ALVAキャスティングサービス ダンスなお仕事のすゝめ。

ノウハウ
スポンサーリンク

ALVAとは

 無料登録できるLINE公式アカウントで、主にダンサー向けのお仕事情報を提供しているサー ビス。「SDM」や『Legend Tokyo』の企画をしているjust-Beが2023年よりサービス提供を開始。関連企業とも提携し、これまでのCMやTV番組、企業イベントや大型ミュージカルなどへのダンサー派遣で実績をあげている。現在は500名以上のダンサーが登録中。

「ダンスでお仕事をしてみたい」あなたのお悩みにお答えします!

 ダンサーとして様々なお仕事を経験してみたいと考えている人も多いのでは? しかし、お仕事の現場を経験したことのないダンサーにとっては、不安もあって足踏みしてしまうことも――。そんな方々のお悩みを解決すべく、 ALVAとも提携し、お仕事の案件情報を提供していただいているHIPJIVE代表の戸辺さんにお話を伺いました。

Q. 案件にエントリーするためには、どんなプロフィールを準備すればいいのでしょうか?

 基本的な情報として生年月日やボディサイズ、ダンサーであればダンス歴やこれまでのコンテストやお仕事の経歴など記載すれば大丈夫です。経歴は多すぎても見難いので、種類ごとに代表的なものを見易くまとまっていればいいですね。名前のあるコンテストの経歴などがあれば、ダンス力を示す一定の証明になるので、ぜひ書いておきましょう。

Q. 提出する写真はスマホで撮影したものでもいいの?

 大量のプロフィール資料からイメージに合う人を選ぶので、写真がとても重要。書類選考を通過できるか、写真で大きく変わるといっても過言でありません。お金をかけてでも、プロのカメラマンに綺麗な写真を撮ってもらうのがいいですね! 基本はバストアップと全身の宣材写真。ありのままの顔や体形がよくわかる、飾りすぎないニュートラル な写真がベストです。もちろん写真の加工はNG。宣材写真とその時の髪型や体形が異なる場合は、自分で撮影した写真でもいいので〝近影〟を添えて提出しましょう。資料だと黒髪ロングだったのに、現場に来たのが金髪ショートだったら困っちゃいますからね。

あとは案件によって求められるイメージも変わるので「こういう雰囲気も出せますよ」という個性的な写真も宣材とは別に揃えておいて、補足資料として案件にあった写真も提出できればいいですね。

Q. 守秘義務って聞いたことがあるんですが、何に気を付ければいいですか?

 守秘義務というのは、お仕事をする上で知った情報を関係者外に漏らしてはいけないというルールです。基本的には、流れてくる募集情報すべてに対して発生するものなので、情報の取り扱いには十分気を付けましょう。 また、実際にお仕事をすることになった場合、現場で知りえた事についても、勝手にSNSにアップしたり、他人に話したりしてはいけません。
 
 よく起きがちなのが、家族とか身内から漏れるケース。原則は家族であってもダメですが、未成年など保護者に話さないといけない場合もあるので、その際は守秘義務があるということもセットでお伝えし、必要最低限の情報だけにしましょう。現場での撮影も十分に注意しましょう。キャストはもちろん、ロケーション、衣装……最終的に完成した映像も、すべてクライアントさんが手配したものなので、許可なく撮影することはNGです。現場によっては携帯持ち込み禁止の場合もあります。
 
 そして「○○の撮影でした」「○○のCMに出演します」など具体的な情報は、許可なく発信してはいけません。高額な賠償金が発生する場合もありますから、守秘義務は絶対です!

Q. 現場でトラブルが起きたらどうしよう?

 現場では様々な変更があったり、ちょっとしたトラブルがあったりは日常茶飯事なので、指示をよく聞いて、積極的な態度で臨めば心配はいりません!
 
 もちろん無断での遅刻はNGですが、時には仕方のない体調不良などもありますよね。 そんな時もちょっと様子がおかしいなと感じたら早めに連絡・相談することが大切です。 そうすれば、代役を探すのか、内容を変更するのか、対応できますからね。きちんと連絡をすればペナルティもないので安心してください。

Q. 継続してお仕事をもらえるダンサーには、どんな資質が求められますか?

 もちろん実力を磨くのは大前提ですが、〝継続して〟という観点だと人間性や対応力がポイントになってきます。やっぱり色々な人が協力して作品をつくるので、まず一緒にやっていて気持ちよくない方は実力があっても呼ばれないですよね。
 
そして、その場その場で監督のオーダーや変更に対応できる柔軟さや経験値、度胸を持っているところが見せられれば、信頼度がぐっと高まります。
 例えばスタンドインなんかは、作品をつくっていく上でめちゃくちゃ重要な役ですごく対応力が求められるので、そこで信頼を勝ち取れれば固定で指名されたりすることが比較的に多いです。
 
 圧倒的個性や圧倒的実力でお仕事を取る人もいますけど、監督や演出の意図をくみ取って体現できる能力があると続けていく上では強いと思います。1つの技術を磨くのも大事ですが、色んなダンスや表現のスタイルを経験して技術の幅を持つというのもお仕事を勝ち取るための1つの方法ですね!
 
 あとは純粋に女性に比べると男性のエントリーが圧倒的に足りないことが多いので、競争率が高くなく男性ダンサーはチャンスです。 特にジャズがしっかり踊れて、ストリートもある程度できたりすればお仕事に困らなくなるかもしれませんね。





株式会社ヒップジャイブ 代表取締役
戸辺 久美子

 株式会社ヒップジャイブは、ダンサーキャスティング、ダンサー派遣、ダンス振付などを手掛けるダンス専門のプロダクション。ダンサーキャスティングを担当したポカリスエットのCM「エール篇/ サンクス篇」が電通の広告賞を受賞するなど、20 年以上に渡ってキャスティングを通じ、才能のある表現者たちの活動をサポートしている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました