2020年8月に発表したシングル『Dynamite』が、米ビルボードチャートで1位をランクインしたことでも話題を呼んだBTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)。彼らは、パン・シヒョクのプロデュースによって誕生した、ビッグヒットエンターテインメント所属の韓国発7人組ボーイズグループです。
「K-POP界で最もダンスが難しいのでは?」といわれるほど、ダンスパフォーマンスが特徴的な彼らですが、その振付をしているのは一体どんなダンサーなのか、彼らのダンス練習動画とともにご紹介していきます。
『FIRE』『DOPE』
2015年4月にリリースされた『DOPE』や、2016年5月に発売された強烈な歌詞とパフォーマンスが印象的な『FIRE』の振付をされたのはアメリカ出身のKeone Madrid(キーオン・マドリッド)。彼はジャスティンビーバーの『Love Yourself』のMVに夫婦で出演していた経歴の持ち主。また、10代向けに質の高いダンスを提供しようとビルディングブロックアカデミーを運営するなど、ダンス教育にも力を入れている。
Keone Madridと妻Marielによるコレオ&パフォーマンス。BTSの振付にもある特徴として、細かな振付による歌詞の表現とダイナミックなダンスとの緩急に惹きこまれていく。そのずば抜けた表現力が高く評価されている。
『Danger』『I NEED U』『DNA』『FAKE LOVE』
『Danger』『I NEED U』『DNA』『FAKE LOVE』の振付を担当したのはBTSを語る上で欠かせない、パフォーマンスディレクターのソン・ソンドゥクだ。激しいダンスによって〝魅せるシーン〟を生みだしており日本でも「Hey! Say! JUMP」の振付をしている。
上から年代順に見ると、振付が難しくなっていくのが分かる。特に、『Danger』では重低音に合わせた振付が多いが、『I NEED U』以降、歌詞にハメた振付がどんどん細かくなっていく。初期よりBTSをみてきたソン・ソンドゥク氏の指導者としての表情がうかがえる。
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『Blood Sweat & Tears』『SaveMe』『Boy With Luv』
『Blood Sweat & Tears』の振付をKeone Madridやソン・ソンドゥクと共同で行ない、『SaveMe』『Boy With Luv』を振付したのがSuleman Malik、Bilal Malik、Nasir Sirikhanによる「Quick Style」というノルウェーを代表するチーム。揃える振付と個々のアレンジを求める振付がはっきりとしており、観ていて飽きないつくりとなっている。
スタジオにてクルーメンバーを指導することが多く、本人のみという動画が掲載されることが少ない。また、過去には「Strawhatz」プロジェクトで菅原小春と共演を果たしているなど、世界的にも有名なチームなのだ。
『Dionysus』『ON』
『Dionysus』や『ON』の振付に抜擢され、一躍有名になったことでも知られるSienna Lalau(シエナ・ララウ)。当時、18歳であるが故か、特に『ON』では自身もダンサーと出演し、周りのダンサーと声をだし、互いに鼓舞し合うことでパワーを格段にアップさせている。
細かくビートにはめた振付でありながらパワーの緩急を一切ゆるめない。『Dionysus』や『ON』の振付でもまだ20歳にも満たないとは今後の活躍に注目が集まること間違いなしだろう。
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『MIC Drop』『Airplane Pt.2』『Anpanman』『IDOL』
日本のダンサーもBTSの振付を行なっている。その人物こそRIEHATAだ。「EXILE」や「AI」などの振付を担当しているだけでなく、クリスブラウンやオマリオンなど、数多くの世界的大人気アーティストの振付をされている。
「D.LEAGUE」にてRIEHATAがディレクターを務めるavex ROYALBRATSメンバーに振付したファーストムービー。彼女の主ジャンルでもあるスワッグを見事なまでにバラードになじませている。
BTSの振付でもスワッグ全開で制作されており、中でも『Anpanman』を観た人はRIEHATAによる振付と予想したのではないか。
『Black Swan』
2020年に公開された『Black Swan』。その振付はブラジル人のSergio Reis(セルジオ・レイス)が抜擢。無名といわれているが実は世界的なコンテスト「World Of Dance」にて成績を残している実力派なのだ!
音がみえるかのようなコレオをみせる。高身長を活かしたダイナミックな振付でありながらパワー任せでは繊細な動きに、思わず感嘆するだろう。これまでの作品とはかなり雰囲気が違い、パワフルというよりオシャレかつしなやかに仕上げられている。
『Dynamite』
2020年8月に発表されたばかりのこの楽曲を振付けたのはNicky Andersenが担当した。彼はアメリカ国内のバトルでの優勝経験を持つ実力派ダンサー! 最近では「実写版アラジン」において振付に関わっている。
彼の主ジャンルはヒップホップではあるが、胸や腰などをくねらせたセクシーな振付を観ることができる。『Dynamite』での振付でも個々が際立つよりもBTSという集団として魅せる振付となっている。また、実写版アラジンではインド映画のようなダンスに仕上げるなど多彩な実力を持つ。
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終わりに
いかがでしょうか。BTSの振付には名だたるダンサーが関わり、それにくらいつくことでメンバーの実力がメキメキと上がっているのでしょう!
今後もどんなダンサーが振付を行なっていくのか、楽しみですね!
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