マイケルジャクソンの振付師〝トラヴィス・ペイン〟 ~コレオグラフ・レジェンドの視点~

インタビュー
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2018年、Legend Tokyo Chapter.5大会でも審査員を務めた故マイケル・ジャクソン最後の振付師Travis Payne氏と、米国R&B界が誇る歌姫MYAが、Legend Tokyo Chapter.8大会の審査のために来日! 世界のエンターテインメントシーンのトップで活躍し続ける両名、彼らは何を視ていたのだろうか?

マイケル・ジャクソンの右腕として活躍した、伝説的コレオグラファー!

コレオグラファー/プロデューサー/ディレクター
大会審査委員長


Travis Payne(トラヴィス・ペイン)

エミー賞ノミネート振付師、ディレクター、プロデューサーとして、映画、ステージ、音楽業界で幅広く活躍。その作品はマイケル・ジャクソンやビヨンセ、レディーガガといった世界的アーティストを通じて全世界で広く親しまれている。彼をディレクターとして迎えることが一流であることを証明できる最高の名誉であることから、世界中の最重要ポップアイコン達からのラブコールが絶えない。

オリジナリティと驚きに満ちあふれ、心を動かし、記憶に残る作品を!

―2015年に開催されたChapter.5大会でも、審査員長として参加していただきましたが、当時の感想などを改めてお聞かせください!

とにかく衝撃を受けましたが、特にジャンルにとらわれないオリジナリティあふれる個性的な作品が集まり、エンターテインメント性だけではなく、メッセージ性の高い作品も多かったというのが印象です。また、横浜アリーナという素晴らしい会場で、大勢のダンサーの皆さん達の熱意や絆、パワーに心動かされたこともとても強く覚えていますし、私もゲストコレオグラファーとして作品を出展させていただき、日本の皆さんと共に、同じ舞台に立てたことは今でもとても誇らしい思い出です。なので、今回また参加させていただけることを光栄に思います!!

―本大会へのイメージ、また企画の意義についてはどのようにお考えでしょうか?

コレオグラファーという存在にフォーカスし、作品を競わせ、それをエンタメ業界の企業のトップの方々が審査し、賞を送るというシステムはとても素晴らしいアイデアですし、世界的にみても日本オリジナルのコンテンツですね! また、コレオグラファーにとっても、ダンサーにとっても、前回の横浜アリーナや今回の国際フォーラムといった、すばらしい会場で作品を披露できること、踊れることというのは非常に価値のあることです。そういった意味でも、本当に素晴らしい企画ですので、この大会の開催というのは、ダンス業界、エンタメ業界、双方にとっても非常に喜ばしいことです!

―Chapter.5以降もさまざまな作品が誕生していますが、近年の作品などをご覧になって、どのようなご感想をお持ちですか?

正直とても感激しました!! ユニークで斬新な発想、作品のクオリティの高さなど、大会のレベルが全体的に年々パワーアップしていますね。近年では日本のダンスがますます進化を遂げていて、日本ならではの良さがとても際立った作品をつくるコレオグラファーが増えてきている―。アメリカと比べても日本独自の発展を感じますが、良いダンスというのは観る者誰もの心を動かす力を持っているものです。住んでいる場所、話す言葉、文化の違いなどは問題ではありません。まさにダンスは世界共通の表現であり、それこそがダンスの持つ力なのです!

―では、トラビスさんにとって〝良い振付〟とは具体的にどのようなものだとお考えですか?

私が意識しているポイントでお話しすると、まず、良い振付というのは人の記憶に残り、観た人が思わず自分も踊ってみたいと思うものですね! そして、作品を通してストーリー性があり、伝え方がスマートなもの! あとはオリジナリティがあるかどうかも重要です。誰かの真似ではなく、その人ならではの個性や感性が光っているものに斬新さを感じますし、そういった振付は観ている人に新たな発見や驚きを与えてくれます。

―今大会でも審査員長を務めていただきますが、どのようなポイントに注目して審査に臨まれますか?

前回審査をさせていただいた際は、振付の斬新さ、オリジナリティのある表現方法に注目していましたが、やはり今年も〝驚き〟には期待したいですね。斬新で創造的な作品や、ドラマチックで美しい構成やストーリー展開など、観ていて新たな刺激を与えてくれる表現方法、新たな感動を与えてくれる作品を高く評価したいと思っています! どんな〝驚き〟が待っているのか、いまから楽しみですね。

―では、今まさに試行錯誤しながら作品づくりに挑んでいるコレオグラファーや、ダンサーたちにアドバイスやメッセージをお願いします!

ENJOY THE MOMENT!!(一瞬一瞬を楽しんでください) 自分の持つ感性を信じて、作品づくりに没頭して欲しいですね。そして、あなたの持つ感性のままに作品を表現してください。本番の会場では、持てるすべてを出し切って、最高のパフォーマンスをしてくださることを心より願っています。ぜひ会場全体を感動の旅へと誘ってください!

Brilliant Careers

『THIS IS IT』総合ディレクター&コレオグラファー

マイケルの最後のツアー「THIS IS IT」にディレクター、振付師として参加。舞台裏の模様をつづった同名のドキュメンタリー映画でも共同プロデューサーを務めた。

 

シルク・ドゥ・ソレイユ「マイケル・ジャクソン・イモータル・ワールド・ツアー」総合ディレクター&コレオグラファー

マイケルのトリビュートツアーとして、世界中の名だたるダンサーを招集し、シルク・ドゥ・ソレイユの幻想的なパフォーマンスとマイケルの楽曲、ダンスを融合させた。

 

世界中の数々のビッグ・アーティストの振付!

マイケル、ジャネットやマドンナ、ビヨンセにレディーガガなどのビッグネームに加え、韓国の2NE1や日本の堂本光一など、世界中のミュージシャンに携わっている。

 

その他、数々の活躍

音楽業界以外にも、米国のダンスコンテスト、テレビ番組で審査員を務めるほか、日本においてもジャニーズ事務所との親交が厚い。TV番組「徹子の部屋」に出演したことも!

コメント

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