『SDM』 VOL.58
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公演直前バックヤード☆ステージを終えて……INFORMATIONNEWS!日本工学院専門学校ミュージックカレッジダンスパフォーマンス科〒144-8655 東京都大田区西蒲田5-23-22TEL 0120-123-351 HP http://www.neec.ac.jp/ダンスパフォーマンス科公式ブログhttp://blog80.neec.ac.jp/ 今回の公演も開催された「片柳アリーナ」を擁する音楽系実習棟が、昨年夏に完成。「理想的教育は理想的環境から」の理念のもと、トータルプロデューサーのSAM氏が監修した新たなダンススタジオ「GEM STONE STUDIO」も備えられ、学生たちの夢を全力でサポートする充実の設備が整っている。好きなことも嫌いなこともすべてを楽しんで 「ダンスを仕事として生きていく」そんな若きダンサーの夢のため、SAM氏をトータルプロデューサーとして創られた、日本工学院ミュージックカレッジダンスパフォーマンス科。記念すべき創設10周年に開催された本科卒業・修了公演は、普通の発表会や舞台公演とは違う〝プロ育成教育ならでは〟と言わんばかりの見所が満載だ。 まず、会場は本年度新たに建設されたばかりの、4000人もの観客を収容できる「片柳アリーナ」。この規模のステージに立つのは、プロダンサーでもそうそうない貴重な経験だ。 そして何より特筆すべきは、〝1人ひとりのダンサーが全ジャンルのナンバーに複数出演していること〟だろう。生徒それぞれ、将来活躍したい希望のジャンルはあるであろうが、プロになるための土台作りに重きを置く本科では、ダンスに関わるすべてを会得できるよう総合的なカリキュラムが組まれている。本公演ではその成果がみごとに体現され、どのジャンルも遜色なく、今後即戦力での活躍が期待できるほど見応えあるパフォーマンスを魅せてくれた。 公演後、SAM氏は「プロとして生きていくには好きなことだけではできない。嫌いなこともやらなければいけないけど、どうせやるなら楽しんでやらなきゃ勿体無い。楽しんでやれればそれは絶対いつか実になるんだ」とすべての生徒に向けはなむけを贈った。 2年間を共に過ごした仲間と協力して創りあげた最後の舞台、そこは何ものにも変えがたい涙、汗、笑顔で輝きに満ちていた。2年間のすべてをかけて!本科9期生(DP9)として、日本トップクラスの講師陣から学び取った2年間の集大成を、ジャンルごとのナンバーで披露、その全貌をご紹介!ACHI NUMBER-HIPHOP天宮玲子 NUMBER-JAZZPInO NUMBER-HOUSEMASAKI NUMBER-HIPHOPSAPPY NUMBER-HIPHOPYo-co NUMBER-JAZZGOTO NUMBER-HOUSESHIGE Produce NUMBER-CHOREOGRAPHER専攻(振付)SAM NUMBER-HOUSEHink NUMBER-BALLET大歓声の中トップバッターを飾るドープなヒップホップナンバー。個々のセンスを活かし、ファッショナブルにキメる!アコースティックギターに合わせて、言葉にならない葛藤を全身で絞り出すかのように表現したノスタルジックな作品。日本語ラップにノセた独特のムーブを密集した状態で巧みに繰り広げる。ラストは仲間同士の絆を感じさせる印象深さがあった。スタートからグルーヴィーかつスキルフルなソロムーブの応酬で観客を惹き込む! 技術、内面共に磨かれた2年を体現!冒険に挑むような振付を楽曲に合わせてくるくると展開する斬新な構成で魅せる! 未来への希望を感じさせてくれた。パワフルでありつつもクール、流行りの中にも懐かしいムーブを取り入れたりと、見て楽しめる工夫が随所に盛り込まれている!生徒たちが振付ける作品に邦楽が多用されているのもプロを見据えた本校ならでは。講師陣も驚くほどハイクオリティな仕上がり!心地良いリズムに溶け込んだタイトなステップワークの中に、時折入るダイナミックな振付がスパイスとして観る側をもてなす!指先、足先まで全神経を集中させ、ベーシックに忠実な美しいパフォーマンスを披露。2年間の努力が存分に伺えた。音と一体となって遊ぶような楽しさの中に、少し色気を感じさせるムーブを織り交ぜたハイセンスなハウスナンバー。日本工学院@nihonkougakuin@neec_ocialnihonkogakuin新校舎完成!ラストステージに向けダンスパフォーマンス科総勢での円陣に気合十分!毎日の積み重ねが大事! 最後の最後まで鍛錬は欠かせません。先生から1人ひとりへ手渡された手紙。感極まり涙がこぼれる。9期生から10期生へ、感謝と祝福の花束をサプライズ贈呈!一言一句、胸に刻むように聞き入る表情はプロへの決意に満ちている。これから同じ土俵に立つ者として贈られる、先生からの熱きメッセージ!この日のために積み重ねた練習。仲間の支えを受け、いざ舞台へ!片柳アリーナ43

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