『SDM』 VOL.63
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―お二人は2年前の『FINAL LEGEND Ⅲ』でもコラボをされていますが、振り返ってみてその時のご感想はいかがですか?CONiY : 正直な話、最初にコラボの話を聞いた時は「何それ? 再演すればいいんじゃないの?」という感じでした(笑)。ただ、もともと作品自体にサーカスっぽい要素があったので、〝一輪車〞という要素に合わせることはできるなと思いました!下山 : 僕自身、ダンサーの方と、しかもあんなに大勢の方がいる作品とコラボするのが初めてで。名古屋と東京と活動場所も離れていて、なかなか一緒に練習することができなかったんですけど、CONiYさんが段取りを分かりやすくメールで事前に連絡してくれて、スムーズに作品づくりに参加させていただいたことを今も憶えています!CONiY : お互いが初めてでしたから、最初は見えない部分も多かったですよね。でもそういう部分を文章だったり動画で練習の前にやりとりして、お互いを理解するコミュニケーションは大事にして進めました。下山 : そうでしたね! 僕はもう最初はダンサーのみなさんに「絶対にぶつかってはいけない!」と不安で不安で……。あまりご存知ないと思うんですけど一輪車って思ってる以上に結構スピードでるものなんですよ。―下山さんはその前年にも『FINAL LEGEND Ⅱ』をご覧になっていたんですよね?下山 : 客席で観ていました! それまではダンスだけで舞台芸術として、物語を伝えるということをあんなに大勢の方々がやられているのを知らなくて、本当に鳥肌が立って衝撃を受けました! だからこそ、そこに自分が参加することになった時、「絶対に失敗してはいけない」という想いは強かったです。ダンサーのみなさんも結構すごいスピードでポジション変更をされるので。―実際のコラボでは〝キャラ設定〞もありましたが、いかがでした?下山 : 普段は何か設定を演じながらパフォーマンスすることはなかったのですが、やりづらいことはなかったです。と言うのも、作品中に主人公の子と一緒に手をつないで乗るところがあって。僕も普段、子供に一輪車を教えていることもあって、「小さい子に手を差し伸べて一緒に一輪車を楽しむ」ということは演じやすかったです。CONiY : 今回のコラボに関しても、主な設定は変わらない予定です。元々のこの作品は「得意なことがなかった少年がダンスに出会って、夢中になる、できるようになる」というストーリーラインがあるので、この作品に一輪車を入れるって考えた時に、「ダンスを一輪車に変える」という発想はすんなりハマリました。―ではズバリ、今回のコラボで新しく追加、変更される要素を教えてください!CONiY : 今回は僕がChapter.5大会から作品に取り入れ始めた〝ミニセグウェイ〞を使います。そもそもミニセグウェイを作品に使おうと思ったのも、『FINAL LEGEND Ⅲ』での下山さんの一輪車の走り方や展開の仕方が勉強になった部分があるんです。下山 : そうだったんですね! 僕もChapter.5大会は観に行っていたので、「面白いことやっているなぁ……、また一緒にやりたい!」って思ったんですよ(笑)。CONiY : 下山さんとミニセグウェイは合う、って僕も思いました(笑)。今回のコラボはお互い念願の再演になりますね!Session.02念願の再演、さらに進化したコラボレーションをご期待ください!念願の再演、さらに進化したコラボレーションをご期待ください!一輪車は意外とスピードあります。2回目のコラボ、もちろん新要素も追加!コレオグラファー/東海公演事務局長下山和大下山和大公演 ゲスト・パフォーマーCONiYCONiY東海公演誘致の仕掛け人、そして事務局長としても活躍するコレオグラファーCONiY。今回出展する作品は『FINAL LEGEND Ⅲ』と同じく世界的一輪車パフォーマー下山和大氏とのコラボ作品! 今回の東海公演、そしてコラボ作品の進化を2人が語る!PROFILE > 東海の強豪キッズチームをプロデュースし続け数多くのタイトルを獲得! 近年では東海初のコレオグラフ作品コンテスト『master works TOKAI』のプロデュース、そして今回『FINAL LEGEND Ⅵ』東海公演の仕掛け人として活躍し、東海ダンスシーンの実績者として精力的に活躍中!CONiYSpecial Cross Talk『FINAL LEGEND Ⅵ』 東海公演開催直前特集24

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