『SDM』 VOL.45
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取材・文=長濱佳孝 edit by Yoshitaka NagahamaKAORIalive―― Chapter.1大会が一番最初のきっかけだったんですね!Misuzu‥それからKAORIさんが定期的に関東の方にワークショップをしに来ることがあったので、欠かさずに受けるようにしていました。そして2012年の末にKAORIさんの「レクイエム」を、出演者を関東で新たに募集して再演する企画があるって聞いて、これはもう私のための企画だと思って迷わず応募しました!―― 実際に念願である「レクイエム」の作品プログラムが始まってみて、当時の気持ちはどうでした?Misuzu‥集まった周りのメンバーも、KAORIさんの事を好きで集まっている事がすごくわかりました。それに、ただ単純に「発表会のナンバーに出る」という感じではなく、「大好きな作品の再演だからこそ、前よりもいい作品にしたい!」というモチベーションだったから、「初めまして」の間柄の周りのメンバーとも、気持ちを1つにして、一丸となって作品づくりに臨めました!―― Misuzuさんが「Legend NEXT 2013」でKAORIalive(以下略‥KAORI)さんの作品に参加したのは、何故ですか?Misuzu‥私は『Legend Tokyo Chapter.1』で長谷川達也さん作品に出演していて、初めてKAORIさんを知りました。その時、本番の会場で行なわれた作品リハーサルで「レクイエム」を観て衝撃を受けたんです! もう作品が好きになり過ぎて、出演してたわけでもないのに曲を調べて携帯に入れたりするぐらいで(笑)。―― KAORIさんとしては、「Legend NEXT」プログラムには、どのような気持ちで臨まれていましたか?KAORI‥やはり〝4ヶ月〟という長期のカリキュラムだったので、「この期間にこの子たちをどれだけ成長させる事ができるのか?」という事をよく考えていました。それにこのプログラムは、出演メンバーの呼び方も〝研究生〟じゃないですか? だからこそ、ダンサーとしての身体作りのために、普段のレッスンやワークショップではやらないような筋トレもしたし、1人1人をしっかり見ることを大事にしていましたよ!―― ちなみに、当時KAORIさんから見たMisuzuさんの印象はいかがでしたか?KAORI‥動けるし理解も早い、という印象でしたね。プログラムの意義として、ダンスはもちろん、内面や性格も見るべきだと思っていましたが、とにかく「教えてもらおう」という、受け身の姿勢ではなかったです。私ネクストで共に過ごした4ヶ月間でダンサーとしての可能性を感じることができた。が紡いだ研究生からカンパニーメンバーへ。名作の継承と進化、そして次世代コレオグラファーを育成する長期ワークショップ・プログラムである「Legend NEXT」。早くも3年目の開講となるが、果たして本当に〝次世代コレオグラファー〟は育成できたのか……? その答えはイエス!! かつてこのプログラムに参加し見事な成長を遂げた2人のダンサーが、それぞれの師弟対談で明らかにする「Legend NEXT」とは!?Cross Talk#01From Memorable MomentMisuzu『Legend Tokyo Chapter.4』にてみごと最優秀作品賞を獲得したMemorable Momentのリーダーであり、京都の人気ダンススタジオSTUDIO DANCE ALIVEの経営者。国内外の名だたる大人数作品コンテストで好成績を収める国際的コレオグラファーとして、その活躍は多岐にわたる。KAORIalive『Legend Tokyo Chaprter.4』最優秀作品賞受賞、日本が世界に誇る〝レジェンド〟コレオグラファー!「No War」from 『Legend Tokyo Chapter.4』最優秀作品賞&審査員賞 受賞作品!― 「Legend NEXT」出展作品 ――― KAORIalive NEXT出会いのきっかけも実は〝レジェンド〟!〝研究生〟だからこそダンサーとして鍛え上げる!28

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