ダンス×演劇×J-POPによるパフォーマンスを武器に活動するエンターテインメント集団〝梅棒〟の第15回公演が開幕!
今回作『シン・クロス ジンジャー ハリケーン』は、2015年に上演された梅棒第4回公演『クロス ジンジャー ハリケーン』を〝シン〟と付く通り、再演(と言う名のセルフリメイク)を果たした作品。
第10回公演以来の梅棒メンバーのみによる、まさに梅棒度100%のこの公演の様子をレポートしよう!
ダンサー、振付家、俳優、演出家など、さまざまな方面で活躍するメンバーからなるダンス・エンターテインメント集団。嵐やAKB48といったアーティストライブや、宝塚歌劇団に2.5次元舞台といったミュージカルの振付や演出として活動するほか、俳優として多くの舞台公演で活躍するメンバーも。そして何よりの特徴は、さまざまなJ-POPにのせて繰り広げられるダンスと演劇(芝居)で、セリフを(ほぼ)使わずにストーリーを展開する主催公演だ!
2015年に上演された原作『クロス ジンジャー ハリケーン』は、当時初の〝梅棒メンバーのみ〟の公演として披露された作品。
今作は基本的な設定は原作を踏まえながら、新たな設定や変更点などさまざまなポイントがブラッシュアップされている。
あらすじ
オレたち、恋の波しぶき100%!!
日本のどこかにプカっと浮かんだちっちゃな島で巻き起こる、愛と友情と男たちの意地をかけたドタバタストーリー。彼女を争い島の男たちがぶつかり合う、決闘方法は、伝統の島一周競争!?
『シン・クロス ジンジャー ハリケーン』公演特設サイトより
物語はちっちゃな島を舞台にひとクセもふたクセもある登場人物たちがステージ狭しと踊って跳んで駆け回る。
特に初演時はまだ未加入であった多和田任益が今回演じる青年は、物語のキーパーソンとも言える今回新たに投入された重要な存在だ。
もちろん他にも登場する高校球児に受験生、警官に漁師、花火職人に神主、そして人外の謎の存在(?)などは、まるで少年マンガのようなコミカルかつインパクトのある世界観を実現している。
また、個性的ながら本当に日本のどこかにこんな人たちや島があるかも……と思わせる〝あるある〟な登場人物たちの性格や特徴は、セリフがなくとも充分にその魅力を伝えてくれる。
野球に打ち込む高校球児に、とある理由で島を訪れた女性。2人の出会いは王道的なボーイ・ミーツ・ガールの物語を予感させる。
そして、分かりやすいくらいにラジオDJな風貌のラジオDJに、なぜか足軽のような格好をした男性の姿も……?
幅の広すぎる登場人物たちが果たしてどのように絡み合って物語を展開していくのか、それを考えるのも梅棒作品の楽しみ方の1つと言えるだろう。
このように実に個性的な登場人物たちが、愛と希望と笑いと友情と嫉妬と笑いと怒りと努力と笑いを織り交ぜながら、時にコミカルに時にシリアスに物語を展開していく。
今までの公演では客演キャストの個性を鮮やかに活かしている梅棒だからこそ、互いに勝手知ったる梅棒メンバーのみである今作の〝それぞれの役のハマリ具合〟は納得の仕上がり具合だ。
クセつよキャラクターたちが繰り広げる、ひと夏の青春ドタバタ全力疾走ドラマとなっている今作。
頭を空っぽにして楽しめる、エンターテインメントの真髄が味わえる梅棒ならではの作品と言えるだろう。
infomatiron
梅棒15th “RE”PLAY『シン・クロス ジンジャー ハリケーン』
東京公演・2022年11月18日(金)~27日(日) サンシャイン劇場
愛知公演・2022年12月3日(土)~4日(日) 名古屋市芸術創造センター
大阪公演・2022年12月8日(木)~10日(土) COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール
【出演】
伊藤今⼈、梅澤裕介、鶴野輝⼀、遠⼭晶司、塩野拓⽮
櫻井⻯彦、楢⽊和也、天野⼀輝、野⽥裕貴、多和⽥任益[以上、梅棒]
【⽇替わりゲスト(出演⽇順)】
11月20日(⽇) 13:00 / 18:00 ⾼橋健介
11月23日(⽔・祝) 13:00 / 18:00 ⼩越勇輝
11月24日(⽊) 14:00 / 19:00 千葉涼平[w-inds.]
【チケット料金(税込・全席指定)】
SS席:9,300円(前方・センターブロック/各回席数限定)
S席:8,300円
U-25サービスエリア:3,500円(25歳以下限定/当日指定席)
『シン・クロス・ジンジャー・ハリケーン』公演特設サイト
http://umebou15th.dynamize.net/
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