【独占インタビュー!】DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!?(前編)

インタビュー
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DAZZLE長谷川達也、常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO』に込めた想いとは!? 【前編】 (2/4)
自分たちがメインになって踊り、お客さんが観にきてくれる」
その環境こそが一番ダンサーが輝ける場所。

━━ 「テナントが空いていて」、ということは何もない空間をこの『Venus of TOKYO』のために1から設計して作りあげたということですか……?

そうです。今までDAZZLEが上演したイマーシブシアターは撮影スタジオを一棟使ってパフォーマンスを組み立てていましたが、今回はもともと居酒屋だった場所なんですよ。内装とかも本当にもう居酒屋で(笑)。

もう「どこから手つける……?」くらいな感じでしたが、逆にこの空間作りが今回の一番こだわった点でもあるし、難しかった点でもありますね。「はい、どうぞ好きにやってください」という状況の中で、物語もどう作ろうかと悩みました。

━━ パフォーマンス内容だけでなく、まさに空間作りからのスタートだったんですね。

そこで、施設の場所のヴィーナスフォートに合わせて神話っぽい世界観を少しイメージしたような作品がいいと思ったんです。若い女性の方やカップル多くいらっしゃる場所だから、普段のDAZZLEらしいダークな作品を作るのも違うかな……などいろいろ考えましたね。

そして、「ミロのヴィーナスの左腕には不死の黄金の林檎が握られていた」という俗説を用いて、それがオークションで競売にかけられ、それを求めて色んな奴が集まってくる……という話に行き着きました。

そうやって物語を考えながら、このエリアは何色にしようとか、デザインはこうしよう、ということを色々考えながら、DAZZLEのメンバーと出演者のみんなで創りあげていきましたね。

『Venus of TOKYO』の会場を擁するお台場ヴィーナスフォート。ギリシャ神話的な世界観のデザインが随所に見られる。

━━ では実際に「ヴィーナスフォートで常設イマーシブシアターを行なう」と決定したのはいつぐらいの時期になるのですか?

昨年(2020年)の12月には脚本を書き始めていましたね。「これ本当に間に合うのかな……」と思いながら死ぬ気でやっていた憶えがあります(笑)。

このイマーシブシアターの作り方というのは僕にとってもある意味〝知的財産〟でもあるのであまり詳しくはお話できませんが、全体の流れや細部、かなり緻密に作っている部分を滞りなく動き、音楽も流れていくということを組み立てていきます。

音楽自体もすべてという訳ではないですが大部分を僕が作ったり監修をしていて本当に途方もない作業があるのですが……、そこを含めて何とか間に合わせることができたかたちですね。

━━ お客さんとして体験するだけでは絶対に分からない、膨大な作業があるんですね……

ただ、今回の〝約1年間、公演をまわしていく〟ということは、絶対にDAZZLEだけでは無理なことなんです。だからいろんなダンサーの方に声をかけて「1年間、1キャストにつき3~4名でまわしていく」という仕組みにしました。

同時にこの仕組みって、ダンサーにとってもすごくいい雇用機会になるって思ったんですよね。ダンサーにもいろいろな仕事がある中で、やっぱり「自分たちがメインになって踊る、ちゃんとお客さんが観にきてくれる」と環境が一番ダンサーが輝ける場所だと思ってるんです。そういう場所をDAZZLEが作れたらいいなとはずっと思っていて、それが今回実現できたと思っています!

いろんなダンサーの方に「ボランティアではなくしっかりとギャランティが出て、雇用機会としてちゃんと成立させられるものにするから一緒にやっていこう」と協力してもらってスタートできたっていうのは、僕たちにとってすごく大きなことだと思っています。

『Venus of TOKYO』ではDAZZLEメンバー以外にも多くのダンサーがキャストとして出演している。(画像は公式サイトより)

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