る作品にしたいと思っています！大貫‥まず声をかけていただいたことを嬉しく思っています。こういうダンスメインの公演に出演するのが久しぶりなので、色んなものを吸収したいですし、自分からもしっかりとエネルギーを出していきたい。この作品を通して、MIWAさんと共にダンサーの方たちと素晴らしいものを創りあげられるよう、全力で臨みたいと思います！なじみ深く、美しさを感じた作品この作品の中で、自分はどうあるべきか。それが重要！ありのままの大貫さんでやって欲しい！7月7日にまた大貫さんの彦星を思い出すような作品に！演技の勉強をしてから、ダンスへの向き合い方も変わった。7月7日にまた大貫さんの彦星を思い出すような作品に！演技の勉強をしてから、ダンスへの向き合い方も変わった。25