2年ぶり待望の最新作公演! 梅棒 14th WONDER『おどんろ』開幕!!

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©飯野高拓
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ダンス×演劇×J-POPによるパフォーマンスを武器に活動するエンターテインメント集団〝梅棒うめぼう〟の第14回公演が開幕!

今回作『おどんろ』は昨夏に開催される予定であったものの、公演初日の幕が上がる直前に新型コロナウイルス感染拡大の影響から全公演中止となってしまっていた作品。

出演者にとってもファンにとっても、まさに〝待望の〟と言うべきこの公演の様子をレポートしよう!

ダンサー、振付家、俳優、演出家など、さまざまな方面で活躍するメンバーからなるダンス・エンターテインメント集団。嵐やAKB48といったアーティストライブや、宝塚歌劇団に2.5次元舞台といったミュージカルの振付や演出として活動するほか、俳優として多くの舞台公演で活躍するメンバーも。そして何よりの特徴は、さまざまなJ-POPにのせて繰り広げられるダンスと演劇(芝居)で、セリフを(ほぼ)使わずにストーリーを展開する主催公演だ!


梅棒公演の見どころの1つと言える、各方面で活躍する豪華客演陣は今回も健在! ©飯野高拓

梅棒公演と言えば、新旧さまざまなJ-POPの名曲に合わせ、(ほぼ)セリフなしで展開されるストーリーはもちろん、公演毎に異なる豪華な客演陣も見どころの1つ!

今回は数多くの舞台・映画・テレビドラマで活躍する小越勇輝、AKB48の人気メンバーとして活躍する大西桃香を筆頭に、ダンスシーンからもQ-TARO、NANOI、Kurumi Shiina、RiNnA Milanといった実力派ダンサーが出演。

そして梅棒公演ではおなじみ(?)と言っても過言ではない客演常連のパイレーツオブマチョビアン、YOUといった豪華な出演者たちが梅棒メンバー扮するさまざまなキャラクターたちとともにちょっと不思議な騒動を繰り広げる!

物語は「現代社会+ちょっぴりファンタジー」といった内容。現代社会を舞台にさまざまなクセのあるキャラクターたちが暴れ回る。 ©飯野高拓

物語の舞台は現代社会をモチーフとしたトーキョー都タイトー区。人々にイタズラをはたらくNEO妖怪、ブラック企業の製薬会社、そしてNEO妖怪たちを捕らえようとするタイトー警察署不思議犯罪課といった3つのグループを軸に物語は展開されていく。

何よりも特筆すべきところは、登場人物たちのそのクセの強さ!

奇抜な見た目とコミカルなやりとりで観る者のハートを鷲掴みにする、愛嬌の塊のようなNEO妖怪たち。

今回作のキーキャラクターでもあるNEO妖怪たち。実に特徴のある奇抜な見た目をしているが……。 ©飯野高拓

分かりやすいくらいにイケイケな社長やキャリアウーマン、うだつの上がらないサラリーマンが所属するブラック企業・天堂製薬。

ブラック企業であるが実に活き活きとして仕事をしている社員も多い、製薬会社・天堂製薬の面々。 ©飯野高拓

そして、「こんな刑事ほんとにいる!?」と思わず心の中で突っ込まざるを得ない、昭和の刑事ドラマを思わせるサングラス着用のボス、上半身裸のカンフーの使い手、シスター(?)といった強烈な刑事が所属するタイトー警察署の面々。

クセつよキャラクターの宝庫、タイトー警察署不思議犯罪課の刑事たち。 ©飯野高拓

セリフがない分、「一目見ればその人物がどういうキャラクターかわかる」といった見た目の格好・衣裳の面白さも梅棒公演のポイントと言えるだろう。

もちろん格好だけでなく、全ての登場人物はその動きや仕草、パフォーマンスでそれぞれ際立ったクセの強さを発揮して物語を展開していく。

天堂製薬の社員・萬代(ばんだい)とこのNEO妖怪の関係は……? ©飯野高拓

まるで少年マンガ(の読み切り)のように

  • キャラクターの登場・紹介があり
  • それぞれの物語が展開していき
  • ささいなきっかけと大きな転換があり
  • クライマックスを経て
  • 結末を迎える

という展開は、ダンスが分からなくても梅棒を知らなくても楽しめる内容となっており、毎公演あちこちで耳にする「客演キャストを目当てにそのファンが梅棒公演を観劇し、そのまま梅棒公演のファンになった」というエピソードからも、観る者を選ばないユニバーサルなエンターテイメントが披露されていると言えるだろう。

天堂社長率いる天堂製薬。新商品の開発に勤しんでいる。 ©飯野高拓

そして物語は、天堂製薬のうだつの上がらないサラリーマン・萬代(ばんだい)のもとに現れたNEO妖怪、タイトー警察署の新米刑事・那夢子(なむこ)とNEO妖怪の出会い、NEO妖怪たちの誕生秘話、そして天堂製薬の新商品開発が絡み合い、大きな事件へと発展していく。

NEO妖怪たちのリーダー格である、小越勇輝分する妖太郎。 ©飯野高拓
物語のヒロイン、大西桃香扮する猪突猛進の新米刑事・那夢子。 ©飯野高拓

2年ぶりの完全新作となった今回の公演。

くせが強いキャラクターたちが繰り広げる、バカバカしくも心の底から笑えるコメディ、セリフがないのにも関わらず分かりやすく理解できるストーリー、そして笑って泣けるドラマ。

まさに梅棒が追究してきた唯一無二のパフォーマンススタイルが成せる、珠玉のエンターテインメントが楽しめる作品だ。

©飯野高拓

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梅棒 14th WONDER『おどんろ』

東京 2022年48(金)~17(日) サンシャイン劇場
三重 2022年419(火) 四日市市文化会館 第2ホール
大阪 2022年422(金)~24(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
高知 2022年427(水) 高知県立県民文化ホール オレンジホール
愛知 2022年57(土)~8(日) ウインクあいち

公演特設サイト http://umebou14th.dynamize.net/

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