挑戦の先に生まれた未来のダンスシーン -両国四丁目プロジェクトとは!?-

インタビュー
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昨年7月に開催された『Legend Tokyo Chapter.12』において授与された企業選定賞の1つである〝両国四丁目プロジェクト賞〟。実はこのプロジェクトは訪日外国人を主な対象に東京・両国で日本発のエンターテインメントを常設上演するショーレストランを2028年春に開業するというビッグプロジェクトなのだ!

このプロジェクト責任者の田中氏に加え、同企業賞を受賞しプロジェクト振付師に選ばれたSENA、そして振付・演出チームとして制作を支えるFly Six Bが参画! ダンスシーンとエンタメ市場にとっても大規模といえるこの事業ゆえ、この8月のアニコレレジェンドではプロジェクトのテーマを伝える、プレショーと言うべき特別ゲスト作品が披露される!

このプロジェクト参加へのきっかけ、現在進行中のゲスト作品づくり、さらにダンサーが職業として生きていける未来について語ってもらった!

出席者:
田中寛典(プロジェクト担当責任者)
SENA(プロジェクト担当振付師)
Fly Six B[TARARIE、TAMO、舞衣子](プロジェクト共同振付師)

挑戦の先に生まれた、未来のダンスシーン -両国四丁目プロジェクトとは!?-(1/4)

――SENAさんが昨年『Legend Tokyo Chapter.12』へ挑戦したきっかけは何だったのでしょうか?

SENA:大学を卒業してから作品を作り続け、社会人6年目になっていました。仕事も少しずついただけるようになり、良くも悪くも作品を作ることに慣れてきて、「だいたいこんな感じかな」という自分なりのベースができていたんです。

ただ、次の作品、また次の作品と作り続ける中で、「最近の自分は本当に頑張ったと言えるのかな」、「このままでいいのかな」と思うようになりました。そんな時にレジェンドへの出場を勧めてもらって……、ものすごく意気込んでいたというより、「今やらないなら、新しいことをやってみよう」という勢いで挑戦を決めました。

――予選を勝ち抜き、本戦ではこの両国四丁目プロジェクト賞を受賞した時はどのような気持ちでしたか?

SENA純粋に、ものすごく驚きました! 予選ではギリギリの通過ですごく悔しかったんです。自分ではもう少し上の順位で通れると思っていたので、「全然駄目じゃん」と思って、そこから本気で作品を作り直したんです。

企業選定賞をもらえるとは思っていませんでしたが、賞の説明を聞いた時から、この賞だけ少し毛色が違っていて気にはなっていました。単発の振付ではなく、施設やショーの立ち上げ段階から長く関われる。すごい話だなと思っていましたが、、まさか自分が選ばれるとは思いませんでした。

SENA
PROFILE:幼少期からバレエ、コンテンポラリー、HIPHOPやJAZZをはじめ様々なジャンルを学び、16歳からインストラクターを開始。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後はダンサー、コレオグラファー、そしてDANCE STUDIO Z!ppy代表として幅広く活躍。2025年『Legend Tokyo Chapter.12』において東日本予選を突破し、本戦でも〝両国四丁目プロジェクト賞〟を受賞、現在は同プロジェクトのダンス監修としても活躍している。

――田中さんはこの賞をSENAさんに授与したのはどのような観点があったのでしょうか?

田中:このプロジェクトの施設は一般的な舞台よりお客様とパフォーマーの距離がかなり近くなる予定です。ダンスの技術だけでなく、表情や身体から伝わる熱気、エネルギーがとても重要になります。SENAさんの作品にはその熱量を強く感じましたので、そこがこのプロジェクトに合うと感じた大きな理由でしたね。

田中寛典
PROFILE:新宿区歌舞伎町に所在した「ロボットレストラン」はじめインバウンド施設等の集客・プロデュースのスペシャリスト2028年春頃に両国四丁目にオープン予定のスポーツ施設に併設した劇場企画を手掛けるため、本プロジェクトを担当し、コロナ禍で継続が困難になった伝統文化やパフォーマンス文化継続の為の地方創生業務を経て新規施設の開業に取り組んでいる。

――Fly Six Bのみなさんは2015年から『Legend Tokyo』に挑戦してきました。その後2017年、昨年のアニコレにも挑戦されています改めてコンテストへ挑んだ理由を改めて教えてください。

TERARIE:2015年頃は、海外の大会などチームとして世界に挑戦する活動が中心で、振付作品を作ることがメインではありませんでした。一方で、年に一、二回は生徒たちと大きなイベントにナンバーを出していて、「自分たちについてきてくれるこの子たちをもっと見せたい」という気持ちが強くなっていったんです。

舞衣子:2015年の挑戦では結果に悔しさが残りました。予選映像を見返した時にも、「まだエンターテインメントになっていない」と感じて。翌年すぐに出るのではなく、もっと学び、自分たちが何を伝えたいのかを明確にしてから挑もうと考えました。

TERARIE:ラスベガスではショーを観るたびにノートを取り、終わってからカフェで朝まで話し合うこともありました。普通に楽しめばいいのに、完全に研究モードでした(笑)。そうして2017年に再挑戦しました。

TAMO:その後、アニメや漫画が好きな自分たちにとって心が動く企画に出会って、「今やらなかったら一生やらないかもしれない」と思い、2024年のアニコレレジェンドにまた挑戦することにしたんです。

――田中さんはFly Six Bさんに依頼したのはどのような考えがあったのでしょうか?

田中:たくさんの候補となる方々の作品を見せていただき、最も強くエンターテインメントを感じたのがFly Six Bさんの作品でした。作品力だけでなく、挑戦を続ける姿勢や資料・連絡・準備を仕事としてきちんと進める力も信頼ができ、大きな仕事をお願いする上で必ず力になってくれると確信できました。

Fly Six B(左よりTAMO、舞衣子、TERARIE)
PROFILE:女性6名によるダンサー・振付チーム。『Legend Tokyo』計7賞 受賞、ラグビーワールドカップメインダンサー出演、『Hip Hop International』3年連続日本代表出場、『World Of Dance』ゲスト出演(GRVとのコラボ作品)など国内外で活躍。また、アーティスト振付・演出、舞台やCM、教育現場など多岐に渡る活動を展開。ダンスで感動や生きる力を届ける事を基本理念とし、ジャンルの枠を越え老若男女問わず楽しめるダンスエンタメの創造を目指している。

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