『SDM』 VOL.58
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長期ワークショッププログラムLegend NEXTとは!?「名作」の再演に向けて出演ダンサーを一新し、作品づくりを伝える次世代コレオグラファー育成プログラム。単なる振り写しだけではなく、参加者が「名作」を通して〝作品創り〟を学ぶことも目的としている。ファイナルに出演するには、このプログラムに参加する必要がある。(以下略:ネクスト)ファイナルの過去全公演に作品出展をしている梅棒、そのメンバー「つる」が本企画を語る!なぜ〝再演〟なの一般的なエンタメ・芸術分野の舞台では、「出演者を一新して再演する」ことは多々行なわれている! バレエの「白鳥の湖」、ミュージカル「CHICAGO」のように〝時代を超えて再演され続ける〟ことでダンス作品が世の中に広がり、ダンスシーン自体の広がりをも目指すことができる!アレンジと進化って、実際なに梅棒作品と『FINAL LEGEND』●映像を使用した演出を追加●他分野のゲストアーティストとのコラボ●作品の設定(性別など)を入れ替えたカバーバージョン などなど、さまざまな進化やコラボを取り入れて再演されている!観客として目撃した「名作」の振付をコレオグラファーが直々に指導してくれる!梅棒「男なら、やってやれ」を女性限定としてカバー!―初めてネクスト&ファイナルの企画に参加した時はどんな感想でした? 僕は『Ⅱ』の時に梅棒が作品出展する際の講師担当になったんですけど、この時の「男なら、やってやれ!!」という作品は『Legend Tokyo』で優勝するために死ぬほど練習して、メンバーも死ぬほど追い込んで作った作品なので、どこか「オリジナルメンバーに失礼がないようにしたい」という気持ちがありました。 もともと〝男限定〞で作った作品でしたが、集まったメンバーは女の子がほとんどだったので、再演と言えど初演とは違った大変さがありましたね。―『Ⅲ』や『Ⅳ』の時はいかがでした? Ⅲは出演メンバーが人数も多くて、年れい層も小学生から40代までと幅広くて、足並みを揃えるのが大変で、結構厳しく叱ってしまった覚えがあります。 Ⅳでは僕は関西公演の作品の担当で、特別な経験でしたね。関西で作品を出すってことがやったことがなかったので。ただ上手くまとめられた自負はあるし、オリジナルを超えることができたと思っています!―『Ⅲ』でのMIWAさんがカバーした「女なら、やってやれ!!」はいかがでした? すっごく楽しめましたね! 僕たちの作品ってよく高校生が文化祭で完コピしてくれてるみたいで、それだけでも嬉しいんですけど、こうやって公式に規模も大きく〝カバー〞として作っていただけたのは僕らは面白かったです。MIWAさんは逆にプレッシャーはあったと思うのですが(笑)。―ではこの企画に参加して、良かったと思うことはどんなことがありますか? 今って昔ほど梅棒が大人数作品を作らなくなってきたので、僕らが作品を出せる数少ない場だと思っています。これがあるからこそ、僕らの作品に出たいって人に出演するチャンスがあるのはいいことだと思います! それと、この企画の目的の1つの「作品を再演で広めていく」ということは、作り手としては本当にありがたいし、続けていって欲しいと思っています!―今回の作品の「駅、人、愛、無限大」は、どのように進める予定ですか? 今回は遠山(梅棒)がメインで担当し、僕は制作アシスタントとして参加します。実はこの作品の大元が、梅棒が初めてゲストで出た作品であり、初めてJ-POP1曲使いのストーリー仕立てにした作品なんです。この「コメディとして観る人を巻き込んでクライマックスまで持って行く」ってのがすごく気持ちいいんですよ! かっこいいとか泣ける感動よりも、「真摯に笑いを狙いにいって拍手を受ける」ってすごい難しいんです。「ちょっとふざけて笑いを取る」ではなくて、最初から最後まで大真面目にふざけている、こんな作品は他にはないと思っています! 追加オーディションも決まって、まだ出演できるチャンスはあるので、「笑いを取りにいって拍手喝采を受ける」という、絶対に今まで体験したことがないであろう経験ができると約束します!優勝するために死ぬほど練習した作品の〝再演〞「作品を再演で広める」作り手としては本当にありがたいつる(梅棒)3.19(日)作品出演者追加オーディション開催決定!3.19(日)作品出演者追加オーディション開催決定!http://legend-tokyo.com/next/http://legend-tokyo.com/next/詳細は下記公式サイトにて!『FINAL LEGEND Ⅴ』出展作品INFO『駅、人、愛、無限大』梅棒作品『Legend Tokyo Chapter.1』において会場に大きな〝笑撃〟を与え、みごと審査員賞を受賞! J-POP1曲使い、そして〝大人数のストーリーダンス作品〟の可能性を世に知らしめたと言っても過言ではない、この歴史的快作。観る者の予想を裏切る構成、マンガ的な王道展開など、梅棒の真髄が詰まっている!緊急告知出展コレオグラファーからひと言Topic.01??MIWA作品「女なら、やってやれ」(『FINAL LEGENDⅢ』より)一輪車パフォーマーとコラボ!CONiY作品「愛情の形」(『FINAL LEGENDⅢ』より)ChoreographerTopic.02Memorable Moment作品「No War」も何度も再演されているダンスシーンの「名作」だ!27

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