『SDM』 VOL.64

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―改めて、ジョルジョさんがFSBさんに審査員賞を贈られた決め手はなんでしたか？GIORGIO‥あの厳選された素晴らしい作品が並ぶ〝レジェンド〞のステージで、一番僕の胸に突き刺さったのがFSBさんの作品だったんです。パンフレットや事前情報を全く読まず、作品だけを見て決めたのですが、お会いしたらまさかの６人組で人柄も素晴らしくて、とても素敵な結果になりましたね。TERARIE‥私たちは個人ではこういう仕事の経験はあったのですが、チームとしてのこういった振付の仕事はなかったので本当に嬉しかったです！　レジェンドに挑戦した結果、今回のご縁がつながって、本当にありがたいと思っています！タナカアリス（以下略‥アリス）‥私は受賞された作品を直に見れたわけではないのですが、以前のレジェンドでの作品を拝見させていただいて、「こんな世界観を作られる方々に振付していただけるの!?」って感動したのを憶えています！編集=長濱佳孝text by Yoshitaka Nagahama写真=井上治photography by Osamu Inoue―今回の楽曲に関しては、FSBさんの振付ありきでMVを作られたのでしょうか？GIORGIO‥そうですね。僕もＭＶをもうちょっと作品として作りたかったですし、せっかく今回こういうご縁で繋がったので、１ではなく０から一緒です。まず４曲くらいの候補を聞いていただいて、どの曲でいきましょうか？　というところから話し合って決めていきました。―FSBさんはチームとしての振付で、役割分担はどのようにされたのですか？舞衣子‥一番エンタメに強いのがTERARIEなので、彼女が各スタッフさんとの連絡窓口になって最初の世界観を考えて、それをYASSと一緒に枠組みを決めて、各振付の割振りを全員で考えて担当していく感じでしたね。YASS‥振付は全員でそれぞれ担当しましたが、メンバーみんなでそれぞれの振付を客観視して意見を言い合ってブラッシュアップしていきました！―タナカナカアリスさんは今回FSBさんの振付はいかがでしたか？アリス‥私自身ダンスの経験はあるんですけど、ブランクもあるので撮影の前にたくさん個人レッスンをしていただいたのが良かったです！　レッスンの後にもその日の復習事項や体幹トレーニングやストレッチのことなど、今の私に必要なことをたくさんアドバイスをしていただいて沢山のことを学べて、撮影に臨むことができました！―実際の振付に関してはジョルジョさんから何か注文はされたのですか？GIORGIO‥注文というよりか、雰囲気や抽象的なイメージを伝える感じでした。その小さなヒントを最大限広げて振付を作られて、すごく難しくて大変だったと思うんですけど、完璧にこなしていただきましたね！コレオグラファーという職業コレオグラファーという職業『Legend Tokyo Chapter.7』において審査員のジョルジョ氏に認められ、氏がプロデュースするアーティスト、タナカアリスの新作MVの振付を手がけることになったFly Six B（以下略：FSB）。〝レジェンド〟が紡いだこのプロジェクトの内容に迫る関係者対談をお届けしよう！GIORGIO CANCEMI &TANAKA ALICEmeetsFly Six B〝１〞からではなく〝０から一緒に〞作った作品。振付をメンバー同士で客観視してブラッシュアップ！TANAKA ALICEラップアーティスト、HIP HOPヴォーカリストとして15歳でデビューし、2014年にはiTunes「NEW ARTIST 2014」に 選出。国内外のファッションイベントにライブゲストとして参加し、2015年にはミュージシャン初の「ルミネエスト年間ビジュアルモデル」にも抜擢されるなど、その活躍は多岐にわたっている。今の私に必要なことをたくさん学べました！The Pirate Song楽曲のリリース情報や最新インフォはオフィシャルサイトをチェック！http://tanakaalice.com/『Legend Tokyo Chapter.7』でジョルジョ氏の審査員賞を受賞したことにより、今回のMV振付が依頼された！26