『SDM』 VOL.61
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写真=中島恵photography by Kei Nakashima 取材・文=池田南津樹 text by Mizuki IkedaMcGee:んー。がむしゃらでしたね(笑)。当時は将来に対する不安もとても大きかったので、「絶対自分の力でプロダンサーになってやる」って必死になり過ぎていて、ダンスの本質というか大事な部分を忘れてしまっていたような気もします。木村:僕は、どのジャンルもとても好きで、全部頑張りたいと思っているのですが、今になって日本工学院で学んだことで役立っていることって何かありますか?McGee:今1番タメになってるなって実感するのは、ジャズとかバレエ、コンテンポラリーだったりっていう普段なかなか触れる機会のないダンスを学べたことですね。正直、在学中はそれらのジャンルに興味を持てなかったんですけど、とにかく上手くなりたくてがむしゃらにやっていました。木村:ダンスを学ぶ上で大事にされてたことは何かありますか?McGee:色んなジャンルに触れられたので、ベーシックとなるものはちゃんと学べたのですが、徐々にそれだけじゃ意味がないなって思い始めて……。〝心から踊る〟ことを心掛けるようにし始めたら、そこから踊り方だったり、表現の仕方が変わったように思います。先生から言われていることも勿論ちゃんとやって、そこからいかに自分の中で新しいものをクリエイトしていけるかということを意識するようになりました。佐藤:その意識の変化があったキッカケってありますか?McGee:LAにいる海外ダンサーのワークショッーまず、McGeeさんがダンスを始めたきっかけについてお聞きしたいのですが。McGee:高校の頃の友達に誘われたのがきっかけだったのですが、でも実はその前から母に連れられて行っていた文化センターのようなところで踊ったりしていて、その頃から少しずつダンスに興味を持ち始めていました。そんな時に友達から誘われたので、そこから本格的に始めるようになりましたね。その頃は色んな人のところに習いに行って、色んな先生に教えてもらっていましたね。佐藤:高校卒業後の進路に日本工学院を選んだのはなぜですか?McGee:最初、高校生の時は将来ダンスでやっていけるのか、すごく不安があったのですが、「ダンスでやっていこう!」って決心して、そこから色んな専門学校の資料やホームページを調べたのですが、その中で設備だったり講師の方だったりを比較して、日本工学院が1番良いと思って選びました。木村:在学中はどんな学生でしたか?スペシャル対談!!日本工学院ミュージックカレッジダンスパフォーマンス科多くの実力派ダンサーを輩出している日本工学院のダンスパフォーマンス科。同学科の卒業生の中でも輝かしい活躍をみせるのが、数々のアーティストのバックダンサーやPVダンサーを務め、講師としても本校にて現役生の指導にあたるトップダンサーMcGee!! 今回は彼をゲストに招き、現役生3名との対談を通して、プロの世界で活躍するための秘訣に迫る!卒業生現役生McGee 2期生2010年卒〈Prole〉高校在学中から本格的にダンスを始め、高校卒業後、日本工学院ダンスパフォーマンス科に入学。卒業後は加藤ミリヤ、SMAP、倖田來未、三浦大知、BoA、JUJU、山下智久など数々のアーティストのバックダンサー、PVダンサーとして活躍。その他、ユニクロのCMモデルとしての出演や、ワークショップを国内外で実施するなど、幅広く活躍中。〈Job〉▪加藤ミリヤ ツアーダンサー ・2010年「Heaven Tour」 ・2011年「M BEST Tour」 ・2014年「Love Land Tour」 ・2016年「Dramatic Liberty Tour」▪その他、加藤ミリヤMV多数出演▪2015年 舞台「アスタリスク-女神の光-」出演▪倖田來未「HOTEL」MV出演▪三浦大知「Black Hole」MV出演▪山下智久「Love Chase」Mステバックダンサー▪W-ings. MVダンサー▪2014年 Jin Akanishi「Hey What’s Up」MVダンサー出演▪Da-iCE「Bumby Ride」振付▪Jasmine「Jasmine World Tour」ツアーダンサー▪Marie Dahlstrom「MINE」MV振付兼ダンサー▪Jonte Moaning「Hi Kick Pow」MVダンサー▪2010年 Ke$ha ライヴバックアップダンサー▪2011年「UNIQLO」CM出演など他多数先輩から後輩へ!プロダンサーを目指す皆へのメッセージ52

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