『SDM』 VOL.60
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 今年8月に行なわれる『Legend Tokyo Chapter.7』への出展権をかけた東日本大会が開催! 現在、数多く開催されているナンバーイベントで活躍し、作品づくりに定評のある実力派の振付師や若手のホープたちが集結。歴代〝レジェンド〞コレオグラファーらが審査員として見守る緊張感の中、全13作品が戦いに挑んだ! それぞれ〝レジェンド〞という大会のカラーを意識したような、テーマやストーリーを表現する作品が並ぶ中、印象的だったのはコンテストではなかなか使用されないようなジャンルのJ-POPで魅せた作品群。現在のダンス作品創作においてのトレンドを象徴するような展開といえるだろう。 そんな多趣多様な作品群の中、頂点に立ったのは王道ヒップホップをエネルギッシュにエンターテインメントとして昇華させたPROPS × T-FAM × J-STYLE ALL STARS! 優秀作品賞には、センスが光る大人のジャズ作品をみせた松GORIと、抜群の構成力が審査員をうならせたmyu+Hikariが選ばれ、ぴあ賞のアストコ、松田鼓童とあわせ、全5作品が本戦への切符を手にした!若きセンスが生み出す技アリ最先端コレオグラフ集結!ゲストとして6代目レジェンドENcounter ENgraversが登場! すでに確立されたと言っても過言ではない〝ゆるカッコいい〟スタイルで会場を沸かせた!審査員には、エンタメ界を熟知するぴあの役員や大御所ダンサー、歴代〝レジェンド〟コレオグラファーが顔を揃え、予選大会とは思えないほど豪華!ヒップホップの伝説的グループ、ウータン・クランをモチーフに、斬新な振付と、障子を巧みに使った構成で魅せた作品。高いスキルと熱いパッションで醸し出すパワーに会場も沸いた!サザンオールスターズの「エロティカセブン」という軽快なJ-POPを、高い構成力と独特の感性で表現した作品。ユーモラスかつハイセンスな振付は、まさに狂気のヘブン!椅子やライトを巧みに使った、大人のムード漂う美しいジャズダンス作品。計算し尽くした、フラットステージならではの構成でオーディエンスを魅了!日記を書く主人公の語りから始まるストーリー性ゆたかな作品。さまざまなシュチュエーションを小道具とダンスで表現し、1本の映画を描いているようであった。振付師:松田鼓動作品名:「I’m on my way」タイトル通りジャパニズムを、あえてのベタと独自の感性をミックスして表現した作品。絶妙のタイミングで早替えする〝ふんどし〟姿に、審査員たちも思わず爆笑!振付師:アストコ作品名:「ジャパニズム」振付師:PROPS × T-FAM × J-STYLE ALL STARS作品名:「SHAORIN 36 CHANBER」振付師:松GORI作品名:「I found it」振付師:myu+Hikari作品名:「悪魔のkiss」ぴあ賞ぴあ賞2017.4.15(土)パルテノン多摩・ホール2017.4.15(土)パルテノン多摩・ホール取材・文=青柳有厘text by Yuri Aoyagi写真=中島恵photography by Kei NakashimaEAST RISELegend Tokyo Chapter.7東日本大会4大都市提携大会REPORTLegend Tokyo Chapter.7東京ダンスエンタメシーンの 頂点へ向け新星5作品、いざ本戦へ!42

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