『SDM』 VOL.54

23/68

梅棒きっての感動作が今年も再演。キャストの個性が活かされたアクティングと一体感の増したルーティンが、原作とまたひと味違った作品の色を醸し出していた！パワー、繊細さ、華やかさがより凝縮されたステージを披露したAnri。特にタンバリンを用いた、一糸乱れぬルーティンの躍動感と音ハメされた映像に観客は圧倒された！冒頭を飾るのは、大会出展時からシーン構成を練り直し、大幅な進化を遂げたMIWA振付けの〝竹取物語〟。かぐづちとのコラボでさらに幻想的な世界観をみせた！暗いステージをキャンバスに、幻想的な光のアートを描いていく唯一無二のパフォーマンス。初めて観る〝光のダンス〟に観客はため息が出るほど魅せられた！現代の傾奇者avecooの斬新な演出に、日本伝統文化の代表格、歌舞伎役者の説得力のある演技がみごとに融合！　より作品背景が表現された新生「阿部魁」に仕上がった。変わらぬ平和への願いを込め、ハイレベルな構成展開とダンスで魅せたレジェンド作品！　気持ちのこもった一挙手一投足に心揺さぶられ、会場は拍手で包まれた。再演の度に色を変えながら目覚ましい進化をみせるsuzuyakaの代表作が登場。ダンススポーツ強化選手とのペアダンス・コラボアレンジが、より洗練された空気を放っていた！MIWA作品「月の光に導かれて」suzuyaka作品「CHICAGO ‐PiarDance remix version‐」Anri作品「Live like Dying... Be Italian!!」Memorable Moment作品「No War」初演時の内容を踏襲しつつも、構成の細部をブラッシュアップし格段に完成度の高まったヒップホップ版オーケストラ。背景映像と融合した大人数作品の迫力はさすが！MAR作品「HipHop Orchestra」avecoo作品「阿部魁 ‐歌舞伎MIXバージョン‐」梅棒作品「パパ、I LOVE YOU」雷光炎舞集団「かぐづち」21